2014年11月3日月曜日

自分の寿命が分かってしまったなら、あなたはどう生きますか?

久し振りの投稿になります。
このBlogにも以前は、紫微斗数の鑑定のしくみなど投稿していましたが、最近はBlogを読んで戴く方を一般の方を対象にしようと思っています。
ですから、難しい理論は抜きにして記事を書きます。

今年も間もなく1年が過ぎようとしていますが、今年は親しくしていた人や、お世話になった家族同然の方などが何人も急逝致しました。
人の死、人生の終焉を身近に多く感じる年でもありました。

これまでも、未熟な紫微斗数の推命から人の死を論ずる記事も何回か投稿してきました。
鑑 定対象の方々は、芸能人やメディアに登場してきた方々の生年月日、そして出生時刻は過去の事象とその時期から推定した時刻で紫微斗数の命盤を立て、その 方々の人生の終焉の時を鑑定しました。その結果はかなりの確率で死期が符合することを感じました。しかし、出生時刻はあくまで推定でした。
だが、今年は出生時刻がはっきりしている身近の方々との突然の死に遭遇することも多い年でした。
その身近の方々の死を私も日が立つことによって受け入れられるようになり、改めて命盤を検証してみる気力も出てきました。
命盤の鑑定には、これまでは、同じ流派の流れを汲む飛星派の鑑定方法で診て来ましたが、最近は同じ飛星派という名称でも、四化の付く星にも違いがあり、巡ってくる時期を鑑定する「流年看法」に大きな違いがある新しい「飛星派」の流年看法を取り入れ検証してみました。

いろいろな流派の看法を使い、身近の知人、友人の人生を検証しました。
その結果、やはり人の人生の大筋は決まっていると確信せざるを得ないような結果を得てしまいました。しかも、急逝するような人は、その死期も決まっているのではと、個人的には思うようになりました。

この記事は一般の方を対象に書かせて頂いてますから、鑑定方法の詳細は記述しません。また、師匠より享受頂いた内容を、このようなBlogで披露する訳には参りません。

でも、その一部を語るなら、本命盤、太限(10年運)、太歳(1年運)、日運、これらを複合的に飛星しあって、「必ず起こる」という事を見出しました。
このことから、私は人の一生、特に長さ(寿命)は決まっていると思うようになりました。
「孟子」の書の中にも書かれている「立命」という意味がそれを語っています。
人の寿命は決まっていて、それは天が定めていて、人間にはどうしようも無いことであるのだ。
それを受入れ、定められた年数の中で人生をどのように送るのかが問題なのです。

大概の人は、自分の寿命が判ってしまえば、パニックになったり、落胆、失望してしまうでしょう。もしかして、自殺さえ考える人も居るでしょう。
それこそ、生きる意味を全く理解していないのではと思います。
短ければ短いなりに、どうしたら有意義に人生を全うできるか、中身の濃い生活を送ることを考えるべきです。短いなら、時間は無駄にできません。
そういう発想に誰もがなれたら、世界も社会も変わるでしょう。

生まれたばかりの赤ちゃんに、この子の寿命は・・・。なんて言うことは出来ませんけど、判ってそれを受け入れることが出来るなら、幸せな人生が短くても送れると、私は思います。

大概の人は寿命は判っても知りたくないと言います。いつ訪れるか判らない死期に怯えながら死を恐れ、「明日が有るさ」と気楽なことを言っています。
そして、死期がいよいよ近づいたなら、「あれもしておけば良かった、これも、もっと時間が欲しい、もっと長生きしたい」と泣き叫ぶのです。それは、自分の寿命を知らない愚かさから悔いる状態です。

あなたは、自分の寿命が後、何年?  判ったら、どう生きますか?


2014年10月25日土曜日

2014年10月9日木曜日

紫微斗数で診る危険な時期

誰でも、一生のうちには様々な事が起こります。
しかし、命に関わるような一大事が若い時期に起こるなら、知って避けたいもの。
実際に起った事例を、紫微斗数の「流年鑑定」で検証してみました。

記事はアメーバBlog:http://ameblo.jp/miya-ritumei/ 参照してみて下さい。


2014年9月15日月曜日

架空請求メールの例

以下の様なメールが来たら、無視するか、警察へ通報するのが良いです。
私の所には、時々来ます。多分、メールアドレスが私のホームページに公開されているからでしょう。まったく見に覚えのない方は、堂々と警察に通報しましょう。

架空請求メール

【重要なお知らせ】
「大日本通信調査会」様より、下記内容を特定記録メール便にて送信依頼がありましたのでご確認ください。


【送信内容】
弊社は調査業務、情報管理及び和解手続き代行等を主とした調査機関でございます。

本日ご連絡致しましたのは、現在貴方がご契約されている総合コンテンツ提供サービス会社からの再三の通告を放置し、利用料金を長期延滞している事に対して、同社が起訴準備期間に入った事を報告致します。

この通知を最終通告と致しますので、本日、当社営業時間までにご連絡が無い場合、管轄裁判所から裁判日程を決定する呼出状が発行され、記載期日に指定裁判所へ出廷となります。
尚、裁判を欠席されますと、相手方の言い分通りの判決が出され、執行官立ち会いのもと、給料、財産や不動産、有価証券等の差押えを含めた強制執行となりますので、ご注意下さい。

弊社は、今回運営会社様より和解等の最終判断を委託されましたので、双方にとってより良い解決に向かうためのご相談に乗らせて頂きます。本日弊社営業時間までに早急にお電話にてご相談ください。

早期解決を望まれるお客様から優先にて、弊社もご対応させて頂きます。
※時間帯によって繋がりにくい場合がございますので、その際は恐れ入りますが、再度お掛け直し頂きますようお願い致します。
尚、メールでの返答には対応しておりません。ご了承下さい。


~~お問い合わせ先~~
大日本通信調査会
【担当部署】お客様センター
担当:森崎・花田・小石川
【電話番号】03-4570-0486
【お問い合わせ時間】午後13:00~午後18:30


以上


※本メールは特定記録メール便のサービスとして、メール開封日時の記録及びメール内容の保管を日本デジタル郵便が第三者機関として行っております。
尚、本メールアドレスへの返信をされましても、特定記録メール便送信専用となりますので、当社では確認及び対応することが出来ません。
また、依頼者様へメールが転送されることもありませんので、返信はされませんようお願い申し上げます。」

如何ですか? こんなメールが来たら、皆さんは驚くでしょうね。 

占い 紫微斗数  静岡市 宮立命からの お知らせ
生まれ持った宿命は「欽天派」紫微斗数によると、「人々への奉仕」が宿命。
前世未了之因縁を現世で果たすべく、紫微斗数をもって奉仕させて頂きたいと思います。
出張鑑定歓迎(出張費 800円)
出張範囲はホームページでご確認ください。

2014年8月27日水曜日

ホームページ「メニューリニューアル」

占い 紫微斗数  静岡市 宮立命
生まれ持った宿命は「欽天派」紫微斗数によると、「人々への奉仕」が宿命。
前世未了之因縁を現世で果たすべく、紫微斗数をもって奉仕させて頂きたいと思います。


出張鑑定歓迎(出張費 800円)
出張範囲はホームページでご確認ください。

2014年8月21日木曜日

占いに行く目的

占いに行く目的は?
人それぞれに思いは違うのでしょう。

1,例えば、現実に深刻なトラブルや悩みを抱えてる場合。

2,今は差し迫って問題は無いが、来る時期に問題やトラブルが起きて欲しくないので、その未来の時期の事を診てもらう場合。

3,占いには興味が有るが、特に今現在困ってないが、料金も安いので、ちょいと手相やカードで人生傾向を診てもらう場合。

以上、簡単に3っつに分類してみました。

今日の記事投稿の本当の目的は、1,と2,ですから、先に、3,の場合を考えてみます。
これは、いわゆる「おみくじ」ですね。こういう目的の場合の占いは、「気軽に」が最重要。そして、結果は深刻な事が出て欲しくない。もちろん、1,2,の占いも明るい兆しが欲しいですが、気になること、深刻な状況だから、ある程度は覚悟があって占いに行くのですが、重要なのは解決策が必要だからですね。

話を3,に戻しますが、誰もが自分の人生は良いものであってほしいです。それでも、人はある程度自分の人生傾向を感じては居るようです。それは過去の状況から。
だから、この前に明るい見通しや、今の幸せが続いて欲しいという願いもあります。
占う側も、この手の占いが一番楽で疲れません。人生傾向って占いの基本的な知識があれば簡単に鑑定出来るし、あまり細かい所まで読む必要も無いからです。鑑定時間も10分とか15分で済まさなければなりません。
鑑定結果も少々の事なら、明るいものにしてあげるのが良いのかも知れません。


次に、2,の場合。
今は問題は無いが、先の事や、未来の特定の時期の事を占う場合です。これって一番難しいのでは・・・。
先ず、占い師が信用されるには、初対面の見も知らぬお客様の重大な過去を言い当てる必要も時には必要です。
お客様によっては、決して本当の過去を話さない場合もあります。それは、お客様自身が生涯絶対に人に漏らしたくない、知られたくない事象という場合です。
そういう事を幾つも占い師が言い当てると、それは信用されます。しかし、お客様は当たっていると言わない方も居れば、驚きのあまりに、全てを告白するように話されるお客様も居ます。
実際には、それまで、当たっていても沈黙を通していたお客様が、堪えきれなくなったと言いましょうか、一気に過去の様々な恥ずかしい思い、悔しい思いを話される場合の方が多いですが。占い師は「守秘義務」が大前提でありますから、決してお客様が特定されるような事を漏らすことは有りません。
ですから、こういう場合、過去の事象がトラウマになってしまっているので、話されてしまう方が心が晴れ晴れするようです。
親、兄弟、親友にも話せない事ですね。
占い師と昔からの友人、知人関係にあったりすると話しづらい事も有るでしょうけど。


はい、話がだいぶ逸れましたね。

先の未来の起こることを言い当てる話でしたね。
これも、吉凶を観る場合は簡単です。何年、何月ぐらいまでは簡単に出ますが、問題はどんな事が起こるかという事を読み解く場合です。
占い方法としては、お客様の知りたい時期(年月)の吉凶を診ます。これが吉凶も無い状態でしたら、特に変わった事は無く平凡と診ます。
吉、つまり良い運気の時でしたら、特にどのような事に良い事が起こる傾向が有るかを読み解きます。
ただ、「紫微斗数」の命盤には、様々な意味合いが凝縮していますから、出来る事ならお客様の特に知りたい事象についてお聞きしておくほうが、命盤を読む時に分かりやすくなります。これって「タロット」などと一緒で「占的」をはっきりさせて置くほうが、答えもハッキリ出るのと一緒です。

例えば、婚姻、出会い、試験、出張、海外旅行など大丈夫かといった場合ですね。

知りたい時期が「凶」と出た場合には、どんな事が起きやすくなっているのかを読み解きます。


例えば、夫婦関係の問題、亀裂、浮気、あるいはお金に関する損失、損害、何が原因で財の消耗が起こるのかを診るのです。
両親に関する事で、家庭内で問題が起こる、それも兄弟姉妹、親戚までも巻き込むような事が起こる。とか、お客様自身に身体的な問題が起こる傾向があるとか、それは怪我なのか病気なのか。例を上げ始めたら限が有りませんが、そういった事を「紫微斗数」の命盤から読み取ります。
未来を読むことが出来るのですから、過去に起きたことも命盤から読む取ることも出来る訳です。

一番お客様に信用されるのは、過去を言い当てることです。
何故なら、過去は誰にも知られてないような事でも言い当てるからです。逆に未来の事は言った所で、その時期が来なければ結果は分かって貰えません。

こういう未来予測では、占い師にはリアルに様子が視えないです。霊感なら映像のように視えるのかも知れませんが、命術では、そのような事件、事象が起こるということだけです。
でも、お客様には、未来の事象を告げると、もう想像が出来る場合が多いです。それは、そういう環境を知っているからです。
大概のお客様は「そっか~、やっぱりねえ~」とおしゃいます。
 

もし、そこで占い師にアドヴァイスが求められる時には、お客様から、その環境の背景をお聞きする訳です。そうして命盤と照らし合わせて、どのような行動によって、どのような結果に成るのかが予測出来ます。それをお客様に伝え、一緒によりよき方向に向かえる策をお客様に考えて頂きます。占い師は命盤からの助言をいたします。

最後に、1,の場合。
これは、もうお客様自身が問題、トラブルのまっただ中にいらっしゃいますから、ある意味、手っ取り早く本質に入ってゆけます。
この手の問題で一番多いのは、人間関係、仕事が上手くゆかない、転職を繰り返す、家庭内の人間関係、鬱、ストレス、病気、お金の問題。このような事が一番多いです。
このような問題は、命盤を診ると、すでに命盤には生涯の傾向として現れています。しして、生涯のいつの時期に、それらの事象で一番苦しむのかも出ています。その一番苦しむ時期に、占い師の所に相談に来ていますね。
あるいは、そういう時期が始まった頃であったりもします。
 

これらに一番多い原因は、お客様の性格的なものが一番影響しています。
運命には、自分以外の所から押し寄せる、他動的な物、例えば気をつけて居たのに交通事故に遭う、街に出ていたら、上からの落下物で亡くなってしまった、乗った飛行機が墜落してしまった、街で通り魔殺人事件に巻き込まれてしまった。などというのは、なかなか本人には気が付かないもので、運命を知らなければ避けようも無いものです。

一方、先に説明した、仕事、家庭など、人間関係が基本にある事象は、多分に本人の性格が原因になっています。

命盤を診ますと、そういう場合、人間関係に関連する「宮」に凶星が多かったり、性格の強さが非常に強い傾向であったり、協調性を苦手とする基本的な性格であったりします。
こういう問題は、ある意味、解決方法が比較的探しやすいのです。
まあ、ご本人の性格にもよりますが、自身の欠点を知り、努力出来る方、欠点の克服に非常なストレスを伴う方というふうに分かれると思います。前者は良いのですが、後者の場合、自分の欠点や性格傾向を修正するのは難しいので、自分に適した環境で職種や生活を見つける方向を模索する方が懸命と感じます。
今日は記事が長くなりました。
ざっくり書きましたが、また日を改めて、書きたいと思います。

2014年8月2日土曜日

お店ホームページの 「鑑定メニュー」を一新しました。

占い鑑定の方針転換に伴い、お店ホームページの「鑑定メニュー」を一新しました。

おみくじ的占いや、簡単なご相談を短時間で、数多く鑑定するより。

「難しい、ややこしい問題」を、じっくりご相談したいと言うお客様の、ご要望にお答えして、じっくりと腰を据えて鑑定し、悩みや問題の解決にお応えしたいと考えました。

そのため、鑑定、ご相談時間を最低、1時間確保いたします。

事前に、「生年月日、出生時刻」等の情報をお知らせ頂いて、予め命盤作成と基本鑑定を済ませておきます。

ご予約の日には、たっぷり 1時間を 問題解決に向けたご相談当てられます。

家庭問題、家族問題、人間関係、人生行路の悩み、健康と運気の問題、その他、15分~20分の占いでは解決出来ない難しい問題を専門にお受けします。

そのため、一日にお受けする鑑定は、二件までとさせて頂きます。

鑑定後も、追加のフォローをいたします。

鑑定お申込み、お問い合せは 

パソコン用
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携帯、スマホ用
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2014年7月30日水曜日

紫微斗数占星術と宿曜占星術の符合

鑑定をする時に、一つの占術だけでなく、2つの占術で鑑定する事をよく耳にします。

紫微斗数を教えて頂いた師匠は、「紫微斗数」と「四柱推命」は、互いに足りない部分を補完しあう命術であると。紫微斗数は、「顕微鏡」つまりマクロ的な命術。四柱推命は、「望遠鏡」つまり、輪郭ははっきりしないが、全体像が観えると、おっしゃっていました。
確かに、四柱推命は吉凶はハッキリ出るですね。ただ、どんな風に良いのか、悪いのか、起こる事象を解釈するのには、それなりの長い年月の経験が必要になります。

紫微斗数は、命盤を作成すると、先ずは人生に必要な要素の事象が現れます。その事象が、其の人にとって良いことなのか、悪いことなのかは、12宮の星曜だけでは判断が慣れないと難しいのかも知れません。紫微斗数で、「四柱推命」並みの吉凶の判断を得るには、「飛星」の技術が必須と思います。12宮の星曜だけでは、判断に悩むことも多いでしょうし、宮の星曜の状態が良いのに、「飛星」すると、あまり宜しくない場合も多々あります。実際に経験的に思うのに、飛星の結果の方が正しいことが多いです。

ただ、飛星も吉凶混濁状態で現れる場合もあり、其の場合には経験が必要なのかなと感じます。

一方、私は「宿曜占星術」を併用しています。大概は「紫微斗数」一つで判断しますが、「命宮・遷移宮・福徳宮」が、連携するような感じで性格が現れると感じています。
宿曜占星術の本命宿の性格とが、大概は良く符合します。性格を表現するのには「宿曜占星術」の本命宿の説明は言葉としてまとまった感じで、聞く人も分かりやすいようです。ただ、宿曜占星術だけでは、細かな事象について漏れがでてしまうので、紫微斗数の副星の意味も鑑みながら説明をすることになります。

相性の善し悪しは、恋人、結婚、仕事などによって異なります。
全てに良い相性というのは、そう有るものでは無いのでしょうけど、宿曜占星術では、「四柱推命」の吉凶判断のように、相性の善し悪しがズバリ出ます。そこで、どんな面が良いのか悪いのかは、紫微斗数で互いの命盤を鑑定すれば、二人の利害の急所が観えてきます。

2つの占術の併用はいろいろあるようです。
2つの命術を使う場合、命術と相術、命術と卜占など様々です。

いずれにしても、不思議と2つの占術に符合が見られるということです。


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2014年7月21日月曜日

17歳の冒険者(第三話)

前回までの記事で、山形県の海沿いで日が暮れた所までの話しでしたね。

翌日は一気に秋田市まで行こうと考えていました。

元々の計画では、山梨を出発して、日本海の糸魚川に出て、一路海沿いに秋田市まで北上し、十和田湖に寄って、青森県を西から東へ縦断し、岩手県から国道4号線を一路南下し、栃木県から前橋市、軽井沢を通って小諸市から山梨へ戻る計画だった。

其の日は三日目、天気は相変わらず晴天、8月の太陽が眩しかった。国道7号線を順調に北上。

お昼ごろには秋田市まで○○Kmの道路標識も見えてきた。
それまで、半袖シャツで東北、日本海の風を切って気持ち良いツーリングだ。

しかし、秋田市に入る頃、にわかに前方に霧が広がっているのが見え始めた。空は晴天なのに。
やがて、バイクは霧の中に突入。上を見上げれば霧越しに青空が見えているのに、急に冷蔵庫の中に入ったように寒くなり始めたのだ。これは一時的なものと、頑張って走る。
しかし、寒い。バイクを停め、持っている着替え全部を着込んで、再びスタート。
それでも寒いのだ。手も冷たい。まるで冬の天候なのだ。我慢に我慢をして走り続けたが、ついに身体がガタガタ震えだしたのだ。

こんな体験は初めて。このまま、走り通して青森まで行ったら、凍えて倒れてしまいそう。
十和田湖へも行けそうもないと感じ始めた。

そうこうしているうちに、国道の分岐に差し掛かった。
国道13号線と記憶しているが、直進は「秋田市」、右折は「大曲」の道路標識があった。
「大曲」へ向かえば内陸部を通って、東北を南下することが出来る。
青森か帰還か迷ったが、寒さには勝てなかった。

結局、大曲ヘ向かい、国道13号線を走り始めた。
そして、40分も走ったら、山岳部へ向かっての登り道となってきたら、先程までの霧は晴れて、夏の暑さが戻ってきたのだ。

少し後悔の気持ちにもなったが、引き返す勇気はなかった。
結局、其の日は、秋田市~大曲~湯沢~新庄~尾花沢と走り通してしまった。内陸は暑いこと暑いこと。

<続く>

17歳の冒険者(第二話)

朝露の田んぼの草むらから飛び起き、日本海沿いの国道をひた走り、新潟県と山形県の県境を超える。今朝はまだ朝食を摂っていないのだ。現在はこの辺りは、どんな賑の国道になっているか判りませんが、当時は家など一軒も見当たらない所でした。

オヤジのバイクはもう老体です。平均速度は40Km/hが良い所。
それ以上、アクセルを吹かせば、いつエンコするか判らない代物。長野県から新潟へとは結構下りが多かったから良かった。でも、山形県境に向かう国道は意外と上りの連続。なるべく海沿いを走りたかったので、それなりの道を選んで走った。
道はいつしか、国道7号線になっていた。

山形県に入り、鶴岡市の由良漁港辺りの雑貨屋で朝昼の食事を買うために店に入った。今では「懐かしの昭和史」に出てくるようなお店だった。中にはちゃんと、昭和史に出てくるような、おばあちゃんが店番をしていた。
クリーム入りアンパンと瓶入りの牛乳を買って店先で食べていたら、お店のおばあちゃんが話しかけて来た。

「どっさ、ござったなすぅ?」
「はぁ~??  茄子ですか?」

「おめ~んどこだぁ~?」
「お面ですかぁ?」

「ほだなごと・・・」
「あの~、言葉が分からんだけんど~?」

「どさ いぐなやっす?」
「??」
<俺は学校の英語の教科は苦手なんだよな~、おばあちゃんの言葉は外国語に聞こえた>

おばあちゃんには、私の言葉は良く理解出来るようだ。
そっか、おばあちゃんは、NHKのテレビなどで標準語の放送を聞いてるから、私の言葉が判るんだなあ。

私は尋ねた。
「秋田市までは、あと、どのくらいかねえ?」
「んだ、秋田んだべが、○△□?!?んだ」

よく判らなかったけど、お礼を言って店を後にした。

由良港を後にして、街道の国道沿いでしばらく、びしょ濡れの寝袋をバイクの上に広げて日に当て乾かした。30分ぐらい時間つぶしして、国道を一路北へ向け走り始めた。
途中、どう道を間違えたのか、国道ではない道を走っている。
結局、何処をどう走ったか判らなかったけど、最上川を超えた辺りで太陽は日本海の水平線に近づきだした。今夜のネグラを探さなくては。
いつも、夕暮れになると走っていても落ち着かなくなるのだ。
この日は、道を間違え、あまり距離を走れなかった。良く整備された岸壁のコンクリートの防波堤に陣取り日が暮れるのを待った。

<続く>

2014年7月2日水曜日

17歳の冒険者 第一話

私が生まれたのは、山梨県。昔の言い方で、

「山梨県北巨摩郡明野村上神取」、現在は「北杜市明野町」です。南アルプスと八ヶ岳、そしてひまわりの畑。東には「日本百名山」の著者、深田氏が最後の登山をし急逝した「茅ヶ岳」の雄大なパノラマ風景の満喫出来る所です。

右の写真は、南アルプスの鳳凰三山の峰々を背景に明野町の名所、ひまわりです。

私の紫微斗数の遷移宮は「太陽(旺)・生年化権星」です。
命宮は、悩んだ末に、「太陰星(旺)・肇羊」。悩んだというのは、出生時刻です。
いろいろ過去の事案から、やっぱり「これだな!」と思ったから。

私が高校二年生の夏休み、何か、どんでもないことを、やってやろうと考えていました。私の実家は超田舎のドン百姓、貧乏でした。ちょっと変わった家庭環境の中で育った、五人兄弟の末っ子。
すぐ上の兄とは6歳も離れているので、一人っ子状態で育ちました。
養育は、「放し飼い」でしたから、親からうるさい事は滅多に言われない、というか、父親からは無視!?
可愛がってくれたのは、おじいさん。
しかし、おじいさんは私が10歳の時に他界。

前置きは、これくらいにして、私が夏休みに思いつたのは、貧乏な家でしたけど、何か思い出作りをしたくて、そこで考えたのが「無銭旅行」です。
でも、歩くのは嫌だったから、親父のボロの50ccのバイク。関東地方では「カブ」という名で親しまれた、ホンダの原付きです。
でも、本当は「ホンダ製」ではなく、「ヤマグチ」というバイクメーカーの製品でした。今となっては誰も知らないでしょう。

オヤジに「友人の家に行ってくるから、2日ほど貸してや」と、言って乗り出す予定で準備をしました。お袋には、一応本当の事を言いました。

<以下、甲州弁>
「俺、バイクで東北方面を一周してくるから、一週間か十日間ぐらい帰ってこんで」
「銭(ぜに)はどうするだぁ?」

「お母ちゃん、悪りぃけんど、5000円ほど、くりょうしぃ」
(通訳:お母さん、悪いけど、5000円程、頂戴 (^O^))

「ほんだけんど、大丈夫かぁ? 銭はやるけんど・・・」
(通訳:そりゃあいいけど、大丈夫かい? お金はあげるけどね・・・)

「大丈夫だってばぁ~」
(通訳:大丈夫さぁ~)

「ほうかぁ~、じゃあ、気を付けていけしぃ」
(通訳:そうか、それなら、気を付けて行ってきなさい)

何ともあっけなくOKだった。
それで、5000円を持って、バイクの荷台に農業用のブルーシートと寝袋、少々の着替えだけを持って、田舎の家を出発しました。

ぶ厚いドライブ用の道路地図(全国版)が便りであった。
ルートは、山梨明野村~長野県諏訪市~松本市~新潟県糸魚川へ一日走り通しで到達。

其の夜は、糸魚川の浜辺の砂浜に有る小屋で野宿。
夜中に打ち寄せる波の音が、やけに大きくなって、寝ている所まで波が押し寄せるかと、気がきではなかった。
この頃、北朝鮮の拉致が頻繁に起こっていた時期であった。
今に思えば、クワバラ、クワバラ。

翌日は散歩の人に、不審者と思われるのが嫌で、夜明けと共に起きだして、バイクで走りだした。
ガソリンは一日一回の給油で1~2リットル、金額は定かではないが、1リットル20~30円だったかな・・・。食事は原則「アンパンと牛乳」だけ。一食合計100円以内。何しろ物価が今とは桁違い。今から50年ぐらい前の話しだからね。

二日目の工程は、糸魚川~新潟県と山形県の県境辺り。国道345号線(今で言う)。其の夜は海沿いの国道は断崖のような所なので、寝る所が見つからず、国道脇の田んぼ道を高い所に登ると水田があったので、その水田の少し広くなった草むらにブルーシートを敷き、寝袋に入って顔だけを出していた。辺りは真の闇、満点の夜空に星がまたたく。カエルの大合唱が寂しさを和らげてくれる。其の内に寝込んで、夜明け前に目が覚める。夜露で顔がびっしょり!
でも、また寝込んでしまい、気がついたら朝日が顔に射していた。
と、突然、長靴履いたオジサンが寝ている私の側を、不思議そうな顔をして見おろしながら通り過ぎた。私もびっくり!
慌てて、寝袋、シートを丸めてバイクに括りつけ、その場を走り去ったのだった。

夜露で寝袋はびっしょり。何処かで広げて乾かさなければ、今夜寝ることが出来ない。

やがて、バイクは山形県に入った。ずっと左手に日本海を眺めながら。天候にも恵まれ続けている。無銭一人旅も慣れてきて、ちょっと楽しくなってきた。

<続く>
コスモス

2014年6月28日土曜日

オキシトシンとドーパミンの作用(紫微斗数の命盤と共通点が!)

NHKの「Eテレ}の番組に「サイエンスゼロ」という番組があります。
番組HP http://www.nhk.or.jp/zero/

先日放送の「愛情を司る オキシトシン」について、「紫微斗数」の命盤に類似性の有ることを発見しました。

オキシトシンとは、分娩を促すホルモンで、お産をした後に増えて、赤ちゃんへの愛情を増す働きをするそうです。それは、過去に研究され判っていたことだそうです。

最近の研究では、そのオキシトシンは、脳内にも作用し、人を好きになる、友好的な思考になったりする働きをしているそうです。
オキシトシンを豊富に分泌出来る人は、人間関係も良好で親友も多く、夫婦関係も良好という実験結果も得られているようです。

誰でも好きになるホルモンは、ドーパミンという物質だそうで、これは逆に浮気を助長する働きもするようですが、仲間意識の壁を作らず、派閥も作らず誰とでも仲良し出来る利点のあるホルモンで、オキシトシンは仲間意識を持ち、その仲間の中で友好関係を作れるホルモンだそうです。

したがって、オキシトシンは排他的な友好関係の構築に貢献するホルモンですので、浮気を防止し、パートナーへの愛情を強める働きがあるそうです。

仲良しという面では、どちらのホルモンも良い働きをしますが、ドーパミンは誰でも仲良しで、世界中の人と仲良し出来る利点がある代わりに、パートナー以外も仲良しになるんですね。

オキシトシンは、仲間意識の中での仲良し構築ですから、同じ国民、同じ仲間、同じパートナーといった関係での信頼関係を構築しますから、ある意味、世界中の人と仲良しとは行かない可能性があるようです。
一番良いのは、両方のバランスが取れてるのが良いのでしょう。
また、これらのホルモンの強弱は遺伝による所が大きく、少ない人は、人間関係でも苦労するし、離婚率も高いという調査結果があるそうです。
およそ、調査した40%の人が、オキシトシンの働きが弱く、人間関係や結婚生活で苦労しているそうです。

さて、ここで「紫微斗数」の出番です。
「紫微斗数」の命盤の、「兄弟宮と夫妻宮と子女宮、父母宮」は、オキシトシンの作用を受けていると感じます。一方、「奴僕宮と遷移宮」は、ドーパミンの作用を受けているのではと、感じます。
夫妻宮に「右弼」が、あったり、命宮に紅鸞あったり、貪狼や廉貞の人には、ドーパミンが強いとか。なぜかって? 異性との関わりが強いから・・・。
夫妻宮の良い人には、オキシトシンが強いのかも。

しかも、遺伝性ですから、生まれた時に決まってしまうのでしょうね。だけど、遺伝だけでは占い的には少し疑問も残ります。両親が人間関係が良好のタイプで合った場合、生まれた子供も同じかどうかは疑問が残るところです。

生年月日、出生時刻で偶然決まることは無いのだろうか?

いずれにしても、人間関係で苦労する人は、生まれた時の命盤にすでに現れていますし、良好の人も生まれた時に決まってしまいます。

だけど、朗報です!
実験の結果、オキシトシンは後天的に増やすことが可能だそうです。
その方法は、活動に参加して、人と合う時は同性でも「ハグ」したり、手を握ったり、楽しい会話をしたりすると、オキシトシンは増える体質に変わってゆくそうです。

一人で増やす方法もあるそうです。それは、映画や本を読んで、多く感動することで、オキシトシンが増えるという実験結果を得ているそうです。

つまり、積極的な行動から、オキシトシンが多く分泌されるように、脳内の変化が起こってくるそうです。
ですから、鑑定結果で人間関係が悪いという結果が出ても、良くする方法があるということです。
「命宮、兄弟宮、夫妻宮、子女宮、遷移宮、奴僕宮、父母宮」が悪くても、積極的に人と交わる行動で、人生を変えて行けると言うことです。

頑張りましょう。

今日は、「紫微斗数」の命盤を科学的な根拠から検証してみました。


紫微斗数での鑑定のご相談は:
http://miya.on.omisenomikata.jp/

2014年6月16日月曜日

自分のこと

生年月日、出生時刻で鑑定する「命術」は、出生の時刻がはっきりしていれば、どんな結果の命盤が出ようが、それがその人の真実の宿命と確信しながら鑑定を進める。

もし、鑑定しながら、命盤の人物と本人は違う可能性が疑われる場合は、出生時刻を前後させて、命盤を作成すれば、大体 本人と一致した命盤になる。

それは、命盤の命宮が変化するのは、一日の24時間を2時間毎に区切って命宮の位置を求める仕組みになっているからだ。
命宮が切り替わる時刻辺りで出生していると、前後どちらかの時刻になるので、産院などでの時刻の記録する時のタイミングで誤差も出るのでしょう。
また、人が生まれる時に一生の運命が決まるという訳であるが、そのタイミングはデジタル的ではないと思うのです。デジタル時計がカチンと数字が変わるのと違い、ジワ~と変化してゆくのではと思ってます。

ところで、この出生時刻が不明の場合は、一日のすべての命盤を作成し、その中から、一番ふさわしい人生傾向の命盤を本命とすれば良いのですが、時として判定しにくい場合があります。

それは、一日に命盤の種類は、全部で12種類出来るのですが、どの命盤を診ても似通ってる事があります。
命宮の位置と、命宮の星の様子で、数種類に絞れるのですが、その後が決められない場合がたまにあります。

実は、私も出生時刻が不明です。もしかしたら、出生の日にちも違うのではという疑問も捨て去り難いのです。母親が存命中に戸籍と違う日にちを口にしたことがあるので・・・。

父親はいつも身近に居ましたが、我が子のように抱いたり話しかけたりされなかったのです。
私自身も、中学生ぐらいまで、自分の父親を他所のオジサンという感覚で接していました。
互いに話しかけることもなく、幼少の頃から父親とは身近に居ながら縁が薄い状態でした。
また、夫婦仲も最悪で、今で言うDVでした。
中学生になった私は、母親に密かに離婚を勧めたほどですから、今更ながらに凄いことを言ったものだと思ってます。

今、晩年という時期になって思い返しても、私に愛情の欠片も与えてくれなかった父親ですから、出生の届けも、期限ぎりぎりの2週間目頃に届けられてることが戸籍謄本をみると解ります。
それは、果たして本当に生まれた日なのか? 期限過ぎての届けはマズイので、適当に期限ぎりぎりの出生にした可能性はあります。

当時は、出産は自宅で「産婆さん」という、助産婦さんが介助してくれたそうですから。

そんな経緯もあり、私は自分の宿命を占うのに自信が無いのです。
一応、それらしき生年月日と出生時刻を当てはめていますが、本当はいつなのか、未だに迷っているのです。

人様は鑑定しても、自分の未来を自信を持って鑑定出来ないです。

自分はいったい何なのか?

太陰星? 破軍星? いや巨門星? 
自信がありません。 でも、どれも波瀾万丈の命盤に変わりはないですが、どれでもいいけど。

宿命が私を尅すまで、し太く、ずうずうしく生きます。
そうしたら、それが私の本物の宿命、命盤が確定します。

2014年6月15日日曜日

ご夫婦、お二人の鑑定というのが、時々あります。時には一家全員分ということも。
そんな中でも、今日はご夫婦二人の命盤の話しです。

一言で言って、運命共同体と言える組み合わせが非常に多いです。
長く連れ添えば連れ添うほど、巡る年月日の運勢も同じように巡る。不思議ですね。

途中で、離婚や死別してしまう場合も、別れるまでは運勢と時期が一緒。

別れる時期も、日運までな合わなくても、太限や太歳などは非常に合致するです。

また、別れることによって楽になる側は、別れる時の運勢は吉運!
別れた後に、金銭的や住居などで不自由する側は、凶運で、その後の財運、田宅運が悪くなっているんです。

何組ものカップルを診てそう感じます。

子供も含めて4人家族などの場合も、別れた後の運勢の変化が命盤に出てます。それぞれ個人個人の命盤に。これって、後天的な運勢の筈なのに、オギャーって生まれた時に命盤は出来てしまう訳ですから。後天的って思えなくなってしまうんですよね。



生まれた時から、そうなる運命に、父さんも、母さんも、そして後から生まれた子供たちも・・・。

不思議な事がいっぱいの紫微斗数です。

だから、鑑定は興味深くのめり込んでしまいます。

何となく、家族全員の命盤を鑑定し、ストリーを読み取る時って、タロットのリーディングをしている感覚になってしまいます。

お客様の眼の前に、全員の命盤を並べて、「お父さんがこの時に不倫をして、お母さんが、それで夫婦関係を拒絶するようになって、その後、お父さんは家を出て、お金も入れなくなって、お母さんは働きに出て、この時期にはお金の苦労と、仕事運が辛い状況と出ていて、子供も、この時期から、家庭運の悪さが出始めますよね・・・」という具合に、ストーリーが出来てしまう。

ご相談者さんは、分りやすい、納得と。でも、まだ、説明したことは近未来のこと。

取り敢えず、夫婦仲を改善する努力をして、それでも、命盤のようになって行ってしまうなら、其の先が、お母さんには判っているから、早めの対策が始まる。職探しとか・・・。

しかし、夫婦仲が何故悪くなってしまうのかも、互いの命盤を並べて見ると判るのが、紫微斗数の良い所と感じます。

紫微斗数って何?

街に出て、若い人たちに「紫微斗数」っていう占いを知っているか聞きますと、ほとんどの人達は知りません。
紫微斗数を扱う占術家は、ネットなどを通じて「紫微斗数」という占いの理解を広めようと努力されています。日本では、まだまだ市民権を得られていない占術と感じます。

鑑定する側も、非常に相談者の生涯の傾向や事象の時期、その吉凶が手に取るように判る占術ですから、初歩から始めても比較的早く、鑑定できる域に達します。

秘伝と言われる「四化飛星」という技術や、巡ってくる年月日の運勢の事象やその吉凶も、「活盤」という考え方を理解して、その上に「四化飛星」の技を重ねあわせて鑑定することによって、まさに「恐ろしいほど」と言われるほどの的中率がある訳で、これが初心者でも数年で使いこなせるようになるのです。それ故に、古代から一般には公開せず、門外不出とされてきた占術の所以ではないかと思います。極端な言い方をすれば、占術に興味のある一般の人は、その気になれば「一億総占い師」なんていうことにもなるかも知れません。

そうなると、占いを仕事にしている人は、飯の食い上げになってしまいそうですね。
四柱推命は、命式自体はシンプルですが、そのシンプルの命式から人生の事象、時期、吉凶を読み取るのには、相当の研究心と経験を積まなければなりません。最低でも10年と言われる所以です。

四柱推命も紫微斗数も、生年月日の他に、「出生時刻」が必須です。正確には「出生場所」も必要です。占いの鑑定に必要な出生に関する時間は、「生まれた場所の時間」が重要だからです。
現在の社会では、お昼の12:00といえば、日本全国、北海道から九州まで、12:00ですよね。
NHKのお昼のニュースが、北海道と九州で時間をズラして放送開始していませんね。
しかし、人が生まれるのは、宇宙的規模のエネルギー影響下で、この世に誕生するのです。
つまり、地球上の様々な万物は、天体、地球の位置などの影響を常に受けている訳です。
特に、影響力が大きいのは、地球の一番近くにある「月」です。
その次が、地球の位置、太陽に向かって、どのような位置にあるかです。
汐の満引きは月の影響を強く受けています。珊瑚の産卵は「満月の夜」と生物学的に判っています。女性の「月経」は月の周期に酷似しています。その他、あげると限がありません。

と、言うことで生まれた瞬間、地球の位置、月の位置、その他の天体の位置関係は重要な要素になります。
様々な、宇宙のエネルギーはそれぞれの周期の波動ですから、バイオリズムと同じように複雑な周期の波の合成体で、生まれた瞬間の複雑な波形の、どの位置で生まれたかによって、その後の人生が、そのエネルギーの波動によって左右されて行くという考えが、生年月日、時刻で占う占術の基本的原理です。そういう占術を「命術」といいます。
そいういう占術には、紫微斗数の他に、西洋占星術、宿曜経、四柱推命、算命術などさまざまなものがあります。

一方、生年月日には関係なく、相談者が鑑定に訪れた瞬間の、「年月日、時刻」で占う占術があります。これは、あまり先の未来予測には不向きですが、差し迫った物事の判断には鋭い結果が得られます。これを、「卜占」といい、有名な心理学者のフロイトの共同研究者でもあった、ユングが提唱した「シンクロニシティー」を利用した占いです。

シンクロニシティーとは、「偶然に起こったことは、必然性があって起こった」という研究結果から提唱された言葉です。
卜占には、有名な、タロット、易などがそれに当たります。
また、卜占の分類に入るけれど、鑑定する時の、年月日、時刻を使うものに、九星日盤鑑定、奇門遁甲などもあります。

今日は、紫微斗数が属する占術は、いったい何なのかを簡単に記述してみました。

ホームページ:http://miya.on.omisenomikata.jp/

2014年4月16日水曜日

『紫微斗数』での鑑定のご案内

『鑑定ご案内』

今や「四柱推命」を超えるとまで、言われるようになった命占ですが、まだ街占いでは、看板すら目にすることは滅多にありません。

未だ無名のこの占術を広く知って頂きたく、Yahoo知恵袋や公開鑑定、介護施設などでのボランティア鑑定を行なって知名度を上げるよう努力しています。

「紫微斗数」の特徴は、ネットで検索して頂ければお分かりと思いますが、人の人生における詳しい状況の事象です。しかも、年月、日にち、までも時期が推測出来ることです。

今回のご案内は、無料鑑定での公開鑑定ではなく、しっかりとした内容で、非公開での詳しい相談に応じる、ご案内を下記に掲載しました。

対面基本鑑定 ¥3000 30分。
生涯の12宮が示す事象の鑑定説明。
(時間内であれば質問はいくつでもOKです)

メール基本鑑定 ¥3000
生涯の12宮が示す事象の鑑定説明。
(質問期間は一週間ですが、返信頻度に限りがあります)

対面詳細鑑定 60分 ¥5000
(予約制で命盤と鑑定書をお渡しします)
命盤の12宮の分析結果と特に注意すべき事象を説明します。
(時間内であれば、質問もいくつでもOKです)
特定事項に絞っての相談アドバイスできます。

上記の鑑定を受けられ「命盤」作成されている場合の追加鑑定
30分 ¥3000

お支払いは、対面鑑定の場合は鑑定時。

メール鑑定の場合は、指定銀行口座振込確認後。

兄弟、友人などの人間関係
(特定の人との関係を調べる場合は、相手の基本鑑定必要です)

恋愛、結婚問題(異性との出会いチャンスの時期なども、結婚後の傾向)
相性を診る場合には、相手の基本鑑定が必須です。相手の生年月日、時刻、出生地が必須。

子供の問題(養育中の問題や出産に伴う事象など)
実際に子供との関係を診たい場合は、子供の生年月日、時刻、出生地が必須。

財運
財運の悩み、今後の財運についての相談。

疾厄宮分析(健康、災難など)
この先の人生において大きな問題が起きるか否かの相談。

遷移宮分析(移動運)
引っ越し、旅行、転勤、出張、外回りの仕事運、交通事故や災難との遭遇の状況。

人間関係一般の問題
何かと人間関係で苦労する場合の原因と解決法。

家屋、不動産、家庭問題

生涯で非常に危険な時期の有無
ある場合には時期の予測。

精神的な問題(原因と対策)

両親や目上の人との問題

以上の項目をお受けします。

近隣の方は出張もいたします。

※鑑定は予約制で行なっています。

申し込み
メール:tm4209@mpd.biglobe.ne.jp
 


携帯電話:080-5121-4209 AM10:00~PM8:00受付中

(鑑定中などで出られない場合あり)

FAX   :054-357-0987 (自動受信&留守電)


LINE:(ID検索は「miyasan1951」で検索してください)


鑑定申し込みには:下記の項目をお知らせください。
お名前・生年月日・出生時刻・出生地(都道府県名)
連絡先・電話番号など(メール鑑定の場合は不要)

所在地:静岡市清水区楠新田396(JR草薙駅徒歩8分、国道1号線沿い)

2014年4月14日月曜日

スマホのウィルス感染

今日はまったく占いに関係ない話題を投稿します。

私はスマホって便利だなあと思ってますが、未だに使っていません。

写真の通りの旧式の携帯です。
この携帯はパソコンのようにウィルスには感染しません。

しかし、迷惑メールはよく来ます。
鑑定の仕事がら、メールフィルターの設定は緩くしてあります。
そのため、実にクダラナイ迷惑メールが来ます。

例えばの例です。

「◇.タ,イ,ト ル
【▼アドレス表示中▼】サイト好き…?

155センチ62キロGカップまみ�サ ン,か.ら,メ,ー ル.で,す ♪
貴方にモミモミして貰いたいおっぱい。

◇,本,文,は こ,こ か ら
http://dtqu.d0m-qef.co.uk/DLGF/MHHQNETJs7LLQLKUIINKsMJFMKHPIoOJSOZR7
お問い合わせは上記のURLよりお願いたします♪  
10013211365 Ё,ソ ニ ッ,ク」

と、いった感じです。(間違っても、上記のURLにアクセスしないでください)
詐欺に遭いますよ。

このようなメールが来始めると、5分おきに何十通も来ます。
送る側はパソコンで自動的にバンバン送出しているのでしょう。

以前は、着信のつど、着信拒否リストに登録していましたが、着信拒否すると自動的にでしょう、送信者のアドレスを変えて送り続けてきます。拒否リストに登録出来る数は決まっていますから、限がありません。

最近は、放っておきます。でも、必要なメールかも知れないので一応、着信チェックはします。

後でまとめて削除します。

では、何故こういう迷惑メールが洪水のように集中して送られてくるのか原因を考えてみました。

迷惑メールが来なく成る時は、まったく何週間も来ません。来始めると数日間はドッと来ます。

来始める時に、思い当たることが必ずあります。

私の携帯アドレスを、誰か新しい人が自分のスマホに登録した時です。

例えば、新しい鑑定依頼があって、その方が私の携帯アドレスを新規に登録された後に、迷惑メールがドッと来るようになります。

全ての人のスマホがウィルスに感染している訳ではないようです。

しかし、迷惑メールがドッと来る時には、以上のような事象の後です。

皆さん、知らず知らずに、貴方のスマホがウィルスに感染して、大切な貴方のアドレス帳やスマホ内部に保存されてる秘密情報も盗み取られて外部に送信されているんですよ。

スマートフォンはパソコンと同じ構造になっていますから、インターネットから簡単にウィルス感染します。セキュリティソフトは必須です。

盗み取られたアドレス帳などから、迷惑メールを一斉送信しているんです。
また、盗みとられたアドレスや秘密情報は一件何円で売買されているそうです。


2014年4月12日土曜日

NHKスペシャルと紫微斗数!?

以前の記事でも投稿しましたが、NHKスペシャルでは時々、科学の最前線を特集しています。
その番組内容と「紫微斗数」や占いといったものが、「科学」と結びついていると、私は非常に感じてしまいます。

今回のNHKスペシャルは、「人体ミクロの大冒険」というテーマで、全3回の放送です。

紫微斗数の命盤で、よく見かける「人間関係(人事)」に問題を抱える人には、第二回放送の「細胞が出す魔法の薬」というのが、欠けているか少ないのではと感じました。

これが少ないと、「命盤」に凶星と言われる星が入っているのでは?
と感じました。特に、兄弟宮・夫妻宮・子女宮・奴僕宮の悪い人は、家族関係や仕事。人生においての人間関係で苦労が多いです。

「細胞が出す魔法の薬」が少ないと、人への愛情が無くなったり、子供への愛情が無くなったり、夫婦関係も覚めたり、世間一般の人間関係でも苦労するというのです。

その魔法の薬とは、「オキシトシン」という、昔から知られていた脳下垂体から分泌されるホルモンです。番組をご覧なれば一目瞭然ですが、この「オキシトシン」は人を好きになったったりすると多く分泌されるのですが、「オキシトシン」が先に分泌されると、人を好きになったり、人に優しくなれたり、子供を可愛く感じたり、自閉症の人でも話が出来るようになり、人とのコミュニケーションが改善されるという。ここには書ききれないが、番組では多くの実験結果からの例を紹介していた。

ちなみに「オキシトシン」は日本では手に入らないが、アマゾンなどから個人輸入が出来る。
金額は6000円ほど。

再放送が視聴可能なら是非見て欲しい番組です。
将来は占いの原理が科学的に解明される日が来るように感じました。

番組ホームページ

http://www.nhk.or.jp/special/eyes/27/index.html


2014年4月11日金曜日

紫微斗数の流年の考察方のいろいろ

私が師匠に教えていただいた流年(巡ってくる年月日の運勢)の考察法は、10年運は太限で活盤飛星は「宮の十干」から。一年運は「太歳」で飛星は、「太歳宮の十干」から。月運は、子年斗君の「月の宮の十干」から飛星します。日運については、紫微斗数は使わず、九星日盤や他の卜占ということです。

他の先生方によると、一年運を「小限」を使う方もあるようです。私の今までの経験では「太歳」が的中率大きいと実感していますので太歳を採用しています。小限は別の意味で参考にはします。

また、太歳からの四化飛星の場合、流派と言って良いのかどうかは判りませんが、太歳宮の十干ではなく、実際の「その年の十干」で四化飛星する先生もいらっしゃいます。
日運も子年斗君から割り出した日の宮からの飛星ではなく、「実際の暦の日にちの十干」から四化飛星されてます。これについては、今後、検証してみようと思っています。
今のところ、宮からの四化飛星で太歳や日運を診てきましたが、とりあえず問題は感じませんでした。しかし、占術向上のために今後は、両方を考察してみたいと思います。
四化の考え方も、いろいろあるので柔軟に研究するように心がけよう、改めて思います。

以前は写真撮影で暇さえあれば、よく出かけていました。
地元の「興津」方面の写真です。

「健康ランド」の建物が見えます。
駿河湾の向こうの山々は沼津市西浦辺りです。


2014年4月10日木曜日

彦根城での印象的な人

観光を兼ねて彦根に出張に行ってきました。
靜岡を9日の通勤帯に出発する時、すでに靜岡の桜は散り、枝桜になってしまっていましたが、彦根の桜は満開でした。風が吹いても花びら一つ舞うこと無く、まさに満開絶頂で、素晴らしい快晴の青空に薄桃色の絢爛豪華な風景を楽しませていただきました。写真はこの記事の最後に掲載しておきます。

そして、彦根城に出向いて一休みしながら鑑定させて頂いた女性の中に印象的な宿命の方がおりましたので、本人に承諾の上、ここに紹介させていただきます。

命盤はあえて掲載しませんが、説明の中で12宮の位置などについて、分かりづらい場合は前回の記事の「命盤の解説」を合わせて御覧ください。

女性は仮名「貴子さん」とします。
貴子さんは今年、41歳で18歳の娘さんと二人暮らしです。
この方の悩みは、「何処の会社に行っても長続きしない」というものでした。
質問は、それだけで取り敢えず命盤を作成してみました。

命宮は「亥の宮」で、「天機(平)・文曲・陀羅・天馬」です。
気になる宮としては、財帛宮「天同(落陥)・巨門(落陥)・化権星・命宮化権星」
疾厄宮「貪狼・右弼・生年化忌・地劫・陰殺・命宮化忌・自化化科星・自化禄星」
奴僕宮「廉貞(平)・天府(廟)・天空・自化忌」
官禄宮「主星無し・文昌・天魁」
福徳宮「主星無し・肇羊・天刑」

四化飛星せずとも、元命盤の狀態でも「財運・トラブル運・人間関係・仕事運・精神状態」などに問題が有ると感じます。

「天地人」と言われる、元命盤・活盤等で、様々な四化飛星してみると更に観えるものがあります。

元命盤では、命宮から観ると、色情・異性トラブル。

遷移宮からでは、人間関係全般において起伏の激しい状況。良い悪いが極端。

財帛宮からは、財の獲得が出来にくい状況でありながら、財の流出が大きい傾向。何もしなでも出て行きやすい。

疾厄宮からは、命宮へ化忌が飛星して、「疾疫宮」と「命宮」で化忌の飛ばし合い!!
ただ、幸いなのは疾厄宮に「自化禄星・自化化科星」があることですね。これで少しは凶意を減らせるかも。

官禄宮からは、外出、移動を伴う事(車の運転や営業)、一生仕事に波乱傾向。

田宅宮からは、夫妻宮の「太陽星」に化忌を飛ばし、まさに夫を尅してます。実際に離婚したそうです。太陽は男性も表しますから。ちなみに「太陰」は女性も表します。

福徳宮からは、遷移宮へ化忌を飛ばし、出歩くことで精神的に煩悶狀態になりやすいようです。
家の中で過ごしたり、家の中で出来る仕事が良いでしょうね。

ざっくり命盤を見回して、結論が出ました。

貴子さんは、人間関係が何処に行っても旨く出来ないで、そのため仕事も旨く出来ず、辞める結果になっていると思われます。
この方の性格は、繊細で神経質なのに、対人関係で人の気分を害することをしてしまうようです。さらに、異性関係がルーズのようです。したがって恋愛、結婚運も悪いでしょう。お金の面でもルーズでしょう。お金が無くても浪費傾向があり、破財の可能性もあります。
以上のようなことを本人に説明し、今までは実際は、どうだったのか聞いてみました。

本人曰く、何処に行っても、人間関係が旨くいかなくて、同性の同僚から虐められることが多かったと。会社は20社は変わってるとのこと。
男性社員とは如何だったのか聞くと、比較的簡単に付き合うようになるが、嫌われてしまうそうです。その原因は、独りの男性だけでなく、誰とでも親しくなってしまうからでしょう。
仕事が長続きしないので、収入が安定せず、高校生の子供の養育費を稼ぐことが出来ずに、生活保護を受けているとのこと。しかし、驚くのは、生活保護を受けている割には、高価なタブレット端末を所持してネットサーフィンしていることです。
私などは未だに旧型の携帯電話です。

娘の下に弟がいたが、小さい時に事故で亡くなってしまったとのこと。
現在は一応仕事を探してはいるが、配達や訪問したり、出歩く仕事では、徹底的に道に迷ってしまい。会社に戻ることさえ大変だそうです。困り果てて会社に電話するも、サボっていたのではないかと疑念を持たれる始末だそうです。

命盤は正直というか、全てが観えてしまうものですね。

最後にアドバイスですが、まず本人があまり仕事をする意欲が無いと感じました。
こういう場合には、アドバイスのしようがありませんです。

一応、外に出歩く仕事でなく、屋内で一日出来る仕事が良いだろうということと、人を相手にする仕事も不向きでしょうと、製造業関係で、少人数の、出来るなら知人や友人、親戚に紹介してもらえる職場が良いと伝えました。親戚や知人の居る所なら、異性関係も羽目を外しにくいのではと考えたからです。

しかし、この方は、この先、10年間も財と仕事と人間関係と波乱の人生を送りそうです。まさに命盤の通り、宿命の通りに人生を送りそうです。
宿命を変えるのは大変ですが、何もしないよりは苦労はしても、努力すれば、最悪の事態は避けれると感じます。また、考え方を変えるのも非常に重要と感じます。ヤケクソにならないことです。

私も、ある時期ヤケクソに生きていた時期がありました。ヤケクソになれば益々奈落に向かいます。

暗い話題になってしまいました。

彦根は見事な桜でした。「彦ニャン」もあっちこっちに居ました。街頭には「♪ヒコニャンニャン・・・」と音楽がながれてました。

彦根城の桜です。

見事ですぅ。

お堀に映る桜

城の中には入りませんでした。
入るには行列30分待ち!

2014年4月9日水曜日

紫微斗数の命盤の説明

上記の命盤の例は「東海林秀樹先生の紫微斗数占星術奥義(学研)」より抜粋で使用させていただきました。

紫微斗数は占いたい人の「生年月日・出生時刻・出生地・性別」から、命盤と言われるホロスコープを作成します。
その命盤は、上図のように周囲を12個の四角で囲った表のようなものです。
命盤の例では、左上の隅が「命宮」になります。
命宮は、その人の先天的宿命が現れ、人生の傾向と性格、成功するタイプか否かが判ります。
左下隅から右へ2番目の宮が「財帛宮」であり「身宮」です。
「身宮」は第二の「命宮」とも言えるもので、人生の後半、あるいは後天運を司ると言われるものです。命宮を含む12宮は人によって様々な組み合わせの星が入ります。
12宮の順番は決まっていますが、命宮の位置は人によって違います。それに伴って他の11宮の位置も全体が移動します。

12宮には、「太限46歳~55歳」というような表記もありますね。(例では疾厄宮)
これは、12の宮が一生を10年毎に区切って診る10年運です。
一年運は「太歳(たいさい)」と言って、その年の(今年は午)十二支に該当する宮が、その年の運勢を表します。2014年は「午年」ですから、上図の命盤では「父母宮」が「午」になっていますね。
命盤の例の「山田梅子」さんは、2014年には満42歳です。紫微斗数では、年齢は数え年で診ますから、43歳となります。数え歳というのは、生まれた瞬間に1歳と数えます。そのため、毎年、旧暦の正月(太陽暦では1月下旬から2月上旬ごろ)で1歳プラスされます。

命宮以外の11宮はそれぞれの分野に分かれていて、細かく占うことが出来ます。

兄弟宮
兄弟姉妹、親友やライバルとの人間関係。

夫妻宮
その人の好みの異性のタイプ。恋愛や結婚生活での状況。

子女宮
生まれる子供のタイプ。その子供との人間関係。セックス生殖の状況(性行為、出産の状況)。

財帛宮
財運、金銭の稼ぎの良否。浪費か蓄財か。コツコツ型か一発勝負型か。勤め人タイプか自営タイプか。

疾厄宮
羅患しやすい病気。一生涯を通じて罹りやすい病気。生涯の健康状態。遭遇する災難の傾向。

遷移宮
外出時の運気。一歩家を出てからの状況。特に遠方に出向いた時に出る状況。
遠方での発展の可否。災難の可否。人間関係の良否。その人の外面。

奴僕宮
一般の人を対象にした人間関係の良否。基本的には自分より目下の人。広い意味で顧客や同僚。生徒や部下。

官禄宮
適職。仕事のスタイル。

田宅宮
不動産運。晩年に向かっての貯蓄や財運。家庭状況。夫妻宮の補助的考察での夫婦の性生活。

福徳宮
深層心理を表す。趣味や娯楽の傾向。寿命に関すること。

父母宮
父母との関係。広い意味で上司や目上の人との関係。

以上、12宮の概略です。
紫微斗数の鑑定において、度々登場する言葉ですので、参考にしてください。

2014年4月8日火曜日

ヤフー知恵袋鑑定例

◎ 質問

ホロスコープ鑑定できる方、お願いします!

最近ホロスコープに興味を持ち、色々な無料サイトや本屋で読み解こうとしているのですが中々難しく納得いくほどの解釈ができません。
代わりに鑑
定してくださる方がいたらお願いします。

生年月日・1994/5/19
出生時間・15:00(ちょうどです)
出生地・静岡県 浜松市
性別・女

それぞれがそれぞれにどう影響していて、総合的にどういう性格なのか知りたいです。
よろしくお願いします!

□ 回答は下記アドレスです。

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12127213217?fr=chie_my_notice_ba

2014年4月6日日曜日

ある、お爺ちゃんの話

今朝、バイト先のディサービスで、送迎の間に合わなかった、お爺ちゃんを一人だけ、私は施設の軽自動車でお迎えに行きました。

お爺ちゃんは助手席で、突然、「俺は、もう永くはないなあ~」
私、「どうしたんですか?」

「俺は、もう95歳だけんど、○○が夢に出てきて、○○言っただよ」

お爺ちゃんは、歩くのは少し手を添える程度で、ゆっくり歩くことが出来ます。
認知も全くなく、施設では将棋を楽しんでおり、海外ニュースもよく観ていて、貿易問題や紛争のことで意見を言ってくれます。そんな、お爺ちゃんが夢の話をしたのです。

○○の部分がよく聞き取れなかったのですが、多分、お爺ちゃんの知り合いが夢に出てきて、先行き永くないことを言ったのでしょう。

こういうことは、よくあります。

死期の迫った人は、すでに亡くなっている知人や親兄弟が夢に現れるのです。
そして、待っているような事を言ったり見たりするのです。

私の母親も亡くなる数ヶ月前頃から、母親も親しくしていた人(何十年も前に亡くなっている)が、夢に出てくる話をしました。

その後、母親は老衰が進み始め、日中、面会にゆくと、「今さっき、○○さんが面会に来てくれたよ」と言うのです。○○さんは、何十年も前に亡くなった、夢の中に出てきた母親の知人です。

死期が近づくと、あの世が観えるのでしょうか。

こういう話は山ほどあります。

さあ、お爺ちゃんは、どうなるのかな。

占い鑑定師の財帛宮の良し悪しは、お客様の財運の良し悪しと連動?

今日は、ちょっと奇妙なタイトルの記事です。

先日、東京の師匠の紫微斗数の講座の集まりで、始まる前のみんなでの雑談の中で、依頼に来られる人々の話になりました。

ある男性Aさんは、プロの占い師になるつもりは無いけれど、占いには非常に興味があり、易から始まり多くの占術を学んで来たそうです。そして、今は紫微斗数を覚えるように以前の師匠から勧められたとか。

私はその方を人相的に診て、「武曲・天相」かなと思える雰囲気の方で、会社員なら役職で、地位と財運、人縁に恵まれていると観ました。
話をしてみると、まさにその通りのようでした。
遠隔地からの参加です。
占いの鑑定依頼は結構あるようですが、まだ趣味の段階ゆえに無料で鑑定して、自分の勉強にしているそうですが、鑑定依頼の方は皆、裕福の人ばかりでだそうです。
金銭的に裕福でも悩みのある方はいるのですね。

また、別の勉強会で一緒になった、ある男性Bさんの方は、占術歴も長く、様々な占術をマスターされ、技術的にも優れているようですが、占いでは食えなくて、バイト的な、それも短期間の仕事しか無く、非常に困窮していると話していました。師匠が彼の命盤を診て、財運の悪さ、仕事運の悪さを指摘していました。
技術は優れていても、お客さんが来ないことには何も始まらないのですね。従って収入がない。他の仕事を探しても、なかなか見つからない。
命盤が、そうなってると、そういう風に成ってしまうのは困ったなあと思いました。


Aさんは財運、仕事運、人縁が良好で、趣味の占いにも裕福なお客さんが宣伝もしなくても来られて、無料でと言っても、何万ものお金を置いてゆく。

かたや、Bさんは占術の技術は優秀であるけど、財運、仕事運悪く、お客さんは無し、他の仕事も無し、その日食べるご飯にも不自由する。

これは、いったい、どうなってるの? と、考えてしまいます。

運の良し悪しとは凄いことです。

私も運の良い方ではありませんから、来られる方は生きる意欲を失ってしまいそうな方がほとんど。鑑定料も基本料の3000円も厳しい方も多いです。

私としては、一刻も早く困窮した状況から抜けだして欲しいと、命盤をじっくり精査するのですが、運命のハンディを持って生まれて来た方は、私同様に軌道修正は大変です。

出来そうもないことをアドバイスしても、意味がありません。
自分の実体験を元にアドバイスをしてゆきますが、こういう鑑定の場合、一回で終わりとは行きません。どちらかというと、カウンセリングに近く、本人の考え方を無理なく、本人自身が導き出すようにしてゆかなければならないです。
私の場合は、哲学に触れ、新興宗教ではなく古来の信仰の精神世界に触れることによって、得られた一種の悟りのようなものによって、基本的な考え方が変わりました。

自分の宿命を受け入れられるようになってから、物事は旨く進むようになりました。

他人の宿命を羨ましく思えるうちは、良いことは起こらないようです。

今では輪廻転生を信じるようになりました。信じても來世の事は判りませんし、たとえ來世に生まれ変わっても、現在の自分を覚えてはいないでしょう。

ただ、言えることは、私は前世で徳を積んでいなかったということです。現世の辛苦は、現世に与えられた課題と思っています。死ぬまでのこの課題を少しでも消化できるように頑張るつもりです。
そういうことに真剣に取り組めば、必要最小限のものは黙っていても与えられると実感しています。
それは、有り難いことです。

2014年4月5日土曜日

最後の花見

昨日はちょっと、日運の遷移宮が気になり、紫微斗数タロットで卜占してから東京へ。
紫微斗数タロットのカードは一枚引きで占的は「無事に行ってこれるか?」
出たカードは「陀羅の逆」、リーディングで「困難があっても乗り越える」と解釈。

結果は、往きながらは強風と小田原駅での人身事故などで、一時電車が止まったが、問題にならない程度の遅れで、無事に新宿まで到達。

東京は大雨が降り終わった後で、路面に水溜りがあったが、コウモリも使わないで師匠の講義会場に到着。
日中の暑さは吹っ飛んで、寒い! ダウン持って行って正解。
帰りも新幹線の自由席に座って靜岡まで。ラッキーな東京行きでした。

本日は昨夜遅くに帰って来たものの、一日仕事を頼まれ、ディサービスの利用者さんを花見にあっちこっちへとドライブ。「よくまあ、いろんな所を知っているねえ!」と、感心された。

私は命盤の遷移宮はまあまあ良いのです。
財運も仕事運も問題多いけど、移動に関する事(車の運転、旅行、登山、冒険)などには、何度も災難、危機から救われてます。道に迷うことも無く、目標もむしろ簡単なメモでも探し当てるのが得意。若い頃は宅急便や配布のバイトをしていました。
きっと、そういう仕事で個人プレー出来れば人生は発展していたでしょう。
平凡な会社員や商売がらみの自営は良くないですね。

官禄宮に生年化忌と自化忌だからね。

財帛宮は七殺(旺)でも鈴星同宮(;_;)


2014年4月4日金曜日

鑑定結果を活かした人

もう、3年ほど前の話です。
当時、私は占いの駆け出しで、小さな事業所で働いていました。
その事業所は起業して間もない狀態で、組織的な不備や無理な事業計画で、現場は混乱とミスの多い状況でした。
私の働く部署の隣の部署の責任者であったA子さんは、前任者の責任者が不適任で移動した後を継いで責任者になりました。
それまでのA子さんは、さっぱりとした性格で、物事の処理もテキパキとこなし、決断力も大いに発揮して、人の面倒見も良い人でした。ある意味、強い性格で男勝り的でした。歩く姿はやや猫背で声は低く、表情、雰囲気に老成ぶったものを持っていました。
また、仕事面においては自信家でもあるのでしょう。よく廊下等で同僚や上司と弁論し、相手を論破していました。世話好きな面もあるようで、困っている人を見ると放おっては置けない人でした。

そんな彼女が、組織の長になりました。
私は現場が隣でしたから、一部始終を毎日見ている状況でした。
前任者が辞めたのは、現場が大変な状況で、目が行き届かずミスが続発したからです。
しかし、A子さんが後任になっても、現場の状況は、そう簡単には変わりません。

隣から見ていて感じるのは、現場のスタッフの仕事への経験が少ない人が多いのと、完全な人手不足、仕事が結構キツイので辞める人も多く、入社してきても不慣れの人が多いうえに、職場の建物構造にも問題があり、業務遂行上、非常に効率が悪い作りになっています。

それらが、災いし苦労の多い現場仕事になっていました。
A子さんの性格からして、自らが現場に入り業務をこなすのが日常になるようになりました。
したがって、A子さんの本来の管理者の仕事が当然、時間内では出来ません。夕方以降、居残りで本来の自分の仕事を行うのも日常になりました。
そんなことが長く続く訳がありません。やがて、疲労とストレスで悲鳴を上げ始めました。

占いをやっている、という私に愚痴をこぼすようになりました。
ある日、「ねえ、私の運勢を診てくれない?」と言いました。

それから、出生時刻などを調べて貰って、当時の事でしたから無料で命盤を作り鑑定してあげました。

命宮は「天梁星と天刑」でした。
天梁星の性格は、まさに彼女の見た目の性格と同じでした。
「天刑」があるので、医療や介護の上級資格などの仕事にも適職といえると思います。実際の彼女の仕事はそういった職種でした。
命盤で目立って事は、子女宮、財帛宮、遷移宮、官禄宮でした。これは鑑定の要の「三合」が良くない状況です。
疾厄宮は「紫微、天府、左輔」ですから、過労や消化器系が伺えます。不慮的な災いはあまりなさそうです。
彼女に命盤について説明しました。
子女宮には「貪狼、生年化忌、地劫」
財帛宮には「太陰(落陥)、天魁、鈴星、化科星、命宮化忌」
遷移宮には「天機(落陥)、肇羊」
官禄宮には「太陽(落陥)、陀羅、天馬」

彼女は、「その通り」と、過去の状況を納得しました。
仕事では一箇所で長続きせずに変わることが多かったと、確かに官禄宮の星曜が悪く、天馬も居ます。仕事面でやり過ぎて失敗という感じです。仕事の変化は多かったと感じます。

遷移宮の状況から、対外的に落ち着かず変動多く、人との衝突も多かったと観えます。
彼女の命宮の判断で性格的なものが多分に影響していると観えます。

仕事は変動多ければ、当然、収入も不安定だったのでしょう。

彼女の「天梁星」の性格と命盤の諸条件からすると、出世すると苦労が多いと観えます。特に部下を持つと苦労が多いのではと。
そこを彼女に聞いてみました。
やはり、過去の職歴を思い出してみれば、部下を持つように、どうしてもなってしまうそうです。そして苦労が始まり、続かなく成ると。

奴僕宮は「破軍、右弼、禄存、化禄星」です。破軍がちょっと気になりますが、他は良好です。

私は次のようなアドバイスをしてみました。

現在の事業所で仕事を続けるなら、今持っている介護の上級資格を活かして、部下を持たない部署への移動願いをしてみたらと。

彼女の面倒見の良さを部下でなく、お客さんに活かしたら良いと感じました。
介護にはそういう仕事もあります。

例えば、ケアマネージャーに専念するとかです。今の組織の中で介護中心の業務で部下を多く持っていると身体も精神的にも疲弊して、今まで散々経験してきたことの繰り返しだよ。ともアドバイスしました。

その半年後、彼女は配置転換されて、独立した部署でケママネージャーになりました。
半年後に見たA子さんは笑顔で大きな元気な声でした。本来のA子さんになっていました。

彼女が去った後の部署は混乱が続き、A子さんを恨む声も多く耳にしました。
私としては複雑な気持ちですが、鑑定主役のA子さんは良い転機を得たと感じました。

卜占で事業所運を診ましたら、先行き悪い状況が出ていました。
私もその後、その事業所を辞めました。

2014年4月3日木曜日

ある兄弟の鑑定。

三ヶ月ほど前に鑑定した例ですが、19歳のお姉さんと17歳の弟の二人兄弟です。
家族は、他にお母さんと三人ぐらし。

実は弟が昨年、17歳でプールの授業中に亡くなってしまいました。
直接の死因はお聞きしなかったのですが、発見時には、プールの授業中に、プールの底に沈んでいるのを発見されたそうです。直ぐに救命処置や救急搬送されたが、蘇生出来なかったようです。
ですから、溺死か心臓発作かは、私には判りません。

この二人の兄弟の出生時刻から、それぞれ命盤を立てました。
2歳違いですが、命盤は双子のように似ています。
命宮が二人共「卯」で、主星が無い「命無正曜格」。
兄弟宮~父母宮までの12宮の主星の配置が、まったく同じです。
違うのは、生まれた年が違うために、「副星」の配置が違っています。
副星の配置とは、吉凶を判断する星の配置が違っていました。

基本的には、二人は男女の違いはあれども、よく似た兄弟であったと感じます。
それ以外の、年毎に巡る運勢は、互いが逆回りでした。
更に、生まれ年が違うので、12宮に配置される「十干」が異なっています。
したがって、12宮と、それに配置される主星は全て同じですが、年毎に巡る運勢と、吉凶の状況が異なります。

それで、弟の方の命盤で気付くのは、命宮が「火星」と「鈴星」に挟まれた「火鈴挟命」です。
これは、非常に良くないです。お姉さんの方にはありません。
さらに、弟の方には、「遷移宮」に「生年化忌星」が入っています。
「遷移宮」は、外出運を司ります。ここに凶星が入っていると、事故や災難に気を付けた方が良いと言われています。また、良くない人間との遭遇も有り得ます。

お姉さんの命盤で「生年化忌星」は何処に入っているかというと、「兄弟宮」に入っていました。
兄弟の事の良くない暗示ですね。

この二人の命盤には、二人の運命が、生まれた時から関連付けられていたと感じます。

弟は命盤では、昨年の6月に、10年運、一年運、月運が、悪い組み合わせとなって重なり合っていました。この弟は、2013年6月23日に亡くなりました。

そういう時に人には、重大な転機が訪れるようです。
それが、良いことか、悪い事かは、命盤で判ります。

ならば、その時期に災難に備えた行動をとれるのか、どうかを、後日検証してみたいと思います。

2014年4月2日水曜日

占いを活かせない人

先日、あるお母さんを鑑定しました。
もう、40代に入ったお母さんでした、今まで何かと苦労が多く、八方塞がりだと言うのです。
とりあえず、生年月日、出生時間と出生地をお聞きして、命盤を立てました。

出来た命盤をぐるりと見回して気付いた事を挙げてみました。

見た目はざっくばらんで、やや大雑把で、誰にでも気安く接するといった、印象を受ける女性です。でも女らしいという印象よりも男っぽい感じです。

命盤を診ると、性格的な感じは、見た目とは違い「精神的にマイナス思考」といったものが観えます。本来は緻密な思考の持ち主で、如何にも女性的な印象を醸し出す筈ですが、命宮にも遷移宮にも福徳宮にも凶星が入っています。そのせいです。本来の主星の良さが出ないのです。

「四化飛星」もしながら命盤を観てゆくと、夫妻宮の星曜は良好ですが、田宅や父母宮から夫妻宮は尅されています。
兄弟宮にも七殺と凶星が同宮です。親友と言えるような人は少ないでしょう。
夫婦関係も何らかしらの問題を抱えていそうです。

子女宮には目立った問題は見当たりません。

財帛宮は状況が悪いです。財帛宮が命宮を尅しています。

疾厄宮には貪狼と生年化忌と地劫。命宮からの化忌も入っています。
これは、相当に疾病あるいはトラブル災難に遭っていると思われます。
しかも、疾厄宮は命宮を尅しています。
つまり、命宮と疾厄宮が互いに「化忌星」を飛ばし合っています。残酷な状況です。疾厄宮に「貪狼」ですから、飲酒からの問題や色情の暗示ですから、その方面のトラブルも抱えているかも知れません。

遷移宮もよろしくありません。対外的な人間関係も問題を抱えていそうです。遷移宮は財帛宮を尅しています。

奴僕宮は一般的な人間関係、会社員なら同僚との関係ですが、ここも問題有り。
凶星がある上に自分で自分を尅する、自化忌狀態です。

官禄宮には主星がありません。それなのに遷移宮を尅しています。

福徳宮は遷移宮を尅しています。しかも、主星が無いのに凶星が独主。

命盤を一周して言えることは、まず、人間関係でトラブルの多い人ですね。
会社でも、身内でも夫婦間でも、人間関係で問題ばっかりの様子です。

さらに命盤鑑定の要の三合が互いに尅しあってる状況です。
三合とは「財帛宮、遷移宮、官禄宮」に、命宮も加えての状況が全てマズイ。

問題の根本は、この人の性格にあると言えます。

さて、ここで始めて彼女に質問してみました。
「いろいろと人間関係で苦労してるようですね。夫婦関係も旨くいってないのでは?」
さらに続けて。
「お金の面でも苦労しているし、仕事も何処に行っても長続きしないのでは?」

彼女は。
「そうなんです、何処に行っても、人間関係でゴタゴタして、イジメられたりするもんだから、頭に来て辞めてしまいます。お金も今は生活保護を受けてます。」

私は。
「旦那さんはいないの?」

「旦那とは別居中です。お金持ちの奥さんと浮気してるんです」

「相手の奥さんには旦那さんがいるんでしょ?」

「ハイ、いますよ」

なるほど、状況が読めました。

夫婦関係は破綻しているようで、離婚となるでしょう。
問題は、この人は、この先、仕事をして生活保護から抜け出せるのか、どうかです。

話をさらに聞いてみると、勤務先ですぐに男性社員と親しくなってしまうらしいのです。
そして、周囲から目につくようになって、結果的に社内の人間関係が悪くなって、イジメに遭って辞める羽目になるようです。

問題は異性関係だけでなく、仕事もちゃんとやっていないのではと観えます。

もう、問題の原因はハッキリしています。
そこを突いて、アドバイスをしてみました。しかし、性格というものは簡単には治らないというか、その気にならないという感じです。

これでは、多分、この人はずっと、このままの人生を歩んで往くだろうなと感じました。
まさに、宿命の通りに人生を歩むのです。

ちなみに命宮は、「天機(平)、文曲、陀羅(落陥)、天馬」です。
この組み合わせは、「口先でごまかそうとし、口災からトラブルに遭いやすいです」

しかも、命盤全体が悪いです。

何故か、こういう八方塞がりの方々が、私のお客さんに比較的多いです。
これも、私のカルマでしょう。こういう方々に上手なアドバイスをして、人生をより良く変えれるように出来なくてはならないのですが、今後の課題です。





2014年3月31日月曜日

占い鑑定結果の活かし方

占いで鑑定してもらうと、人それぞれの結果が出ます。

紫微斗数では、人生に置いての事細かなことについての傾向がハッキリと出ます。

例を挙げてみましょう。

1,基本的な性格、初対面の人に見せる第一印象の性格、心の内面の性格。
  (基本的な性格と心の内面の性格を変えるのには、哲学的な事に触れるとかしないと、なかな
   か変えるのはたいへんですが)

2,兄弟、姉妹、親友が多いか少ないか、その関係の良し悪し。
  (具体的には、どんな付き合い方になるのか)

3,恋愛、結婚の状況。
  (異性運、関係が良好に続くのか、離別し易いか、その理由はどんな事)

4,子供運、目をかける弟子のような関係の人との運。
  (子供が出来にくいか、恵まれるか、女性の場合は難産か、生まれた子供に問題は無いか、
   養育に問題は無いか、子供との人間関係の良否)

5,SEXに関しての良否。(恋愛時代と結婚してからの状況)

6,財運。(金銭が入りやすいとか、稼ぎ出せるとか、浪費か、貧乏なのか、金銭問題で人生を狂わ
      せるか、金銭で財運以外の問題を起こすか)

7,健康状態、生まれ持った身体状況、生涯の健康状況。
  (必ずしも、象意が現実化するとは限らない)

8,人生のトラブル、災難の傾向
  (事故に遭いやすいのか、人間関係、訴訟などの様々な災難)

9,移動運、家から一歩出てからの運勢、外回りの運、事故の有無の傾向、対外的な人間関係。
  (引っ越し、旅行、出張、海外の縁、遠隔地の縁など、家の中に篭っていれば関係ない運)

10,自分を取り巻く、一般的な人間関係の良否。
   (商売人であれば顧客、会社員なら同僚や部下、一歩も外に出ないなら縁のない運)

11,仕事運、適職、仕事が安定しているかの可否、仕事が仕事以外に与える問題の有無。

12,家庭の状況、家族状況、不動産の事に関しての良否、晩年に向かっての財運。

13,趣味の有無、精神的な満足度の良否、寿命。

14,両親の問題の有無、両親との人間関係。

大雑把に上げても以上の様な事柄を診ることができます。それらの鑑定には12宮のそれぞれを、総合的に観察して状況を判断します。

以上の鑑定結果の良否で一喜一憂するだけでは、何の意味もありません。
良い結果が得られた人は、そうなるように努力する必要があります。

また、全て良しという人は非常にまれであって、大概は良い所もあれば、問題の部分もあるのが普通です。良い所は、それを維持できるように努力し、悪い所は、その原因を鑑定してもらい、改善してゆく努力が必要です。

人は良いことは、普通と認識し、悪いことだけが気になるものです。
ですが、中には非常に辛い状況の八方塞がり的な方もいらっしゃいます。
人生は不公平と感ずる事が多々あります。輪廻転生的な考えをすれば理屈は通りますが、その人にしてみれば、現世のことしか意識がありませんから、不公平と感ずるのです。

ここで一番に問題にしたいのは、八方塞がり的な方の問題と、ある一部分の問題が大変深刻な場合です。
問題が深刻な場合、改善も大変な場合が多いです。自分の意志だけでは、どうにも成らない事もあります。
そういう場合は、どうすればいいのでしょう。
宿命には、自分の意志で改善できるものと、変えられないものがあります。
生まれ持った身体的状況、環境に起因する問題は簡単には変えられないことも多いです。

これは、私自身が該当しますし、体験し一応克服した事でもあります。

自分の宿命を知らない時には、一生懸命努力しているにも関わらず、物事がいちいち裏目になることが許せませんでした。誰のせいでもないのですが、悔しさをぶつける所がないのです。

運の悪さを恨むだけでした、こういう運の悪さを持って生まれた自分自身を恨むようになります。
自虐行為、自傷行為というのは、こういう状況から起こるのでしょう。

どうせ駄目だからと、益々マイナス思考になり、ハチャメチャな生き方をするようになります。
当然の事ながら、奈落に向かって益々、突き進みます。まさに負の連鎖です。
私は人生の半ば過ぎまで、大切な人生の時期をこのように過ごしてきました。
得たものは苦労と挫折以外の何もありません。

家族も親族も財産も不動産も全て失い、途方にくれていた時に、人生の転換期が訪れました。

話せば長い話になりますが、結論は占いを知ったことです。
そして、自分自身が鑑定できるまでになり、多くの人達の様々な人生を診る機会に恵まれるようになって悟りました。

もちろん、自分の宿命も鑑定しました。しかし、その内容に納得出来ませんでした。なぜなら、鑑定結果は良くないからです。鑑定が間違っているのではないかと、いろいろな占術で鑑定しても結果は同じです。

人生の2/3まで何も成果の得られない人生で、残ったものは苦労と挫折感でした。
占いに出会い、残りの1/3の人生を鑑定しても、良好な運勢ではありません。
つまり、一生恵まれないと言ってしまってもいいかも知れません。
もし、これがお客様の鑑定結果だったとしたら、どのように伝えればよいのでしょう。
きっと、希望を失い、生きる活力も失い、時には自殺してしまうかも知れません。

私も何度も何度も自分の命盤を精査しました。技術力が上がるに従い、見えなかったことも観えるようになります。そしてまたガッカリするのです。

では、どのようにして悟ったかと言いますと、信仰心を持つというのでしょうか。
いろいろな哲学書も読み漁り、心理学の本も読み漁りました。
宗教とはなんぞや? 信仰とは? 幸せとは何者? 生きる意味? などなど、いろいろ考えこみ悩む日々を送った末に結論がでました。

カルマなのです。つまり、自分が生まれてきた意味です。
輪廻転生論では、前世のやり残した課題です。生まれ持った課題です。
それを受け入れなければ、この先、生きてゆく意味は何も無いのです。道端の雑草と同じで、生きているから生きるだけ、という事になってしまいます。でも、人間には精神があります。草木のように何も考えずに生物学的にだけ生きてることは、なかなか出来ません。

こういう宿命に成ったことに、何か意味があるのです。
その意味が判って、それを受け入れれば、生きる意味も目的も出来てきます。

贅沢は許されず、清貧に生きて、人助けをする人生ということです。
それが、私のカルマと命盤にも読み取れます。

そういう宿命ならば、もう贅沢三昧をしている人様を羨ましがることもありません。
幸せな家庭生活を送って居ることを羨ましく思うこともありません。
運の良い人は、そういう徳を与えられた人なのです。きっと前世で徳を積んだ人なのです。

そう思うように成ったら、幸せな人をみれば微笑みが出ます。
人の笑顔が好きになります。大変な人を見れば、何とかアドバイス出来ないものかと思うようになりました。

介護施設で90歳以上にもなって、身体不自由でも、笑顔を見せてくれる瞬間は、私にとって生きる活力になります。身体介護は出来ないけれど、かける言葉で笑顔を見せてくれるのは、私の役目と感じるようになりました。

こういう生活を送るようになると、物欲は消えてゆきます。不平不満も姿を消しました。
その日暮らしでも、不思議と助けられるようになりました。
カルマを全うすれば、天の助けがあるのかも知れません。

「占いの鑑定結果の活かし方」と、いうタイトルの記事ですが、宿命を知って、改善して行ける運勢ならば、努力をして発展することに突き進みましょう。

もし、万が一、八方塞がりだったら、宿命を受け入れ、自分に課せられたものが、何なのかを知ることによって生きる道が開けます。その課せられたものは、占いの鑑定師が示してくれるでしょう。

優秀な占い師なら当てるだけでなく、鑑定結果から生きる道標を示してくれる筈です。
占いは当たって当たり前です。ゲームでは無いのです。
この先、どうすれば良いのかを示してくれます。それを、どうするかは、占って貰う人の自由です。
鑑定結果を活かすも無駄にするも、自由なのです。


旧芝川町の興徳寺の桜
(富士宮市)


2014年3月30日日曜日

M子さんの命盤の鑑定

M子さんは、小さい頃から苦労が多く、自分の人生はいったいどうなってるのだろう…。と、悩み続け、最近は生きることへの自信を無くし鬱状態であったそうです。

M子さんの人生に何が起きているんでしょう。
どんな、苦労があるのでしょう。
M子さんの命盤を鑑定して、これから、どんなふうにして行ったら良いのかを診てみたいと思います。

命盤は、この記事の最後尾にありますので、御覧ください。
(氏名、生年月日の一部は消去してあります)

まず、命宮は主星が一つも無い「命無正曜格(めいむせいようかく)」です。
命宮には、その人の人生の傾向、性格(表向きの)が主星によって読み取れます。
しかし、主星が一つもない「命無正曜格」では、判断のしようがありません。
こういう場合、紫微斗数の教科書では、対宮の「遷移宮」に入っている星を命宮の仮の星にして、命宮として判断する、とあります。
しかし、最近は多くの紫微斗数を鑑定している方々の話として、「遷移宮」を当てはめても必ずしも当たらない。という意見が多いです。私も同意見です。
M子さんの場合も、「遷移宮」の主星は「紫微、貪狼」ですから、社交的で異性との関わりも多い傾向と見えますが、全く違うとのことです。

最近の研究では、紫微斗数の命盤には「第一印象の性格」と、「ちょっと付き合ってみれば判る本来の性格」と、「普段は表に現れない心の内面の性格」、この三つが命盤で読み取れます。

私もこれまで、鑑定した方々の命盤を見なおしてみて、そのことに気づきました。

M子さんの場合も命宮に主星がありませんから、別の宮で性格を読み取る必要があります。
それは「福徳宮」です。紫微斗数の教科書では、「福徳宮」は、その人の精神の安定度、あるいは精神狀態を診る宮とされています。また、福徳宮は寿命にも関係してる宮です。

M子さんの性格を「福徳宮」で読み解いてみます。
まず、入っている星を見ますと、「武曲、破軍」、これが主星です。
この組み合わせは、命宮の主星を判断する要領で見れば良いと思います。
性格は、「個性はかなり激烈、冒険心も強く、物事を決定するのに人の意見に耳を傾けることは少なく、一時的な衝動で行動してしまい、周囲の人と軋轢を生じやすい」と、言われています。
そのため、人間関係で波乱多く、物事が旨く行かなく成る傾向です。
更に「天空、地劫」という双子の凶星の同宮ですから、辛いものがあるでしょう。

これを確かめるには「疾疫宮」を鑑定してみれば、更に詳しく判ります。
M子さんの「疾厄宮」には、「巨門、文曲、肇羊、天刑」などが入ってます。
これらを、総合してみると、疾病としては、「消化器系、肝臓、鬱、目、耳、腫瘍など、他に怪我」
また、トラブルとしては、「口災が原因の口論、人間関係のトラブル、契約、保証人などの文章に関わるトラブル、法律的な問題、人との喧嘩など」と、いった具合の象意があります。

M子さんは、ずっと人間関係で悩んでいて、何かと障害が付いて回る人生だったと感じています。
その原因が、「福徳宮」と、「疾厄宮」の判断から判ります。

さらに「奴僕宮」を観てみますと、大きな凶星が入っています。
「化忌」です。
命盤で診る、その人の人生の課題は「化忌」の入っている宮の内容が、その人が一生を掛けて克服する課題なのです。それが克服できた時、幸せの人生に転換出来ます。
普通の解釈では「化忌」が入っていると、恐れ逃げたくなりますが、発想の転換です。
「化忌」の入ってる宮を何とかすれば良いのです。
M子さんの場合は「奴僕宮」ですから、周囲の人間関係が課題です。
その対策はどうすれば良いのかということです。

では、対策はというと、福徳宮の象意をご自身で改善してゆくようにすれば良いのですが、そこが簡単には出来ないのが性格というものと思います。しかし、これほどまでに辛いのなら、やはり、基本的な考え方を改めてゆく方が、自身のためにもなります。

私自身の体験でもありますが、私も命盤見れば、波乱の傾向が大きいです。
20代の頃、ある宗教家が私を観て、「あなたは何をやっても成功しない」と言い切ったことがあります。会社を脱サラして起業したばかりの頃ですから、縁起でも無いことを言う人だと、まったく信用もしなかったのですが、実際にそういう人生になりました。あの時、当てるだけでなく、アドバイスをしてくれたら、人生も変わっていたと思いましたが、「何をやっても成功しない」と言われたから、その後、何かとトラブルが続き始めて、何かの祟かなと思い、有名占い団体の出張鑑定に行ったら、「100万円収めたら、祟を祓ってくれる」と言われ、「100万円納めなかったら、あんたは一年以内に死ぬ」とまで言われましたが、それは金も無かったけど、信ずる気にはなりませんでした。
もちろん、鑑定料の5千円を収めただけでしたが、それから何十年も経って晩年と言われる時期まで生きています。当たりませんでしたね。

しかし、自分自身が占いの世界に入って、改めて自分を鑑定してみると、確かに波乱の人生と鑑定出来ました。それで、対策はということですが、なかなか自分の事と成ると思うように行かないものです。まず、生まれつき身体的欠陥はどうしようもありません。力仕事をすれば、すぐに故障が出てきて、ひどい時は半年も寝たり起きたりの生活になってしまいました。
周囲からは根性が無いとか、怠け者、飽きっぽいなどと言われました。

旨く行かない原因は自分に適してないことを一生懸命やろうとしていただけのことです。
自分自身を知ることが必要だったのです。しかし、自分自身を知るということは難しいものです。
占いは、そういう事には長けています。
性格を直さなければならない、簡単に治せるものなら良いのですが、性格を変えるというのは難しいです。体験から言えば、神社、仏閣にお参りして、有り難い説法を日頃から聞くとかして、物の考え方を変えて往くと、腹が立つことも立たなくなりますし、人に対して哀れみの心が出来てきます。
人に対して優しく接することが出来るようになります。
私は元々、短気でしたが、今は腹が立つこともありませんし、毎日のように介護施設で高齢の人達に接していますが、とても皆さまから親しくしていただき感謝しています。
そのようになってくると、敵はいなくなります。
ぜひ、試して頂きたいと思います。

M子さんの命盤


2014年3月27日木曜日

ヤフー知恵袋(占い)

ここのところ、ちょっと忙しくてブログの更新がおろそかになっています。

そこで、いくつかの紫微斗数の鑑定例を下記のアドレスでご覧になれます。

ヤフー知恵袋(占い)での、宮立命回答一覧 ↓


まもなく、3月も終わりますね。
4月の運勢への変わり目は、3月31日(旧暦の3月1日)です。旧暦では、この日から3月度です。

私のこれまでの検証では、10年運、年運、月運などの変わり目は、何日と数字の上ではハッキリ示されますが、実際に運勢が変化するのは、変わり目の日にちより前後することが多く感じます。
ですから、変わり目の日にち以前、一週間頃から変化の兆しがあることも体験しています。
もちろん、変わり目の日にち過ぎても変化が感じられず、一週間後に変化が出てきたという事も多々あります。
そうしてみると、以前にも記事にしたことがあるような覚えがありますが、運勢の変わり目は、本のページをめくるように変わるのではなく、夜明けの空、夕暮れに成ってゆく、そんな感じで、ジワ~と変化してゆくのかも知れませんね。

さあ、間もなく運勢が変化する時期です。来月はどんな状況でしょうか?

2014年3月22日土曜日

神に祈る行為は、祈りが通じることがありえる事が科学で説明出来る?

今夜のNHKスペシャル「超常現象科学者たちの挑戦」

番組ホームページ http://www.nhk.or.jp/special/detail/2014/0322/index.html

この放送を視聴して感じたことがあります。
人間の脳には、離れた人に意識を伝える事が出来るらしい。
これを一般には「テレパシー」という。この脳の意識には物質に作用する力もあるのでは、という研究結果が得られたと。それは、物質の構成単位の「量子」の世界にまで遡る現象だという。

人間の脳に、そのような力があるのなら、願い、祈りは現実に実現可能ということにもなるようだ。
ただし、そのパワーの問題もあるが、理論的に可能と感じた。

また、「生まれ変わり」の可能性も存在するらしい。
ということは、やはり人間には「前世」が存在するようだ。

私が以前、投稿した記事に、「生まれ変わり」について研究した研究者の事を載せていたが、今夜のNHKスペシャルでも、同じ研究者を紹介していた。

生まれ変わりの過去記事 「ヤフーブログ シンクロニシティー」

「転生した子供たち」 ヴァージニア大学・40年の「前世」研究 ジム・B・タッカー著

いつか、未来の科学は「占い」のメカニズムも解明し、「当たる」事が、理論的に説明が出来るようになるだろう。

2014年3月21日金曜日

公開鑑定「Mさん」

Mさん、(男性、数え歳27歳、会社経営)、から鑑定の依頼が寄せられましたので紹介いたします。

質問内容は「今年一年の起こることの内容、アドバイス、時期」についてです。

生年月日、時刻、場所などが詳しく伝えて来られたので、命盤も正しい状況で作成出来たと思いますので、その命盤に従い鑑定してみます。

Mさんの命盤(個人情報に関わる部分は割愛してあります)

Mさんの性格などを診てみます。
外見的な性格は、リーダー的な素質を備え、度量もほどほどにあり、社長的な雰囲気があると観えます。落ち着いた雰囲気を持っており、若いのに老成したような雰囲気もあるでしょう。真面目な印象であまり冗談は言わないと思います。物事をすすめるにあたっては考えも無しに行動や結論を出すことは無く、状況の判断を的確に行い即断するタイプと感じます。
人の面倒もよく見る方で、人から頼りにされることが多いのではと感じます。
しかし、神経質な面や短気な面が内面にあり、プライドを傷つけられると立腹するようなところもあるでしょう。外面はトップの顔を持っていますが、内面は参謀のような面を持っていますので、その二面性で苦労する傾向があります。企画や組織のスタッフとしての力量はあり、物事の研究や教育などの分野に適正がありますが、トップに立つと苦労が多くなります。
完璧主義のようなところもあり、周囲がついて行けないような場面もあるでしょう。
精神的に弱い面があり、時にストレスを受けやすく、不眠などに陥る時もあります。
物事が旨くゆかないと短気を起こしたりして、それが顔に出やすい傾向もあると思います。
あまり早くに出世すると、失脚を経験することになります。

親友などはあまり多くなく、友人には短気な人がいたりで、力になってくれる人は一部のような傾向と観えます。

恋愛、結婚するような相手は活発だけれど、見えっ張りで目立ちたがり屋さんのような人になりやすいでしょう。相性の悪さから喧嘩に至ることも多々あるでしょう。ただ、異性との縁は多そうです。

財運は入ってきても出て行きやすい傾向があります。そのため心労も多くなりますが、倹約家なので破財ということは無いと思いますが、財のゴタゴタには縁があるようです。

短気な面が何かと判断を誤らせることがあるようです。財の問題も慎重に運営することに努め、蓄財に心がける事が良いでしょう。

外出運は比較的良いので、家の中にいるより、出向いてゆく方が実力者との出会いや、助力を得やすいです。ただ、仕事や住居が変化しやすい傾向があり、東奔西走し年中忙しく動きまわることになる可能性があります。

周囲の人間関係で、お客様や一般の人達との運を診ますと、一様に恵まれてる状況でも無いようです。良い人もありますが、関係が難しい人達もあるようです。そういう悩みも常に付いて回る傾向があります。
また、部下運も同じ傾向がありますから、部下を多く持つと苦労しやすいようです。

職業運を診ますと、適職は口才に優れている事と、企画力や研究心が優れているので、コンサルタント業は適職と言えるでしょう。ただ、口才は口災となることもありますから、組織内において、短気から口舌トラブルには十分な配慮が必要です。物事が旨く行かない一番の原因は、神経質になって短気を起こし、口舌問題となることです。
コンサルタント業は自身が行うのは良いのですが、経営者としての立場になった時に問題が起きやすい傾向があります。その辺りを十分わきまえた方が良いです。
仕事運に関して、自分で仕事をダメにする暗示がありますから、以上の事を注意して行ってください。

不動産運は良い傾向がありますが、派手に出入りする傾向も併せ持っています。

以上、生涯の傾向を診てみました。


次にリクエストの「今年の運勢」を診てみます。
今年の運勢は「10年ごとの運勢」の影響下にありますので、まず、今の10年運を診てみます。
10年運は現在命盤上の「福徳宮」の位置にあり、23歳~33歳ぐらいまでに影響しています。
運期は凶運ではありませんが、力が無い状態です。14歳~23歳頃はとても順調だったと観えます。

そして、一年ごとの運勢ですが、10年運が平運ですので、一年ごとの運勢の作用が強く出るでしょう。昨年は意外な事が起こったりしたと思います。夫婦関係も昨年頃に悪化したように観えます。お金のこと、仕事の事でも夫婦関係がゴタゴタしたのではと感じます。

今年はいろいろなゴタゴタがありそうです。時に突然に起こったりしたり、人の犠牲になったりと、虚無感に浸るような狀態もあるようです。体調も崩しやすいようです。仕事や財運はまあまあですが、仕事で無理をして、それが祟る気配です。

4月は外出運が低迷で、体調も崩しやすい傾向がありますので、風邪など引いても侮ってはいけません。

5月は稼ぎ時という感じですが、財運に思わぬ出費のような暗示があります。外出運では社交も盛んになり出会いもあるような気配ですが、家庭(あるいは家・・・)の問題が起こりそうなものが観えます。それが財に影響しそうです。仕事は忙しそうです。

両親と同居などしているのでしょうか?
6月には親あるいは家庭などの事で何かあるかも知れません。
これは、はっきりと言えません。

7月は変化変動があるような時期ですが、外出時には交通事故や人間関係のトラブルに気をつけるようにした方が良いでしょう。

8月は物事が思うように行かず精神的に疲弊しやすいようです。短気を起こさないようにです。

9月はまあまあでしょう。仕事も財運もまあまあですが、浪費には注意です。

10月はやや低運気です。

11月は社交性が増し、忙しい月になりそうです。出会いもあるかも知れません。

12月は忙しくなるように観えます。まあまあの時期でしょう。

来年の1月半ば~、ゴタゴタがありそうです。12月のツケが回って来ないように、順調な時期には調子に乗り過ぎないようにして、低運気に備えるが良いと思います。
1月の運期は、今年の年運と重なるので、起きる事象の象意が強く出ることが多いです。

それぞれの、月の運勢の変わり目は、命盤の各宮のマス目の下側のマス目の中に、11月であれば「田宅宮」ですが、「14/11/22」という記述があります。これが月の運勢の切り替わる日にちを表しています。「14/11/22」は「2014年11月22日」という意味になります。その日から、翌月の運期が切り替わる日までが一ヶ月間の運勢になります。
今年は11月辺りから、切り替わりが「月末」ではなく、「22日」頃の下旬になります。
命盤をよく観察してください。

一枚の命盤で120歳までの年毎の月、日の運勢までも読み取れます。ただし、先まで読み取るには、手間がかかります。命盤の宮を年月で数えて順番を読み取って行かなければなりませんから、結構大変な作業です。

一般的には10年運でおおよその運期を読み取り、心配な時期は万年歴などを用いて詳しく年月日を特定して鑑定します。

以上、Mさんの鑑定でした。

(急いで記述しましたので、誤字脱字がありましたら、ご容赦ください)

<補足>
本来は、対面鑑定で、命盤を読み取りながら、依頼者の方にお話を聞きながら、命盤の状況を確認して行きます。
命盤には、いろいろな意味合いが含まれていますので、お話をお聞きすることによって、命盤が現している状況が具体的に把握出来るのです。命盤が具体的に読み取れる事によって、具体的なアドバイスが可能になります。
メール鑑定の場合や「ヤフー知恵袋」などの鑑定では、一方通行な傾向がありますので、時に的がズレることもあります。その点をご了解ください。

自分鑑定②

今日は私の命盤で、その人の生まれ持った性格や見た目、雰囲気を診てみます。

過去記事に私の命盤があります。それで説明いたします。

まず、命宮の状態で基本的な事が判ります。
命宮に破軍星が星一つだけの状態ですから、純粋な破軍星の性格になりますが、対宮の遷移宮では、「紫微星と天相星、肇羊星」の3つの主だった星が入っています。
これらの状況を説明します。

元々、破軍星を命宮に持つと、命盤の状況により大きく人生の傾向が変化します。つまり良くも悪くも成るということです。吉星が多く重要な宮に入っていれば福分も多い人生が送れます。
しかし、凶星が多いと、波乱の人生となり、争い事やゴタゴタに巻き込まれやすく、身体的にも病気や怪我に遭いやすく、時に虚弱な身体の持ち主として生まれています。

性格的には冒険心が強く、せっかちで待つのが苦手で、あまり考えもしないで行動する傾向があります。また、ロマンチストで異性関係での縁が多い傾向ですが、それが良いか悪いかは命盤全体から判断する必要があります。破軍星は大雑把な傾向がありますが、好きな事や思い込んだら無我夢中になる傾向があります。

破軍の人は福分の多い傾向で生まれたなら何も問題は無いのですが、私のように凶星が多い場合は、人生を安定させるために、自分の得意とする分野、事に専念し、一芸を極めることにより、人生を良くするための大きな助けとなります。

そのためには、人生の早い時期から、そういうことに気づき努力が必要なのですが、私の場合は気づいたのは晩年になってからでした。

命宮での判断は人生傾向が以上のように視える訳です。


次に、外見的には、どんな人かを診るのは、遷移宮です。

私は遷移宮に「紫微星と天相星、肇羊星」があります。肇羊星は凶星ですが、他の2つは穏やかな星です。では、どんな感じになるのかというと、見た目は穏やかで温厚な印象です。
紫微星は基本的にはプライドの高い星であり、天相性は勤勉な星です。そこに命宮の破軍星がプラスされますから、基本的には我慢強い面もありますが、嫌なことには耐えられないような所が出てきます。
肇羊星は良い意味では行動的ですが、激しく粗暴な傾向を持った星ですから、この星があると、普段は穏やかですが、いったん怒ると激しい面を見せます。遷移宮に肇羊があると、行動面で思い切ったことをする事もあります。支離滅裂になると自虐的行動に出て、特攻隊のようなこともやってのけることがあります。

不思議なことに、紫微斗数の命盤は12の宮が取り囲んでいますが、それぞれ12宮が独立している訳ではなく、互いに関連しあっています。ですから、命宮が良いか悪いかで、重要な宮もその傾向で同期してるようです。

最後に精神的内面を表すのが、福徳宮です。
福徳宮が、どんな状態にあるかで、その人の本当の心の内面が判ります。これは、親密な人に見せる性格です。

私の福徳宮は「武曲星・天府星さらに副星の文曲・右弼・天魁・化科星・天喜」と吉性がズラリと入っています。主星の武曲・天府で性格が判ります。副星が吉性が多いので、行動的で知識欲が強く、新しいことに挑戦する意欲が強い傾向です。また、異性の縁も多く扶助を受ける傾向です。趣味も多く、精神的な充足感を重要視する傾向です。福徳宮は寿命も影響する宮ですから、頑健な身体ではありませんが、長寿傾向です。細く長く生きるタイプです。これは、母方の家系もそうですから、遺伝と思えます。母方の家系は風流人が多いです。

以上の分析のように、紫微斗数を使うと、人の外見的な性格も、他人には見せない内面も見通せる訳です。

さらに命盤の重要な宮というのは、命宮、財帛宮、遷移宮、官禄宮で、次いで福徳宮、田宅宮、疾厄宮ということになると思います。
命盤を見た時に、これらの宮がどういう狀態かで、その人の人生が波乱なのか福分が多いのかが一目瞭然で判るのです。

西伊豆の井田

2014年3月19日水曜日

自分鑑定①

占いの覚えたては、誰でも自分の運勢を診てみます。
そして、一喜一憂する訳です。しかし、最初はなかなか深いところまで読み取れないものです。

もっとも大概の人は、師匠や何かの縁があって、路傍の占い師に鑑定してもらったりで、占いに縁が出るようになるようです。その時に鑑定してもらって自分の不思議な宿命に興味を持ち始めて、占いの世界に没頭する場合が多いようです。

最初、師匠やプロの占い師に鑑定してもらっても、あまり詳しく教えて貰わなかったり、聞いても忘れてしまったりで、結局、自分で鑑定できるようになってきて、何度も自分の宿命を鑑定し直し、技術が向上するに従い、新しい発見をして、ここでまた一喜一憂する訳です。喜びの発見はともかく、悪い発見が徐々に増えてくると、だんだん憂鬱になってきます。いったい、この先どうやったら発展できるのかと・・・。
そこそこ運期の良い人は、占いで身を立てることが出来そうだとか感じて、さらに勉強に邁進するわけですが、技術の向上とともに、自分の宿命が悩みになる場合もあるのです。

そういう人は、どこかで一大決心をしなければならない時があるです。
この先の人生を、どうしようかと。私もその一人でしたが。

他の占い師のブログを拝見してると、みなさん自分の宿命を知っていて、それなりに少しでも良い生き方が出来るように行動してるようです。

自分にアドバイスが出来なくては、人様のアドバイスだって出来ないですからね。
ところが、自分へのアドバイスは難しいです。

占術の技術向上のために、自分の宿命を検証しながら生きていますが、私の場合は一部分を除くと、結構難しい運勢です。肝心の三合が難儀多いですから、過去を振り返っても、よくまあ頑張ってきたなと感心します。

若い時に占術と出会っていたら、やりようもあったかも知れませんが、もうラストステージですから、往生して、精神的に満たされる生き方しか方法は無いと感じてます。

それが与えられた宿命ですね。
技術を極める事と、ささやかな芸を活かして、高齢者の笑顔を楽しみにすることです。
ナツメロ演歌の演奏依頼は、あるので出かけてゆきます。

レパートリー増やすことに邁進しなくては・・・。


2014年3月18日火曜日

命盤で診る、気をつけたい時期


私は3月1日より風邪を引いてしまいました。
生まれつき身体は健康でなく、中学生の頃まで「通信表」に虚弱体質と先生が記入してました。
身体の骨格も奇形なような所があり、それが肉体労働する上でハンディになって、すぐに身体的支障を起こしてました。
紫微斗数の命盤が読める方が見れば、人生が全部判ってしまいますね。

3月の運勢は「癸巳」の宮の「父母宮」の位置になります。天同星と天馬と他に2つの星が入ってます。「天同星」が巡る時は、どんな状態かといいますと、専門的な事になりますが、「三合」の条件が良ければ、人間関係も安定し人との出会いもあり、人からの助力も多い時で、何かをするのには発展が期待できる時です。しかし、条件が悪いと、現象も逆になり、風邪も引きやすいと言われてます。
私の条件は3月は良いとは言えません。それで風邪を引いた?
その時期を占うには、その時の時期に相当する宮を「命盤」に見立てて、その他の12宮をすべて移動して診るのです。
私の場合、トラブルを診る「疾疫宮」は元々の「財帛宮」が今月の疾厄宮になります。そこには「七殺星」他があります。七殺星には呼吸器系の象意もありますから、やっぱり「風邪」?

更に高級な術の飛星で診ると、疾疫宮から、3月の命宮に悪魔の星「化忌星」が飛び込んでいます。これは命盤を見ても見えません。頭の中で命盤を移動して診る術ですから。

3月は私は、あまり出しゃばった事はしないことです。物事は慎重にして、攻めの姿勢よりも守りの姿勢が良いですね。実際、風邪を引いた3月1日の夜、占いの営業に出かけたのです。
帰ってくるなり、喉の痛みがあり、風邪薬を3日間ほど飲み続けても、悪くなる一方、もちろん日中寝てましたが、あまりにも治らないので、4日めにかかりつけの医者に行って薬をいっぱい貰ってきて飲み続けてますが、未だに完治してません。
咳は出るし、鼻声、鼻水。まだ他にもトラブルはありますが。
4月までは、我慢の時期ですね。



私の命盤

2014年3月16日日曜日

体験無料鑑定のお知らせ

「紫微斗数(しびとすう)」という占術の優れた所を、もっと知って頂きたいと思いまして、一日にお受け出来る件数は少ないですが、無料でお悩み相談、質問にお応えします。

無料ですので、PRのために匿名でブログに、相談内容、回答を掲載させていたこうと思います。回答に対する感想などをメールで返信ください。

また、質問や回答の詳細の公開を制限して欲しい場合は、その旨を記入してください。
概略での公開にさせていただきます。


無料鑑定の相談は下記アドレスのホームページを参照して送信してください。
※ 無料鑑定希望と記入ください。

メールにはあなた自身の
「お名前」=記事掲載時には、匿名になります。
「性別」
「生年月日」
「出生時間」 24時間表示で
「出生地」 都道府県名
「悩み、質問を具体的に」

以上6点の項目を間違えないように送信してください。

※ 公開には生年月日、出生地は非公開にしますので、ご安心を。

鑑定に関して、お聞きしたいことはメールにて返信問い合わせしますので、よろしくお願いします。

なお、家族問題などで、複数の人との関わりの問い合わせには、相手の生年月日など、あなた自身と同じように6点の項目についてお知らせください。

親身になって鑑定相談に応ずるようにいたします。

メールアドレス

http://miya.on.omisenomikata.jp/menu/675714



山梨県北杜市ハイジの村

2014年3月13日木曜日

紫微斗数タロット


タロットといえば、下図のようなカードを多く使った「ウェイト版」といわれるのが一般的ですが、最近になって、紫微斗数の主星と副星を使った「紫微斗数タロット」が出来ました。さっそく手に入れ、使い方を、中島先生に指南していただきました。

ウェイト版タロットカード

紫微斗数タロット外箱

紫微斗数タロットの中身はウェイト版に比べるとカードの枚数は少なく、すでに紫微斗数を覚えていれば、カードの解釈もすんなりといった感じでできます。

一般にはまだまだ、「紫微斗数」という占術が知られていないので、このタロットも知名度が引くにのですが、実際に占ってみると良く的中します。
生年月日、出生時間の判らない場合に、紫微斗数と同じ命盤のようにスプレッドする方法で、12宮を判断する方法を実践してみようと思っています。

2014年3月3日月曜日

占い師にも運命、宿命はある

「占い師にも運命、宿命がある」と聞くと不思議に思われるかも知れませんが、占い師も、ただの人間ですから、当然、自然の摂理の中で生まれて、背負ってきた宿命の中で生きて行かなければなりません。
これは普通の人達と、何ら変わるものではありません。
誰でも運の良い人、悪い人があるように、占い師にも同じことがあります。

ただ、少し普通の人と違う点があります。

占い師になる人は、普通の事、特に仕事面で普通の会社員や自営業が旨く出来なかった人が多いようです。
何をやっても旨く行かない。と、たまたま通りすがりの占い師に鑑定して貰ったら、「まともな事をしても旨く行かないでしょう」と、言われたのがきっかけというのが、案外多いようです。

つまり、占い師になる人は、普通の人のように人生を送ることが出来ない人が多いと言えます。

しかし、じゃあ、占い師になったからといって、人生が旨く往くのかといったら、そうは簡単には問屋卸さないようですね。

占い師には苦労しやすい人が多いのですが、普通の事をやって旨くゆかなく悩んでいたら、占い師という選択肢があるということを知って、占い師になるために邁進し、晴れて占い師になれても、結果は様々です。

確かに、占い師になれば、大発展できる運を持った人は、大成功するようです。
鑑定依頼は、次から次へと来て、たちまち財を築く人もいます。

その一方で、占術は優れたものを持っていても、大富豪みたいな人達の鑑定依頼が少なく、忙しい割に、実入りの少ない占い師も多いと感じます。

そういうことは、占い師自身の鑑定をすれば、すぐに判ります。
「紫微斗数」では,命盤を出してみると、財運の良し悪しは一目瞭然です。

やはり、財運の無い占い師は実入りが少ないです。

また、お客様を表す「人事関係」の運が悪くても、お客様が少ないと感じます。

せっかく、占い師になったのに、食べてゆくことが出来ずに、完全に占いを辞めてしまう人もいます。

だからといって、他の仕事に旨い仕事があるのかどうかは怪しいものです。

占い師といえども、自分の宿命を知って、占い師として生きてゆくには、どんなスタイルが良いのかとか、天から与えられた宿命は、何なのかを知って、行動することが重要と感じました。

金儲けのための占い師も、当然存在しますし、それはそれで、その人に与えられた天の徳ですから、大いに儲けて良いのではと思います。

その一方で、恵まれない人達の鑑定依頼が多いという、占い師もあります。

それは、「世のため人のためになりなさい」という、天からの啓示と思います。

そういう場合は、ちゃんと、その義務を果たしてゆけば、最低限の衣食住は保証されると感じます。

それでも、ダメだ~、という占い師は、やっぱり運が無いのでしょうね。自分の命盤を、ちゃんと鑑定出来てないのではと感じます。

それから、占いという仕事は、やはり他人の悩みを聞き、何か解決方法を見つける仕事ですから、カウンセリングと一緒で、占いをやる人の性格によっては、自分自身が疲弊してしまい、ついには鬱になってしまう人もあるようです。

その場合は、やっぱり占いの仕事が向いていないのではと思います。

今朝は、ふと、こんなことを思いつき、まだ、夜明けの3時というのに起きだして、パソコンのキーを叩いてます。

「寅の刻」ですね。午前3時は。

余談ですが、「草木も眠る丑三つ時」というのは、午前1時~3時ぐらいまでです。幽霊や魔物が歩きまわる、なんて昔の講談に出てきますね。(^O^)



手前の花は「ミツマタ」です。和紙の材料になる低木です。
春先に山に咲きます。とても甘い香りがします。
向こうに見えるのは富士山です。
(撮影地:山梨県南部町六地蔵公園にて)



2014年2月28日金曜日

ボランティア鑑定

全国では身近に適当な占いをしてくれる処が無くて困ってる人達がいるんですね。

そこで、微力ではありますが、そういう人達に少しでもお役に立てればと、無報酬の鑑定を始めました。私の場合は、相談を寄せたけれど、誰も回答してもらえず、期限切れ間近の方の相談を優先して鑑定するようにしています。

その相談と回答は匿名ですが、一般公開でされています。誰でも閲覧できます。
「Yahoo 知恵袋 占い」です。アドレスは下記になります。

http://chiebukuro.yahoo.co.jp/my/miya_ritumei

ページが開きましたら、ページ上部の「回答一覧」というタブをクリックすると、相談内容とその鑑定結果からのアドバイスが閲覧できます。

開くページは「宮(宮立命さん)のMy知恵袋というページです。

参考になさってみてください。

2014年2月26日水曜日

たまには、ちょっと一休み。

週に2~3日、近くのディサービスの利用者さんの送迎を朝夕、ちょこっとやってます。
高齢になると、家に引きこもりがちになります。社会との繋がりを持つことは大切です。

毎日、私より遥かに先輩の利用者さんを見てると勉強させられることは、とても多いです。学ぶことは多いし、利用者さんとの会話は、楽しいです。まるで漫才でもやっている感じです。

認知凄い人も、心を開いて話相手になってくれ、笑い出すのを見てる私は至福の一時です。

そんな、職場でのことを、たまには記事にしてみました。


20数年前にオカリナを覚えて、あっちこっちの施設めぐりして、利用者さんに喜んでもらえたのが癖になり、「もっと感動してもらえるような演奏をしなきゃ」と、ナツメロ唱歌の楽譜を集めて、暇さえあれば練習してました。
しかし、いくら練習しても当時は、本番で上がってしまい、思うように出来なかったです。それでも慣れで、覚えてしまった曲は緊張もしないで演奏ができるから、聞いてる方も良かったのでしょうね。利用者さんの目に涙を見た時には、こちらもウルウルでした。

あれから、20年以上も時が経ち、楽器から遠ざかっていて、今はサックスに挑戦。
サックス始めて半年、何とか簡単な演歌や唱歌は演奏できるまでになったけど、慣れない曲は、まだ人前で演奏するほどでない。
しかし、そんな事は言ってられない事が起きた。

朝夕の送迎を週に2~3日やってるディサービスでひな祭りやることになっていて、来てくれるはずの楽器演奏ボランティアが、ドタキャンになってしまったのです。困ったのは介護職員、「ど~しよ~」
見かねた私は、「30分程度なら演奏してみるよ」ということで、とりあえず何とか格好がつきました。
利用者さんはイベントが大好きです。

さあ、ひな祭りなら、それなりの曲目を仕込まなければなりません。
とりあえず、「♪うれしい ひな祭り」、それから春の歌を数曲、「おぼろ月夜」、「早春賦」、「滝廉太郎の花」あたりを仕込まなきゃあ。
伴奏は? 無い! じゃあ、MIDIで急遽つくっちゃお。
MIDIで伴奏ができた!  次はサックスで演奏の練習。
う~~~ん、伴奏と旨く合わない! もう日にちがない。あと2~3日、特訓です。
♪春の~~うらら~の~、隅田川~~。

時々、変な音が出る!?
  
金ピカの楽器が泣きます、オロオロ・・・。(;_;)

イメージ 1

2014年2月25日火曜日

紫微斗数 命盤 考察(例)

まず、二枚の命盤を以下に示します。
上下の命盤は同じものです。板山さん(仮名)とします。

※命盤はクリックすると拡大します。

命盤の説明に便利なようにA~Lまで各宮にアルファベットを付けました。
紫微斗数の命盤は通常は上の命盤のようになっています。「命宮」の位置は個人個人で、生年月日、出生時刻によって様々です。

相談内容は、「寿命を知りたい」というものです。こういう相談は尋常ではありません。そういう時期が判っても安易に論ずるものでは無いと考えています。しかし、紫微斗数では「寿元」という考察があります。寿元とは、危険な時期を判断する方法です。

寿元を判断するのに必要な要素は、
1,本来の命盤の命宮の状況。
2,福徳宮の状況
3,疾厄宮の状況
4,太限の状況、それぞれの様子で判断します。

しかし、これは一般的な方法で、実際には「活盤」といって、12宮の位置に記されてる、10年運と一年運を、その時期の命盤として診る方法で、その時期に当たる「宮」を命宮と見立て、それに合わせて「兄弟宮~父母宮」までをぐるりと移動して鑑定する方法です。それを行なって、さらに四化飛星して、活盤上に「寿元」がどういう状況なのかを一生涯の10年運などから危ない時期の有無を調べます。

この方の場合、命宮に「主星」が無い「命無正曜格」となります。命無正曜格の人は一般に環境に左右されやすく、家庭環境が複雑だったり、物質的、精神的、健康的な面で苦労などのいろいろな体験するとされていますが、命宮や対宮の「遷移宮」の状況により、その程度は様々です。
それでは、寿元を見て診るために、下側の命盤に説明を移します。


普通の命盤(板山さん)


四化飛星の「化禄星」と「化忌星」を表示


こちらの命盤は、線が多数、書き込んであり非常に複雑に見えますが、上の命盤と同じものです。
青い線は、それぞれの12宮から四化飛星している「化禄星」です。
赤い線は、        〃              「化忌星」です。

「化権星」や「化科星」は作用があまり大きくないので、とりあえず割愛してます。
問題なのは、「化忌星」であり、命盤上で、どのようにネットワークが出来ているのかを知ることが重要です。化禄星は良いことは良いけど、やはり問題なのは化忌星です。特に「生年化忌」が何処に入っているかという事と、その宮に他から、どのように化忌星が飛び込んで来ているかです。
また、対宮に「化忌星」が入ると、「冲照」といって、化忌星の入った向かい側の「対宮」が凶意を受けます。
また、化忌を飛ばす、元の宮も「衰弱」します。
実際には、数多くの「化忌飛星」の法則があり、全てを説明することは出来ませんが、ここでは、とりあえず「寿元」にこだわってみます。

この方の場合、生年化忌星は<I>の宮、本来の命盤の「官禄宮」にあります。
その宮の「太限(10年運)」は44歳~53歳に相当します。「D44」と表記があります。「太限44歳」という意味です。その上の行には「14/05/29」と表記があります。これは「一ヶ月の運」を表す月の始まりの意味です。この場合は「2014年5月29日~一ヶ月間」という意味です。
一年運は「太歳」といって、12宮の支(えと)が、その年の支と同じ宮が、その年の一年運を表す宮になります。
今年は「午」年ですから、<E>の宮が今年の一年運を示す宮になり、この方の今年の運勢を表してます。

以上、10年運、一年運、月の運、ならびに日にちの運も、この命盤から読み取れます。

怖いのは、非常に悪い条件になっている宮が太限、太歳、月運、日運と重なると、非常に警戒を要する時期ということになります。

今まで述べた条件を二枚の命盤の下側の命盤で、該当する宮、時期を探して見ましょう。

ひと目で、<I>の宮に生年化忌があり、対宮では「文曲」が<B>の宮から「己」で化忌を飛ばされています。したがって<I>の宮は冲照で尅されてます。さらに、G宮からは「太陽」に、D宮からは「巨門」に、それぞれ化忌を飛ばされてます。
この方は、今年満年齢で47歳、数えで48歳ですから、太限は<I>宮になります。

この10年運は、この方の年齢で52歳ぐらいまで続きます。
その期間の中で、年運が<I>宮に重なる年、つまり「寅年」43歳の時が危険な時期でした。発病なり、災難にあったりしやすい時期です。しかも、この時から10年間は油断はできませんが、年運が43歳以降、太限に重なる時は、もうありません。だた、少し気をつけたいのは、<I>宮の「対宮」になる<C>の宮の時も気を付けて、健康管理や行動を慎重にした方が良いと感じます。

補足:この方の太限D44 <I>宮を活盤命宮とすると、福徳宮は<G>、疾厄宮は<B>、対宮は<C>です。従って、太限が凶星が多い状況で、生年化忌もあり、更に他の福徳宮などから化忌が2つ飛び込んで、おまけに対宮から冲照され最悪の条件が揃ってしまいました。そんな状況でも、命拾いしたのは、同時に「化禄星」が複数入って来たのと、この時の福徳宮から、この時の疾厄宮に化禄星が飛星していたのが幸いしたのかも知れません。不幸中の幸いと感じます。


この方は、若年中は苦労が多かったのではないかと感じます。晩年運の傾向ですね。

詳細に診ると限がありませんが、峠は超えたと感じます。

どうぞ、お幸せな人生を送られることを願っています。



板山さん(仮名)

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