私は以前、正社員で会社に努めていた時期があります。3年近く勤めた会社でしたが、何と申しますか、最後には曰くつきといって良いような会社になってしまいましたが。
その会社に入るキッカケは、ある霊能者の紹介でした。
当時、前の会社を身体的な理由で辞めざるを得ない状況で辞めて、療養を兼ねてハローワークに新しい職探しに行っていました。
そんな時、ハローワークで自分にも出来そうな勤務の会社を4社ほど、リストアップして、そのお世話になっている霊能者の先生に鑑定して頂きました。
いつもは、その先生は大概、即答で「この会社が良いから応募しなさい」と言ってくれるのですが、其の時には、いつもとは違いました。
先生は、「神様に聞きましたが、返事が無いので、明日もう一度電話をください。それまでに、もう一度、神様に聞いておくから」と返事を頂き、後日、電話をもう一度、先生の所にいたしました。
先生は 「貴方が持ってきた会社の案内の中では、神様は○△□という会社が良いと言っておられますよ」 と回答をして頂きました。
私は、さっそくその会社に応募しました。 そして、採用されました。
会社は、新規立ち上げの新会社でした。社員募集も全員同期になるのです。
社員全員が一ヶ月の研修期間を終えて、事業がスタートしました。
しかし、スタートから、事業は様々な事でつまづき、事業所の中は毎日「蜂の巣を突っついた」状況です。社員同士も様々な葛藤と人間関係のゴタゴタ、設備の不備、マニュアルの不備、管理者も不慣れで、いわゆる「シッチャカメッチャカ!」です。
ミスも続発。全員で研修を終わったばかりなのに、「こんな筈では無かった」と辞め始める社員も出始め、益々社内は混乱を極めました。
そこへ突然、私に「主任になって欲しい」と上司からの辞令が出ました。
私は、その会社の事業には未経験者です。他にその事業に10年以上も慣れた社員も居ます。何故、私なのか? と、一度は断りました。
しかし、他に誰も居ない、貴方しか居ないからと、半ば強引に引き受けました。
今でこそ、私の宿命は「人の上に立つと苦労する」という事が判ってはいましたが、会社の為にと引き受けました。
案の定、同僚や部下から、毎日「バッシング」です。職場では私は完全に、同僚や部下から無視され、指示系統は完全に麻痺、社員がそれぞれに、自分の思うように行動し始めました。
そんな中でも指示仕切る社員が出て、その方の指示で職場が回ってる状況でした。私の上司もこれには閉口し、私にしばらく「静観」するように指示が出ました。
私は、いろいろな職場を体験をして来ましたが、これほどの酷い状況を体験した職場は過去に有りませんでした。
結局、主任を辞めさせて頂き、他の部署への移動を願い出て受理されました。
しかし、其の会社のどの部署に行っても状況は全部同じです。
社内を4~5回配置変えされて、挙句はストレス性と思いますが、急性の胃潰瘍になり、深夜に救急入院という状況に陥りました。
他にも、この会社の勤務中3年間ほどで、肩の関節の脱臼、腰痛、指関節の「ヘバーデン変形結節症」の再発、頚椎のズレから起こる変形頚椎症、高血圧、高脂血症など、ありとあらゆる病気や怪我で、年間の医療費は高額にもなり、度重なる連休の療養。
すっかり、社内での居場所が無くなってゆきました。
もう、いつかは辞めるしか無いと感じるようになりました。
でも、唯一、凄いことを、私はこの会社で密かにやらせて頂きました。
「密かに」と言いながら、このブログに載せるのは、何ということか! ですけど。
それは、この会社の統括から管理者、社員ほぼ全員の「紫微斗数の命盤」の作成が出来たことです。
それは、私にとってかけがえの無い財産です。
先輩の占術家はもちろん何万人と鑑定経験がお有りですが、同じ会社のほぼ全員の鑑定が出来たというのは、ほとんど例が無いのではないでしょうか。
その人数は20~30人ですが、同じ会社で3年ほどに渡って、互いが関わりあったという事を占術的に検証するのには貴重な資料です。
例えは悪いですが、旅客機が墜落する時に、乗り合わせた人々の全員の命盤、鑑定された例は、果たして幾つあるのでしょう?
今まで、師匠に就いたり、あっちこっちで占術の勉強をして来ましたが、そういう例題を一度も目にしません。
これらの多くの運命共同体での命盤を鑑定して大きな気付きが有りました。
これは、家族や友人関係でも成り立ちます。
単に人間関係だけでなく、偶然に起こるような事象に対しても、偶然ではなく、起こるべきして起こる事象と思えるようになりました。
一人ひとり単独で鑑定しては判らない、不思議な現象です。
もちろん、教科書にも有りません。
この会社では、大変な辛い思いを致しましたが、神様が選んだ会社だけはあるな! と、霊能者の先生にも、神様にも感謝の日々でございます。
この貴重な体験と鑑定が、今後多くの困窮する人々のお役に立てるなら幸いです。
また、そうしなさいと、神様が示した「啓示」と受け止め、紫微斗数の技術向上に精進してゆきたいと思います。