2014年4月9日水曜日

紫微斗数の命盤の説明

上記の命盤の例は「東海林秀樹先生の紫微斗数占星術奥義(学研)」より抜粋で使用させていただきました。

紫微斗数は占いたい人の「生年月日・出生時刻・出生地・性別」から、命盤と言われるホロスコープを作成します。
その命盤は、上図のように周囲を12個の四角で囲った表のようなものです。
命盤の例では、左上の隅が「命宮」になります。
命宮は、その人の先天的宿命が現れ、人生の傾向と性格、成功するタイプか否かが判ります。
左下隅から右へ2番目の宮が「財帛宮」であり「身宮」です。
「身宮」は第二の「命宮」とも言えるもので、人生の後半、あるいは後天運を司ると言われるものです。命宮を含む12宮は人によって様々な組み合わせの星が入ります。
12宮の順番は決まっていますが、命宮の位置は人によって違います。それに伴って他の11宮の位置も全体が移動します。

12宮には、「太限46歳~55歳」というような表記もありますね。(例では疾厄宮)
これは、12の宮が一生を10年毎に区切って診る10年運です。
一年運は「太歳(たいさい)」と言って、その年の(今年は午)十二支に該当する宮が、その年の運勢を表します。2014年は「午年」ですから、上図の命盤では「父母宮」が「午」になっていますね。
命盤の例の「山田梅子」さんは、2014年には満42歳です。紫微斗数では、年齢は数え年で診ますから、43歳となります。数え歳というのは、生まれた瞬間に1歳と数えます。そのため、毎年、旧暦の正月(太陽暦では1月下旬から2月上旬ごろ)で1歳プラスされます。

命宮以外の11宮はそれぞれの分野に分かれていて、細かく占うことが出来ます。

兄弟宮
兄弟姉妹、親友やライバルとの人間関係。

夫妻宮
その人の好みの異性のタイプ。恋愛や結婚生活での状況。

子女宮
生まれる子供のタイプ。その子供との人間関係。セックス生殖の状況(性行為、出産の状況)。

財帛宮
財運、金銭の稼ぎの良否。浪費か蓄財か。コツコツ型か一発勝負型か。勤め人タイプか自営タイプか。

疾厄宮
羅患しやすい病気。一生涯を通じて罹りやすい病気。生涯の健康状態。遭遇する災難の傾向。

遷移宮
外出時の運気。一歩家を出てからの状況。特に遠方に出向いた時に出る状況。
遠方での発展の可否。災難の可否。人間関係の良否。その人の外面。

奴僕宮
一般の人を対象にした人間関係の良否。基本的には自分より目下の人。広い意味で顧客や同僚。生徒や部下。

官禄宮
適職。仕事のスタイル。

田宅宮
不動産運。晩年に向かっての貯蓄や財運。家庭状況。夫妻宮の補助的考察での夫婦の性生活。

福徳宮
深層心理を表す。趣味や娯楽の傾向。寿命に関すること。

父母宮
父母との関係。広い意味で上司や目上の人との関係。

以上、12宮の概略です。
紫微斗数の鑑定において、度々登場する言葉ですので、参考にしてください。

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