自己成就予言
「自己成就予言」って?
心理学の書籍によれば、アメリカの社会学者「ロバート・K・マートン」によって提唱された概念だそうです。
それはどういうことかといえば、ある人が「何か自分に起こるのでは」と思って行動することによって、本来は起こり得なかった筈の事になってしまった。というような事だそうです。
ここで重要なのが「起こるのではと思って行動すること」というところが重要です。
これって、スポーツ選手がよくやっているイメージトレーニングでも云えるのではないでしょうか。「自分は成功できる」とプラスの思考で体操の演技などを頭の中でイメージしながら、本当に演技が旨くいっている様子(動画風に)をイメージしながら演技のシュミレーションをすることと同じではと思います。
実際に多くの人を鑑定しても、プラス思考の人は人生も割合に旨く行っています。では大変な事や辛いことは無かったのか。といえば、そんな事はなく辛い体験もされています。でも立ち直りが早いのです。
マイナス思考の人は、一つの失敗をいつまでも引きずり、遠く過ぎ去った過去のことを延々と考えています。自動車の運転に例えれば、道路上の障害物にタイヤが乗り上げてしまって、大きなショックが有ったならば、運転しながら後ろを振り向いて、障害物を「何であの石ころが落ちているんだ!」といつまでも眺めている状態に似ています。障害物を眺めている間にも自動車はどんどん前に進んでいます。いつまでも後ろを振り向いていると、やがて自動車はセンターラインを越えたり、路肩に寄っていって、ついには対向車と正面衝突、あるいは路肩から転落。
こんなことも人生でもいっぱい起こりうるのです。
過ぎた失敗にいつまでもクヨクヨしていると、新しい問題を見過ごしてしまい、些細な問題でも大きな失敗につながってしまいます。そうすると、新しい失敗で更に大きな失敗を誘発するという循環が始まってしまいます。
このタイプの人は、一つの失敗が次々と失敗の連鎖を起こしやすいです。
こんなことを小さい頃からやっていると、そのうちに「私は何をやっても駄目、私はダメ人間なんだ」と思い込んでしまいます。
そうなると「自己成就予言」の法則で「私はどうせ失敗するんだ」、「私は何しても成功は出来ない」と思い込むようになり、自分が予想したように失敗を繰り返して行きます。
つまり、「自分は必ず失敗する」と思い込めば、必ず失敗するようになる訳です。
これってスピリチュアルの世界で言う「引き寄せ効果」と同じなのかも知れませんね。
実際に鑑定していて、このタイプの人は失敗が多く苦労しています。このタイプの人は「苦労が多い」、「運が悪い」と思い込んでいます。実際に命盤も自化が多く悪いです。
しかし、ここで朗報です。
このタイプの人に自化が多いという事は、「自化は後天的な現象」ですから、生まれ持ったものが悪いのでは有りません。自化や「必定」を一旦無視して宮を観て問題が無かったら、持って生まれたものは良好と判断して良いと思います。良いものを持って生まれているけれど、後天的な思考や行動で宮を悪くしていると解釈した方が、運命を改善するヒントに成ります。
先ずは、自分はマイナス思考に成っていないかをチェックして、もしマイナス思考ならば、プラス思考に成るための哲学を学ぶと良いです。哲学というと難しく聞こえますが、簡単なことです。
もし、こんな事で悩まれているなら、ご相談に載ります。
新・紫微斗数の鑑定ご相談は
宮立命公式サイトへ
ご訪問は下記アドレスをクリック
★★★★★★★★★★★★★★