2017年の誓願(抱負)
年頭にあたり、今年1年の行動指針を神様にお誓いしました。
昨年は以下のような誓願をしました。
『営利にあまりこだわらず、本当に人のために成る鑑定を目指す。そのために更に高度な欽天を学ぶ。
神理、魂の学びを行う。鑑定に来た人を見捨てない、最後までフォローする。なるべく二足の草鞋を辞めて専業に徹する。』
振り返ってみると、一部の方を除きほぼ完遂出来たと思います。
また、年を越してしまいましたが、昨年の事を振り返ってみますと、難儀なご相談が多かったと思います。しかし、それが本来自分でも目指してきた目的ですから、少しでもお役に立てれたならと思っています。難儀なご相談に関しては、鑑定後も経過観察的にフォローさせて戴くようにしています。
その一方で、あまり悩みや問題を抱えて居られない方からの「運試し」みたいなご相談も幾例かありました。
ここ数年は鑑定件数も多く、もっと深くアドバイスなど関わってあげたい事例も多かったのですが、手が回らない時も多々有りました。
そのような時に、悩みは特に無いけれど「紫微斗数とは、どれほどの占いや?」という、お試し的鑑定依頼も多々有り、そのようなご依頼には質問も多く、終いには鑑定方法にまでご質問が及ぶことも多いのです。ご質問にお答えしていると、もう「レッスン」の域に入ってしまった、という例も有りました。そのように、悩みは無いけれどお気軽にご依頼されてくる理由の一つに「安価な鑑定料」も原因ではないかと思います。当然お悩みが少ないので命盤も吉凶に大きな特徴は有りません。お悩みの無い命盤を評価するのには悩みます。どのようにお答えして良いのか?
「特に問題は無く、まあまあですね」などとお答えすれば、気分を害される方もいらっしゃいます。真剣に鑑定していないと云う訳です。
また、鑑定結果は命盤の何処を観て判断しているのか? などとご質問される方もいらっしゃいます。
多くの難儀な問題を抱えて居られる方の鑑定依頼が集中して居る時に、このような、お方のご質問に時間を掛けている事自体、問題では無いのかという思いがします。「安価な鑑定料」の弊害とも云えます。
そこで今年の誓願は、『難儀な問題を抱えている方に寄り添う鑑定、アドバイスに心がける』ということをテーマにしたいと思います。
「お試し鑑定」は、レッスン対象ということで扱わせて戴こうと考えています。
勿論、難儀な問題を抱えて居られる方の中には、多くの問題を自分でも解決して行きたいと願う方がいらっしゃいます。そのような方は自ら「紫微斗数」を学んで家族一同の行く末を知り、より良き行動で変化を望む方がいらっしゃいます。このような場合には喜んでお手伝いをさせて頂きたいと思っています。
料金が安価なのは、ご相談が一回で終わらないような難儀の問題に対応するためです。もちろん鑑定後のアフターフォローは特に費用は頂かずさせて戴いています。
人の心は迷いやすいものです。一回の鑑定で、どのような行動を起こせば良いのかは判っても、アドバイスに沿って行動を変えて行くと新たな展開が始まります。それは命盤のシナリオと違う生き方を始めるからです。もともと命盤のシナリオは、「自分の運命」の事など何も知らない人が辿るシナリオが設定されています。それは思いのままに「自我我欲」に動かされ生きていくシナリオです。
人生に課せられた「業」を知らない人の行動のシナリオです。
業を晴らすのには業を自覚する、業を知ることが先ずは大切です。
業とは命盤に込められて居ますから、命盤を読み解くことで問題解決の行動指針が得られます。
業と言うものは、その人の心の問題でも有りますから、業を知っても行動を変えるのには、それなりの自覚が必要になります。
自覚とは?
『自分の状態・地位・任務・価値がどんなものかを、よくわきまえること。そのわきまえ。「責任を―する」「成人としての―」
〔仏〕自分が主体となって、迷いを断ち、正しい道を悟ること』
[株式会社岩波書店 岩波国語辞典第六版]
業を知っても自覚出来ない方が多いのです。
ですから鑑定してアドバイスを行っても簡単にはシナリオを変えられない場合も多いのです。そのために繰り返しアドバイスとフォローが必要になります。それ故に「料金を安価に設定」しています。
「本当に悩みを解決したい」という方に、今年は重心を置いて行こうと思います。特に悩みが無く、紫微斗数の精度をお試ししたい方のご依頼は控えさせて戴くことに致します。
私の今年の財運は良好ですが、官禄宮は「中凶」です。仕事の量は減っても内容は濃くなるのではと思っています。つまり辛くはなると言うことです。これも私に課せられた宿命と感じています。
そもそも、この世界に入るキッカケは神様に願掛けしたことから始まります。
それまでの私は今とは真逆の人生を送っていました、「恨み・怒り・妬み」の衣をまとい、短気で攻撃的な人物で、神も仏もまったく信じない人間でした。そして自分の行いが「種となり奈落という実が成り」ました。遂には行き詰まり自死さえも考えるようになっていました。
そんな時に運命の人との出会いが有り、奈落から拾い上げられ地上に出られたのです。その方の厚意により私は自立こそ出来て居ませんでしたが、人並みの生活が出来るようになりました。その時に「占い」という世界を知りました。
そして初めて神に真摯に向かい合う事を覚えました。こうして奈落から救われたのは貴人の助けが有ったからなのだと自覚し、それまでの生き方の誤りを自覚したのです。
その貴人からは莫大な援助を受けました。私はこの大きな援助を私が楽をするために与えられたのではないと自覚したのです。
そこで初めて「世のため人のために占術を通して人助けが出来る基盤を与えて欲しい、自分は必要最低限な生活が出来れば良いのです」と誓願したのです。そうしたら、まさかの願いが実現することになったのです。住居の心配も無くなり、立地の良い場所に鑑定所として機能できる環境が整えられたのです。
そして多くの方々との縁を戴くこととなったのです。
感謝の念に絶えません。私自身も「怒り・恨み・妬み・短気・攻撃性など」の感情は何処かに置き忘れてしまったのです。
穏やかな心になれました。不安も消え恐れも無くなり、人様の心配だけして居られるようになりました。
思考回路もこれまでの人生とは真逆に成りました。
様々な書籍を最近は読みますが、その中に「臨死体験」をされた方が自分の人生の誤りを知り生還した後には、人として正しい道を歩む人生になったと有りますが、私もそんな気持ちになりました。
すでに自分の寿命が尽きる年月は知っていますが、それまではこの思いを通して行きたいと思います。
これが、私の2017年の誓願になります。
★★★★★★★★★★★★★★
新・紫微斗数の鑑定ご相談は
宮立命公式サイトへ
ご訪問は下記アドレスをクリック
★★★★★★★★★★★★★★