占い師としてのデビュー
占いを占い教室などで学んで、実際にプロとしてデビューするというのは、それまでに占い業界になじみが無いと、どのようにして実際の鑑定業務を行って行ったらよいのか戸惑うと思います。
そもそも占い大好きで、占いの勉強を始めるまでに、多くの占い師さんに占って貰っていれば、鑑定結果をどのように伝えているのかの手順が分かりますから、少しは戸惑いが少ないかと思います。
ただ、その占い師さんの占い方が良いのかどうかは判りませんけど。
占い業界にあまり馴染みが無い場合のデビューは少々戸惑うでしょう。
でも、逆に馴染みが無いのなら旧態依然の問題を継承する心配も少なくなると思います。伝統的な業界の封建的風土は新しい技術を受け入れるのに妨げとなる場合があるからです。
先日、占い教室で学んでプロデビューされた、Aさんという占い師さんと話す機会がありました。
Aさんはそれまで占い業界にはあまり縁がなく、占い師に成ろうという切っ掛けは、ある新鋭の革新的な占い師さんに鑑定して貰ったのが、動機になったそうです。多少はあちらこちらで占って貰ったことがあるAさんは、その革新的な占い師さんの対応に驚いたそうです。
その占い師さんは、やはり異業種からの参入の占い師さんで、どちらかというとサービス産業畑の人だったそうです。
その占い師さんに刺激されたAさんは、占い教室に通いプロデビューをされたということです。
一通りの命術(命術とは生年月日、出生時刻から導く理論的な占断を云う)の理論を学んで鑑定デビューをされました。
ところが、実践鑑定を始めて戸惑うことが多く、私の処に訪れたという訳です。
① 戸惑いの一つは命盤では物事の吉凶は判るが、具体的な現象や出来事の推測が難しいということ。
② 鑑定に訪れる相談者さんから、鑑定結果に至った理論的な経緯を質問されること。
③ 悩みは無いが、命盤を分析して欲しいという依頼。
これらのお話を聞いて、私もプロとしてスタートした当時のことを懐かしく思い出しました。
まず、1)の悩みですが、教室で理論を学んだだけでは、具体的な事象は推測するのは大変かも知れません。
このような悩みが出ましたら、具体的に相談者さんにどのような出来事が起こったのか聴いてみれば良いです。
相談者さんに聴くことはレベルが低いと思うかも知れませんが、相談業務にあたる占いなら、問題を解決することが目的ですから、大いに質問はOkです。もし、当たる、外れるだけを問題にする相談者さんを、相手にするのならイベント向きの占い師さんの勉強をした方が良いです。
2)の悩みの場合は、相談に来られた方は、ほとんどが初級レベルのプロの占い師さんか、占いオタクのお客さんです。
デビューしたての貴方のレベルを試しに訪れたと思ってよいです。
鑑定にまだ不慣れな貴方は、焦って必死に理論的な説明をするでしょう。
しかし、理論的な説明をする必要はありません。本当に相談に訪れた人だったら、鑑定に至った理論など愚の骨頂です。
どうしても、理論を聞きたいというのなら、レッスンか占い教室をお薦めすれば良いのです。
3)の悩みも深刻な悩みが有る訳では無さそうですので、命盤の特徴的な処を説明してあげれば良いです。何か知りたいことは質問して頂いて、それを鑑定してあげればよいと思います。
私もデビュー当時は、プロの占い師さんが身分を隠して多く来られました。
占い師さんの命盤は特徴的ですので、身分など隠しても分かりますから率直にご依頼頂く方が有難いです。
Aさんにも以上のようにアドバイスさせて頂きました。
なお、教室で学ぶことは理論中心ですから、具体的な象意は相談者さんと真摯に対応していけば現実的な鑑定が出来るようになります。
相談者さんは占い師にとっては知識の宝庫とも云えます。
そういう意味で相談者さんとは大切にお付き合いをさえて戴くことが重要とお伝えしました。
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