2018年11月26日月曜日

紫微斗数 鑑定のご案内



紫微斗数による鑑定料金は、初回鑑定(初めての方)は一律、以下の料金です。
鑑定=8.000
Skype、電話、メール、LINE電話なども含む)

一度鑑定されている方は、2回目以降なら別件の鑑定でも、以下の料金で鑑定できます。
鑑定=5.000
Skype、電話、メール、LINE電話なども含む)

<宮立命>の目指すは、通りすがりの鑑定ではなく、
掛かり付けの医師ならぬ『掛かり付けの鑑定士』です。

そのために、命盤と過去の鑑定結果を「カルテ」としてコンピューターに保存管理しています。何年経ってもお問い合わせに応ずることが出来ます。
お名前をお聞かせ頂ければ、即座に過去のカルテを参照できます。
簡易なご質問なら、LINEやメールでも無料で対応しています。


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2018年11月21日水曜日

相性を診る



20140818)記事

以前に、彼と交際を長く続けている女性が相談に訪れました。
「交際が長くなり、私も家族も心配している、彼はいつになったら結婚してくれるのか?」と、迫ってはみるが、結婚を嫌がる訳では無いが、具体的に「じゃあ、いつ結婚しようか?」という嬉しい言葉が出てこないという。
彼は、結婚に対してどのように思っているのか?

出会った当時から、考えや価値観も似ているし、SEXの関係も良いという。お互いに一緒に居て楽しいし、彼女は早く結婚をしたいと願っている。

こういう相談は街の簡易な占いが得意としていますが、相談者とも知り合いであったので、私の所にわざわざ来てくれたようです。
この手の占いは「タロット」が一番だろうけど、「紫微斗数」の看板を上げている私の鑑定をご希望されるのだから、今回は私も真剣に「紫微斗数」で鑑定をさせて頂いたのです。

「紫微斗数」ですから、当然二人の「生年月日、出生時間」などが必要です。さすが、お若い人たちは「出生時間」をご存知でした。

タロットもそうですが、相性を診る場合に紫微斗数は、「どんな所が良くて、どんな所が悪いか」といったアドヴァイスも出るのが特徴。

紫微斗数では細かな相性の相違点も具体的な事象が観られます。恋愛時代と結婚後に変化する二人の状況が事細かに出るのが特徴です。

互いの精神的な細かな相性を読み取るのに優れた面を持っています。タロットは、不思議な偶然性が答えを教えてくれるのにたいして、紫微斗数では論理的に答えが導き出されるのです。単なる「吉凶」だけを診る占いではないのですね。

紫微斗数で診る男女の相性は、性格、精神面、財の関係、家庭環境、姑や兄弟関係、仕事運などが観えます。


話を元に戻しますが、相談に訪れた彼女と彼の関係は、「宿曜占星術」では「近距離の安壊」の関係で、結婚は大凶です。
何故、大凶の相性なのか?
その理由を知るのには紫微斗数は最適です。

そこは紫微斗数の得意とする所、恋愛時代は良いけれど、結婚後にどのような現象が具体的に起きてくるのかが判るので、二人の今後の関係を説明してあげて、具体的にどうすれば良いのかを、相談者さんにお伝えすればよいのです。

説明を聞いて、彼女自身は納得行くことばかりですが、では具体的な対応をどうすればよいのか。出来る事、出来ない事がありますし、彼の方で改善して欲しいこともあります。


結婚と恋愛はまったく別物。
恋愛の相性が良いから結婚生活が旨く行くとは限りません。
恋愛は出会う切っ掛け。
出会った後に結婚して人生を共に歩めるのは、恋愛とは別の相性の条件が必要です。この部分がほとんどの場合、なおざりにされています。
これが理解できていないと、夢から覚めるように、がっかりした思いになるのですね。

世の中「おしどり夫婦」のような、Loveカップルの夫婦の方は稀と思います。必ずや、何らかの問題が出るものです。それを互いに理解と協力で乗り越えられる相性かどうかなのでしょうね。
もっと、簡単に言えば、障害や災難を協力しあって乗り越えられる相性かどうか、に尽きるような気もします。
恋愛時代の愛情だけでは、弱いものがあると思います。
男女の相性というより、人として互いに一つの目的に対して協力し合えるかどうか。と思います。

今回の相談に訪れたのは、女性の方だけです。
しかし、本当は彼の方に理解して欲しい事が多い状況です。
会社の会議と一緒ですね。一つの事業に対して違う立場で、どのように協力しあえるのか。
その協力関係に賛同出来なければ、結婚してもトラブルは続出するでしょう。
彼女の口から彼に伝えても、どれくらい理解して貰えるのでしょう。


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2018年11月20日火曜日

どちらの味方をする?



20140813日過去記事から)

ここの所、続けてあるのが訴訟問題。

祖父(おじいちゃん)を誰が診るか? といった問題。

祖父が亡くなり、その祖父が遺してくれた負の遺産を誰が処理するのか? と、子供たち兄弟でゴタゴタするケース。

女を作って家を出て行ってしまい、話し合いに応じない夫。


離婚問題にまで発展し、夫婦互いに弁護士を立てて、言い分が真っ向から対立しているご夫婦の問題。


突然、行方知れずになってしまった夫の行方は?
残された家族は突然の収入減少で困窮。夫の振り込まれる貯金通帳は全額引き出され、会社も突然出勤しなくなった!


などなど、様々な問題が寄せられるようになりました。
中には事件性も有りそうなものまでも・・・。

難問専門鑑定しますと、看板挙げたお陰様で、やりがいの有る鑑定が多くなったのは良いのですが、当事者両方の命盤を診ると、相談に訪れた方より、相手の方の命盤の方が惨めな場合も多々あり、複雑な気持ちです。

私は鑑定、アドヴァイスには一切、自分の私情や概念先入観を入れないようにしています。確かに私は、人一倍人生で嫌というほど、嫌な経験もしてきました。自死までも考えた状況もありましたが、占術の世界に入ったお陰で今は、穴ぼこや落とし穴を避けて通れるようになり、清貧でも幸せな日々を送らせて頂いています。


訴訟は基本的には、専門の法律家が担当し問題解決に応じるのが道筋と考えています。占い相談に訪れた方にも、先ずは法律家の意見、アドヴァイスを優先して下さいとお伝えします。

相談者さんの心配は、それでもその訴訟に勝てるのかが気になるのですね。また、相手の方の状況が、何を考えているのかが判らず不安になるようです。

私は、そういう場合でも、鑑定結果から、「ああしなさい、こうしなさい」と指示など一切しないし、するべきではないと考えています。
占い師は、其の人の現在、未来の運気を診て、相談者さんが置かれている状況を、色眼鏡を掛けずにお伝えするのが、こういう場合には良いのではと思っています。


ただし、相手の方が社会通念に照らし理不尽な事をされている場合は、相談者さんが被害を受ける側なら、命盤が示すアドバイスをお伝えます。
占いは、太古の時代には国と国との戦に使われたと言うだけあって、訴訟でも相手の現在、未来の運気を知ることによって、現在の相手の方の状況が観えてきます。また相談者さんの現在、未来の運気も照らし合わせ、問題がどのように推移し易いのかが観えてきます。
それは、素直にお伝えし、相談者さんが幸せになれるアドバイスしますが、相手の方へも考慮し、残酷な結末にならないような配慮もするようにしています。

今更ながらに、こういった問題には、占い以外の基本的な専門知識は必要と感じます。幸い、これまでの人生で様々な体験をさせて頂き、当時は何故? と天や神や仏も恨みもしましたが、今では感謝の気持ちでいっぱいです。


私はガツガツしないで、じっくり占いしながら、相談者さんの喜びを人生の糧にしてゆきたいと思っています。


そうそう、行方知れずの人との問題には、タロット(卜占)が良いですね。いったい何処で何している? 幸せに生きている? 困窮している?

と、いったことはカードが具体的に示してくれますね。

待てど、暮らせど、音沙汰無しの相手の状況が判らない場合は、そういう方法でも、こちらの対応は出来ますね。


こういう、ご相談の時間は多少超過します。経過観察も必要になりますから、数回の短時間の相談と言う事も多々あります。一回こっきりで終わらないのが普通です。問題解決を持って鑑定終了なんです。

初回の相談は対面鑑定ですが、その後はメールのやり取りで、大概は解決に至ります。

逆にメール鑑定でも「本格対面鑑定同様」と謳ってるので、初回のメール相談時には、こちらからお電話させて戴く場合もあります。

やはり、お話をすると、メール文章では伝わらない繊細な事象が脳裏に浮かびます。これは鑑定には非常に大切な事と感じます。

お声をお聞きすることによって、タロットの結論も鋭く答えを示してくれます。


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2018年11月18日日曜日

神様の遣い(16)


神様の遣い(16

早苗さんは離婚して幼子を抱えて一人、新しい人生の門出となりました。

----- 終末 -----
早苗は離婚後に生活を支えるために会社に勤めだしたが、それも長くは続かなかった。
実家の父親の認知症が酷くなり、幼子を連れて実家に戻ることになった。
実家に戻ることで経済的には楽になった。それは両親の年金で生活が出来る事になったことと、幼子の養育費も両親の年金で賄えたからだ。

姉は結婚適齢期を過ぎても、何処にも嫁ぐことも出来ずに実家に居て、会社務めでの収入が実家の家計を支えていたので、早苗は経済的にはずいぶんと楽になったのだ。しかし、その分だけ早苗は実家の家事と両親の介護に専念しなければなかった。

父親の認知症は日々急激に酷くなり、24時間の見守りが必要になり、早苗は母親と交代で父親の見守りを行った。日中は母親が見守りをして、深夜には早苗が朝まで見守るという体制にした。
でも、父親の介護見守りも長くは続けないで済んだ。

父親は認知症を患いだして1ヶ月ほどで誤嚥性の肺炎で緊急入院した。
救急搬送された父親は苦しむわけでもなく静かに眠っているようだった。
レントゲン検査の映像は、すでに両肺の70%が真っ白に映って、腎臓や他の臓器の余病も併発していて、もはや救命は厳しいとの医師の説明に早苗は涙が溢れだした。
あれほどに乱暴者の父親ではあったが、最後はこんなにあっけないとは。
病室には母親と姉と早苗の三人だけ。

思い起こせば、乱暴者の父親であったが、認知症を患いだしたこの一か月は、早苗にとっては父親との絆が出来た人生最後の時だった。
認知症になった父親は、それまでの乱暴者の父親ではなかった。
常に傍に寄り添っている早苗に対して、独りごとのように父親の口から洩れる言葉に涙した。
「早苗、今日はいい天気だなあ」
「どうしたの? お父さん、外は雨だよ」
「雨なんか降っている訳はない、こんないい天気の時は、お前と一緒に旅行に行ったことを思い出しただ、あの旅行は良かったなあ、早苗が一緒で良かった…、良かった」
「何言ってるの? トンチンカンのこと言って」
「バカ、何がトンチンカンだ、俺はお前が傍に居てくれて嬉しい、お前が家に帰ってきてくれて嬉しい」

「・・・・・」
早苗に返す言葉は無かった。
ただ涙が止まることもなく流れ続けた。

病室にはモニタリング装置の「ピッ、ピッ」の音だけが響き、早苗の頭にはこれまでの様々な父親との出来事が走馬灯のように現れては消えていた。

「お父さんありがとう。お父さん本当にありがとう」
早苗の言葉に母も姉さんも涙を流した。
あれほど怒鳴り合い、罵り合った家族なのに、こんな最後ならもっと早くにこうなっていたらいいのに、早苗は自分の力不足に悔やんだ。

やがてモニタリング装置の発信音が途切れだして、血中酸素濃度の数値も50を下りだした。
もはや、父親は深い深い眠りの中にいた。家族の呼びかけにも反応することもなく、静かに安らかであった。

装置の発信音が止まり、赤いランプが点灯し、看護師さんが病室に入ってきた。そして担当の医師も入ってきて死亡確認された。
朝の615分。病室の窓にまぶしい朝日が差し込んでいた。



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2018年11月16日金曜日

神様の遣い(15)


神様の遣い(15

早苗さんは社会に出て初めての職場で、出会った彼に恋をして付き合いましたが。結局はその彼は早苗さんの知らない内に、別の女性と結婚するという事を打ち明けられ、何もかも手に付かない状態になりました。


----- 結婚・離婚 -----
初めての恋に失恋をしてしまった早苗は、大きく心を傷付けて会社に出勤できなくなってしまいました。
食事も喉を通らなくなり、何もする気にならなくなったのです。いわゆる引き籠りに陥ってしまいました。
その結果、何日も会社を欠勤する事態に陥ってしまいました。
そんな状態に陥っても彼は早苗に一切の連絡をしてきません。
会社内では彼と早苗の関係は広く知られていました。
彼は結婚を機に別の会社に転職をしてしまい、それっきり彼からの連絡が有りません。

心配した同僚や友達が早苗の家によく訪ねてきました。
早苗が失恋から立ち直るのには3ヶ月ほども掛かりました。
その間、早苗は会社をいったん休職扱いにしてもらい心の静養をしていました。
そんな時に熱心に訪ねて来てくれた男性がいました。同じ会社の同僚で、その男性は早苗と彼との関係は知っていましたが、彼との関係を一切問い詰めることもなく、早苗のことを心配してくれました。

その同僚の男性Yは、早苗の所に尋ねて来ている内に、徐々に早苗に親密に接するようになってきたのです。しかし、早苗はその男性Yに好意を寄せるどころか関心すら示しません。
それでもYは、週に何度も訪ねてくるようになっていったのです。
そして早苗に会うと様々な良い条件を提示し求婚を迫るようになっていきました。
「早苗さん、僕はお酒を一滴も飲まないよ。早苗さんのお父さんは酒乱だって聞いているけど、僕は大丈夫だよ」
早苗は、Yの言うぶっきら棒な言葉の表現に、あまり良い気分はしなかった。しかし、Yに対して言い返す言葉も無かった。
そしてYは訪問の度に高価な見舞い品を持参した。
高級メロン、高価な牛肉、ブランド品の品物などを惜しげもなく持参した。
そして、Yは二言目には「僕は早苗さんを不自由にはしないよ、家も建ててやるよ、プール付きの家も作るよ」

早苗の家は、父は酒乱で稼ぎも少なく、母は夜遅くまで働きに出ていて寂しい家庭だった。さらに貧乏が追い打ちをかけて、家はボロボロ、欲しいものも自由に買えなかった。

そんな早苗は、Yは男性的な魅力は微塵も感じなかったけれど、もし結婚したら裕福な生活が出来るのかなと、少しは希望を感じ始めた。

熱心なYの求婚のその勢いに流されるままにしている内に、早苗はYの事をあまり深く考えずに承諾してしまった。
Yはとても熱心に結婚の準備を整え、最終的には結婚をしてしまった。
今になって早苗は考えると、初恋の彼の事を忘れるためにYと付き合っていたと気付いた。失恋の落ち込んだ気持ちを紛らわせるためにYと付き合い、結婚に至ったということだった。

結婚して2年目に子供が生まれた。
その頃からY(亭主)の様子が変になりだした。
家の中でも亭主は何処か元気が無いが、早苗が問いかけても「別に…、何でもない」と答えるだけだった。

亭主の様子が変になりだして1ヶ月ほどの頃、突然に亭主が夕方になっても会社から帰宅しなくなったのだ。
亭主の実家に問い合わせても、何の連絡も無いという。
早苗は警察に捜索願を提出した。

亭主が帰宅しなくなって二日目に、亭主の会社から電話が入った。
亭主が病欠で1週間の休暇願を出していたが、その休暇期間を3日過ぎても何の連絡も無いが、亭主はまだ具合が悪いのか? という問い合わせだった。

亭主が早苗に一言も相談なく勝手に病欠の休暇願を1週間出していたとは夢にも思わなかった。
亭主は毎日、何もなかったかのように出勤して、いつもの時間には帰宅していた。
早苗は亭主が自殺でもするのではと心配で、毎日心当たりを探し回ったが手掛かりは無かった。警察からも情報は入らなかった。
早苗と亭主の間には諍いも無く、何の問題も無かった。
むしろ早苗は亭主には常に優しく接していたつもりだ。

亭主が帰らなくなって1週間目に会社の担当者が早苗の自宅に訪問した。
担当者の話に寄ると、亭主は今回の病欠以外にも数回の無断欠勤と病欠を繰り返していた。そんなことは全く知らない早苗は愕然とした。
担当者は個人的な思いとしながらも「奥さん、こんなことを言いたくはないですけど、私が彼の勤務態度を見てきて思うことは。奥さんは彼とは離婚した方が、此の先に不幸な目に遭わなくてよいですよ」
さらに担当者は続けた。
「彼は今回の欠勤で解雇することが検討されています。おそらく解雇になると思います。解雇された場合に一応、退職金は支払われますが、彼には渡さない方がよいです。奥さんが自分の口座に移すようにしてください」

そして亭主は解雇された。

解雇から1週間が過ぎた時、亭主はふらりと帰って来たのだ。
早苗が問い詰めると、何処でどうしていたのかも答えず。
「もう絶対にしないから」を繰り返すだけであった。

その後も亭主は何処に努めても長続きせずに、最終的に離婚した。
離婚に際しての慰謝料の支払いも無ければ、子供の養育費すらも支払わなく、亭主は行方知れずとなった。

生活に困窮した早苗は幼い子供を親に預けて、会社勤めをすることになったのだ。



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2018年11月12日月曜日

説明されていないだけ


説明されていないだけ

先日、近所の書店に立ち寄ったついでに、占い書コーナーで立ち読みをしました。
そこで何となく手にしたのが「九星気学」の書物でした。
パラパラと流し見していると次のような文章が目に入りました。
「四柱推命は人生の吉凶を鋭く鑑定できる命術だが、残念ながら凶運に関しては避けることが出来ない」の一節でした。そして次のような下りも目に入りました。
「九星気学は吉方位取りという方法で開運ができる」。

まあ、「吉方位取り」で開運が出来るのかどうかは、私は体験が無いので何とも言えませんが、気になったのは「四柱推命は凶運を避けることが出来ない」という一節です。
同じ命術の「紫微斗数」も四柱推命と同格の命術ですので「凶運を避けれない」という超マイナスな表現には引っ掛かるものがありました。
また、「避けられない」という表現も、どうかと思います。

確かに、これまでの占いは「凶運は避けられない」と判断するやり方が、一般的だったかも知れません。教室でも、そう教えているところが多いのでしょう。
私自身も「あなたは一生成功することは無い、何しても失敗する」と、占い鑑定で決めつけられました。
しかし、「凶運は避けられない」というのは大きな誤りです。
何故なら、悪いことが起こるのには必ず原因が在るのです。

ただ、自分の行動や考えでは、どうにも成らない出来事も有ることは事実です。
例えば、乗り合わせた電車が大事故を起こす、といった出来事は誰も知る由もないです。
まさに運が悪いとしか云いようが在りませんが、そうではない悪い出来事も多いです。
結婚の失敗、事業の失敗、交通事故に遭いやすい人、対人関係で苦労する人、社会に出て酷い目に遭う人、健康で苦労する人など、むしろキチンと原因が在って起こる悪い出来事の方が多いのです。
乗り合わせた電車の事故ですら原因は必ず在ります。空から隕石が落ちてきて死ぬ確率の方が極めて稀です。
ほとんどの出来事には必ず原因があります。ただ、その原因を認識出来ていなかったり、知らなかったのが一番でしょう。
占いで「凶運は避けられない」というのは、占い師の言い分です。本当は避けることも多いのですが、占う側が避ける方法を知らない、あるいは「凶運」と結果が出る原因を占う側が見付けられない。

単純に占い教室で学んだ理論どおりの、解釈しか知らないのが一般的なのです。
「なぜ、凶運になるのか?」、そういう理論はほとんどの教室では説明されません。

冒頭で記述した、九星気学の書籍で「四柱推命の占いは凶運を避けられない」という文言には大きな誤りがあります。
以下のように解釈を修正した方が良いと思います。
「占い師の中には凶運になる原因を解読できない者も居る」と。

また、凶運になる原因を元々、教えているところも無いので、教室で学んだだけでは判らなくても当たり前です。
もっとも、様々な人生体験を積んでいれば、その体験を通して、占わなくても今後どんなことが起こりそうなのかは想像もつきます。

波乱万丈の体験が多いほど、占い師でなくても、相談員あるいは、カウンセラーも適職かも知れません。
多くの人生体験を通して判断すれば、その予測を占いという命盤で確認する鑑定ができます。
極論を云えば、最高の占い師は、不倫も離婚も、破産や訴訟も、成功も失敗も、ありとあらゆる体験が多いほど、凶運を避けるアドバイスも豊富と云えます。

しかし、どんな素晴らしいアドバイスでも占って貰う側が、ただただ怖がって居るだけでは、何の解決も出来ません。
「津波が来たぞ~!」と云われたら、「きゃー怖い~」とその場に座り込んで動けなくなる人が居ます。このような人は占わない方がよいです。
このような人は、ある日突然、死んでしまう方が幸せです。

本当に人生が切り開ける人は、津波が押し寄せても、自分の足で助かろうと、逃げる行動が起こせる人です。
やはり、努力は最低限に必要な行為と断言します。


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2018年11月11日日曜日

鑑定結果が現実となってしまった。



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テーマ:
年、月、日の運勢
一ヶ月程前に、あるご夫婦お二人の鑑定を行いました。
相談に訪れたのは奥様一人でしたが、旦那様の命盤も作製し、ご夫婦二人の命盤を並べての鑑定でした。

その時の相談内容は、旦那様の収入と奥様の収入との差の問題でした。
奥様はもっと旦那様に稼いで貰いたいと・・・。

もし、このままでは、奥様は辛いので別れたいとまで言われました。

二人の命盤を鑑定してみますと、財に関して夫婦の相性は、夫が妻の財に頼る相性になってしまっていました。ならば、別れるとおっしゃいましたが、二人の相性は「腐れ縁」の関係にもなっています。

私は、「奥様が別れようと思っても、実際には旦那様を捨てるような事は出来ないでしょうねえ」と言いました。

しばらく、黙って考え込んでいた奥様は、「う~ん」とうなずきながら、「そうなんですよねえ・・・」

私は、旦那様が稼ぎが増えない理由を、いろいろ説明して、旦那様にもこの鑑定結果をお話して、行動を改善して行かれるようにアドヴァイスいたしました。

鑑定の最後に、私はお二人の命盤を見て気になる共通点を指摘しました。
それは、相談に来られた内容とは全く別な問題でした。

旦那様の親の事と、その兄弟との関係です。

お二人の命盤の共通点とは、今年の太歳(年運)と月運の共通点です。
お二人共、親のことで問題に巻き込まれ、兄弟も巻き込んでの財の争い、人間関係の争いが8月に起こる可能性を指摘しました。

そうしましたら、奥様は「それなら、旦那の方ですよ」、とおっしゃいました。

旦那の兄弟との関係があまり良くないとのこと。

実際に「飛星」などをして、兄弟宮、父母宮の状況が良くなく、今年の太歳と7月の月運が同じ情況が現れています。

鑑定したのは、今年の5月下旬。事象が現実化するのは7月下旬からの一ヶ月間と鑑定しました。其の時はご両親に特に健康問題は無かったようです。

そして、昨日(729日)に、連絡を奥様から受けました。

数日前に様態が悪化し、検査の結果癌であることが判明。
729日に亡くなりました。との事でした。

親が残した財産をめぐって問題が起こるとの事でした。

果たして、5月に鑑定した、今回の事象の対策はされていたのでしょうか?
その後、お会いする状況では有りませんし、私なりに心配しております。

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2018年11月9日金曜日

相性って面白い


相性って面白い

人の相性には様々な組み合わせがあるが、そんな中でも化権(以降Bタイプとする)と化科(以降Cタイプとする)の組み合わせだ。
紫微斗数という命術では「生年四化」という星を四種類使う。
生年四化には、化禄(かろく=A)、化権(かけん=B)、化科(かか=C)、化忌(かき=D)の四種類がある。これらの四つの生年四化は誰でも「命盤」というホロスコープを作成すると、命盤の12の宮の何処かに必ず入ることになっている。
12の宮の四方に散らばって配置される人もあれば、同じ宮に複数一緒になって入る人もいる。これらの状態は生年月日、生まれ時刻などで如何ようにも変るのだ。
この「生年四化」は非常に重要な星である。四種類の生年四化が何処の宮に入るのかで、その人の性格、個性、そして人生の傾向や適職、さらには自力で逞しく生き抜ける人なのか、それとも努力の割には思うような成果が上げられないのか。
優しい人、厳しい性格の人、呑気な人、悲観的な人、など様々な状態が決まる。
特に、この生年四化の中でも面白いのが、化権(B)と化科(C)の組み合わせだ。
もちろん、ABCDの四タイプを複数に併せ持つタイプもある。

いろいろな組み合わせがあるが、特にBCの二つのタイプに特化した場合を考えてみよう。
分かり易く説明すると、化権タイプ(以降Bタイプとする)は、性格はせっかちで、即断即決、物事を思い付いたら直ぐにでも始めたくなるタイプです。決めたらやり抜こうとするなどの傾向を持つ。
一方、化科タイプ(以降Cタイプとする)は、穏やかで優しいけど、何かをやり抜くという気概には今一歩欠ける。

Bタイプは日ごろ周囲に知られるタイプですが、Cタイプは周囲に多くても、気付きにくいタイプでもある。
しかし、Cタイプの傾向を挙げれば、意外と心当たりの有る人は多いと思う。
鑑定相談に来られるタイプでCタイプも多い方である。

Cタイプの特徴、傾向をもう少し挙げると、優柔不断、決断に迷いやすく、レストランのメニュー選びも時間が掛かる。一度決めても迷い、再び違うものに変えたりする。
時間の管理もルーズで遅刻したり、支度に時間の係る人も多い。忘れ物も多い。うっかりミスも多いのだ。
物事を行う時も、Bタイプとは対照的だ。Bタイプはせっかちで、雑でも手早く処理するのに対して、Cタイプはそもそも行動を起こすのもゆっくりで、時には物事を先送りすることも少なくない。決断力が弱いので、決めたことでも実行できないことも多い。しかし、好きな事には割合と持久力は有る。
決断力の弱さは、何も物事を始める時だけに出るとは限らない。辞める(止める)時にも起こる。例えば、会社などを辞める時も、嫌で嫌で仕方なくても、自分だけでは決められない人も多い。恋愛や結婚でも別れた後に、いつまでも未練が残ることも多い。そのために相手から歩み寄られれば復縁も起こり得るのだ。
これらの優柔不断、決断力の弱さ、あきらめの悪さは最終的には苦労やトラブルも招きやすい。
Bタイプが即断即決、一刀両断での苦労やトラブルが多いのに対して、Cタイプは決断力の悪さでの苦労が多いのは、対照的で面白い。もちろん「石橋を叩いて渡る」ほどの慎重さが在るのなら良いが、石橋を叩いても「渡らない」ことも多くなるために有利なチャンスも逸することも多いのだ。
なぜCタイプが、こうなるのかと云えば、一番は「波風を立てたくない」、そんな気持ちが心根に在ると思われる。「変化を恐れる、変化が苦手、現状維持が好き」かも知れない。
「波風を立てたくない」思いは、誰かに嫌な、あるいは出来ないような事を頼まれたりしても、断ることが出来なくなるために、引き受けざるを得なくなるようなことも起こり易くなる。すると、出来ないようなことを引き受けてしまうために失敗も起こす。
嫌で無理やり引き受けたことでも、失敗すれば責任も取らされることになる。
言い換えれば、「持たない皿は落として割らない」のだが、「持つために落として割ってしまう」可能性もあるのだ。
手を付けなければ良いのに、優柔不断のために手を付けさせられことも起こるということだ。

このBCタイプが一緒に成れば良いと思う。ただし、Bタイプは強過ぎると良くない。
短気、思いやりが無い、乱暴では困る。Bタイプでも「思いやり、優しさ、奉仕精神」が在るタイプなら、Cタイプの足りない面をフォローしてくれる。
では、「思いやり、優しさ、奉仕精神」は、どこで見抜くかと云えば、【福徳宮】の状態で観れば良い。福徳宮に「生年四化のAあるいはC」が在れば安心だ。
福徳宮に「AC」の人は、人に優しく穏やかで、困っている人を放って置けないからだ。
もし、このような組み合わせで付き合えたら、きっと仲の良いカップルに成るでしょう。



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2018年11月5日月曜日

神様の遣い(14)


神様の遣い(14

早苗さんは神様のことをもっと学ぼうと入った、カトリック系の高等学校では意外なことになってしまいました。辛い気持ちが救われるどころか、益々犠牲的な精神と忍耐を募らせることになって行きました。


----- 初恋・失恋 -----
高等学校を卒業し地元の会社に就職した早苗は、職場のリーダー的な男性社員にひかれ始めました。
その彼は明るくて、友人も多く誰に対しても優しく面倒見のよい人でした。
もちろん早苗に対しても常に気遣いをしてくれて、仕事も優しく丁寧に教えてくれた。
早苗は、これまでずっと優しくされたことは少なかったので、入社後すぐに彼に惹かれ始めたのです。
彼とは一年以上にも渡って同じ職場に居られました。
会社では一年を通して、様々な行事があります。
新年会、春の花見、新入社員歓迎会、バーベキュウ大会、社員旅行、運動会、クリスマス会、忘年会と、それらの行事には早苗もリーダーの彼も常に同席しました。
そして恋心が早苗に芽生えていった。
彼に誘われ遠くにドライブに行ったり、食事に行ったり楽しいことも増えました。早苗にとって、人生初めての心を許した男性です。

しかし、彼は他の女性からも大変に人気で、早苗としては穏やかではありません。元々、他人に寛容で波風立てたくない早苗なので、彼が他の女性と気に成ることが有っても、それを問いただすこともしませんし、不機嫌に装う事もしません。唯々じっと我慢するようになっていました。
それをよいことに、彼は早苗の気持ちには無神経になって行きました。
彼の誕生日には多くの女性からたくさんのプレゼントも貰います。
早苗の同行しないパーティーにも彼は行くことが増えました。
そんな時の早苗の心は穏やかではありません。食事も喉を通らないし、気を紛らわすための大好きな曲も上の空です。
何をしても集中できません。もう彼のことが気になって、気になって仕方がないのです。もちろん眠ることも出来ないのです。
深夜まで不安で眠れないことも多くなりました。
楽しい、嬉しい恋のはずが、早苗にとっては大きなストレスに成り始めました。いっそのこと冷たくされれば、彼のことも諦められるのに、しかし会社で会えば彼は早苗に優しくしてくれます。
徐々に忙しくなった彼は、早苗とのデートも月に数回まで減りました。それでも彼はデートではとても優しく「好き」と言ってくれます。
その彼の優しさと、「好き」の言葉が、別れようかと、迷う早苗の心を強く引き戻してしまうのです。
デートしている、その瞬間は、とても幸せですが、家に帰った後も、会えない日も益々、不安は高まるばかりです。

そんな日々が続いている、ある日の出来事でした。
彼が突然。
「早苗ちゃん、俺さー」
彼は続けた。
「俺は結婚するんだけど、もう早苗ちゃんを誘って遊びに行けないけど、どうする?」
早苗は彼の言葉の意味が理解出来なかった。
「どうするって? 誰と結婚するの?」
「うん、ずっと、その彼女と付き合っていて、彼女も結婚したいって言うんだ」

早苗は、底なしの奈落に落ちて行くような感覚に襲われた。
早苗は困り果てた顔をして、彼の顔をじっと見つめていると涙が溢れてきた。
「どうしたの早苗ちゃん? 涙なんか流して」
早苗は黙ってうつむくだけだった。
「何? 早苗ちゃん、俺の事を好きだったの?」
「・・・・」
「早苗ちゃんは、ただの友達だとばかり思っていたよ」

「ただの友達だなんて、私思ってなかった。好きだった…」
「うっそ~! そりゃあHの関係はしたけど、でも、それ以上の関係じゃあ、ないよね?」
早苗はぐしょ濡れの顔で、途切れ途切れの言葉で。
「好きでなきゃ、私…、Hなんてしない…」

彼は困り果てた顔で言葉が無くなった。
「・・・・」
早苗は、今になって後悔が現実となったと、目の前が真っ暗になった。
何故、もっと彼に自分の気持ちをハッキリ伝えなかったのか、と。
いつも彼のペースで済ましてきた事が現実となった。
早苗は、もしかして彼の玩具でしかなかったのかも知れない。

早苗は改めて自分の後悔が「曖昧」という二文字で表わされることに気が付いたのだ。



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