2014年6月15日日曜日

紫微斗数って何?

街に出て、若い人たちに「紫微斗数」っていう占いを知っているか聞きますと、ほとんどの人達は知りません。
紫微斗数を扱う占術家は、ネットなどを通じて「紫微斗数」という占いの理解を広めようと努力されています。日本では、まだまだ市民権を得られていない占術と感じます。

鑑定する側も、非常に相談者の生涯の傾向や事象の時期、その吉凶が手に取るように判る占術ですから、初歩から始めても比較的早く、鑑定できる域に達します。

秘伝と言われる「四化飛星」という技術や、巡ってくる年月日の運勢の事象やその吉凶も、「活盤」という考え方を理解して、その上に「四化飛星」の技を重ねあわせて鑑定することによって、まさに「恐ろしいほど」と言われるほどの的中率がある訳で、これが初心者でも数年で使いこなせるようになるのです。それ故に、古代から一般には公開せず、門外不出とされてきた占術の所以ではないかと思います。極端な言い方をすれば、占術に興味のある一般の人は、その気になれば「一億総占い師」なんていうことにもなるかも知れません。

そうなると、占いを仕事にしている人は、飯の食い上げになってしまいそうですね。
四柱推命は、命式自体はシンプルですが、そのシンプルの命式から人生の事象、時期、吉凶を読み取るのには、相当の研究心と経験を積まなければなりません。最低でも10年と言われる所以です。

四柱推命も紫微斗数も、生年月日の他に、「出生時刻」が必須です。正確には「出生場所」も必要です。占いの鑑定に必要な出生に関する時間は、「生まれた場所の時間」が重要だからです。
現在の社会では、お昼の12:00といえば、日本全国、北海道から九州まで、12:00ですよね。
NHKのお昼のニュースが、北海道と九州で時間をズラして放送開始していませんね。
しかし、人が生まれるのは、宇宙的規模のエネルギー影響下で、この世に誕生するのです。
つまり、地球上の様々な万物は、天体、地球の位置などの影響を常に受けている訳です。
特に、影響力が大きいのは、地球の一番近くにある「月」です。
その次が、地球の位置、太陽に向かって、どのような位置にあるかです。
汐の満引きは月の影響を強く受けています。珊瑚の産卵は「満月の夜」と生物学的に判っています。女性の「月経」は月の周期に酷似しています。その他、あげると限がありません。

と、言うことで生まれた瞬間、地球の位置、月の位置、その他の天体の位置関係は重要な要素になります。
様々な、宇宙のエネルギーはそれぞれの周期の波動ですから、バイオリズムと同じように複雑な周期の波の合成体で、生まれた瞬間の複雑な波形の、どの位置で生まれたかによって、その後の人生が、そのエネルギーの波動によって左右されて行くという考えが、生年月日、時刻で占う占術の基本的原理です。そういう占術を「命術」といいます。
そいういう占術には、紫微斗数の他に、西洋占星術、宿曜経、四柱推命、算命術などさまざまなものがあります。

一方、生年月日には関係なく、相談者が鑑定に訪れた瞬間の、「年月日、時刻」で占う占術があります。これは、あまり先の未来予測には不向きですが、差し迫った物事の判断には鋭い結果が得られます。これを、「卜占」といい、有名な心理学者のフロイトの共同研究者でもあった、ユングが提唱した「シンクロニシティー」を利用した占いです。

シンクロニシティーとは、「偶然に起こったことは、必然性があって起こった」という研究結果から提唱された言葉です。
卜占には、有名な、タロット、易などがそれに当たります。
また、卜占の分類に入るけれど、鑑定する時の、年月日、時刻を使うものに、九星日盤鑑定、奇門遁甲などもあります。

今日は、紫微斗数が属する占術は、いったい何なのかを簡単に記述してみました。

ホームページ:http://miya.on.omisenomikata.jp/

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