2014年3月31日月曜日

占い鑑定結果の活かし方

占いで鑑定してもらうと、人それぞれの結果が出ます。

紫微斗数では、人生に置いての事細かなことについての傾向がハッキリと出ます。

例を挙げてみましょう。

1,基本的な性格、初対面の人に見せる第一印象の性格、心の内面の性格。
  (基本的な性格と心の内面の性格を変えるのには、哲学的な事に触れるとかしないと、なかな
   か変えるのはたいへんですが)

2,兄弟、姉妹、親友が多いか少ないか、その関係の良し悪し。
  (具体的には、どんな付き合い方になるのか)

3,恋愛、結婚の状況。
  (異性運、関係が良好に続くのか、離別し易いか、その理由はどんな事)

4,子供運、目をかける弟子のような関係の人との運。
  (子供が出来にくいか、恵まれるか、女性の場合は難産か、生まれた子供に問題は無いか、
   養育に問題は無いか、子供との人間関係の良否)

5,SEXに関しての良否。(恋愛時代と結婚してからの状況)

6,財運。(金銭が入りやすいとか、稼ぎ出せるとか、浪費か、貧乏なのか、金銭問題で人生を狂わ
      せるか、金銭で財運以外の問題を起こすか)

7,健康状態、生まれ持った身体状況、生涯の健康状況。
  (必ずしも、象意が現実化するとは限らない)

8,人生のトラブル、災難の傾向
  (事故に遭いやすいのか、人間関係、訴訟などの様々な災難)

9,移動運、家から一歩出てからの運勢、外回りの運、事故の有無の傾向、対外的な人間関係。
  (引っ越し、旅行、出張、海外の縁、遠隔地の縁など、家の中に篭っていれば関係ない運)

10,自分を取り巻く、一般的な人間関係の良否。
   (商売人であれば顧客、会社員なら同僚や部下、一歩も外に出ないなら縁のない運)

11,仕事運、適職、仕事が安定しているかの可否、仕事が仕事以外に与える問題の有無。

12,家庭の状況、家族状況、不動産の事に関しての良否、晩年に向かっての財運。

13,趣味の有無、精神的な満足度の良否、寿命。

14,両親の問題の有無、両親との人間関係。

大雑把に上げても以上の様な事柄を診ることができます。それらの鑑定には12宮のそれぞれを、総合的に観察して状況を判断します。

以上の鑑定結果の良否で一喜一憂するだけでは、何の意味もありません。
良い結果が得られた人は、そうなるように努力する必要があります。

また、全て良しという人は非常にまれであって、大概は良い所もあれば、問題の部分もあるのが普通です。良い所は、それを維持できるように努力し、悪い所は、その原因を鑑定してもらい、改善してゆく努力が必要です。

人は良いことは、普通と認識し、悪いことだけが気になるものです。
ですが、中には非常に辛い状況の八方塞がり的な方もいらっしゃいます。
人生は不公平と感ずる事が多々あります。輪廻転生的な考えをすれば理屈は通りますが、その人にしてみれば、現世のことしか意識がありませんから、不公平と感ずるのです。

ここで一番に問題にしたいのは、八方塞がり的な方の問題と、ある一部分の問題が大変深刻な場合です。
問題が深刻な場合、改善も大変な場合が多いです。自分の意志だけでは、どうにも成らない事もあります。
そういう場合は、どうすればいいのでしょう。
宿命には、自分の意志で改善できるものと、変えられないものがあります。
生まれ持った身体的状況、環境に起因する問題は簡単には変えられないことも多いです。

これは、私自身が該当しますし、体験し一応克服した事でもあります。

自分の宿命を知らない時には、一生懸命努力しているにも関わらず、物事がいちいち裏目になることが許せませんでした。誰のせいでもないのですが、悔しさをぶつける所がないのです。

運の悪さを恨むだけでした、こういう運の悪さを持って生まれた自分自身を恨むようになります。
自虐行為、自傷行為というのは、こういう状況から起こるのでしょう。

どうせ駄目だからと、益々マイナス思考になり、ハチャメチャな生き方をするようになります。
当然の事ながら、奈落に向かって益々、突き進みます。まさに負の連鎖です。
私は人生の半ば過ぎまで、大切な人生の時期をこのように過ごしてきました。
得たものは苦労と挫折以外の何もありません。

家族も親族も財産も不動産も全て失い、途方にくれていた時に、人生の転換期が訪れました。

話せば長い話になりますが、結論は占いを知ったことです。
そして、自分自身が鑑定できるまでになり、多くの人達の様々な人生を診る機会に恵まれるようになって悟りました。

もちろん、自分の宿命も鑑定しました。しかし、その内容に納得出来ませんでした。なぜなら、鑑定結果は良くないからです。鑑定が間違っているのではないかと、いろいろな占術で鑑定しても結果は同じです。

人生の2/3まで何も成果の得られない人生で、残ったものは苦労と挫折感でした。
占いに出会い、残りの1/3の人生を鑑定しても、良好な運勢ではありません。
つまり、一生恵まれないと言ってしまってもいいかも知れません。
もし、これがお客様の鑑定結果だったとしたら、どのように伝えればよいのでしょう。
きっと、希望を失い、生きる活力も失い、時には自殺してしまうかも知れません。

私も何度も何度も自分の命盤を精査しました。技術力が上がるに従い、見えなかったことも観えるようになります。そしてまたガッカリするのです。

では、どのようにして悟ったかと言いますと、信仰心を持つというのでしょうか。
いろいろな哲学書も読み漁り、心理学の本も読み漁りました。
宗教とはなんぞや? 信仰とは? 幸せとは何者? 生きる意味? などなど、いろいろ考えこみ悩む日々を送った末に結論がでました。

カルマなのです。つまり、自分が生まれてきた意味です。
輪廻転生論では、前世のやり残した課題です。生まれ持った課題です。
それを受け入れなければ、この先、生きてゆく意味は何も無いのです。道端の雑草と同じで、生きているから生きるだけ、という事になってしまいます。でも、人間には精神があります。草木のように何も考えずに生物学的にだけ生きてることは、なかなか出来ません。

こういう宿命に成ったことに、何か意味があるのです。
その意味が判って、それを受け入れれば、生きる意味も目的も出来てきます。

贅沢は許されず、清貧に生きて、人助けをする人生ということです。
それが、私のカルマと命盤にも読み取れます。

そういう宿命ならば、もう贅沢三昧をしている人様を羨ましがることもありません。
幸せな家庭生活を送って居ることを羨ましく思うこともありません。
運の良い人は、そういう徳を与えられた人なのです。きっと前世で徳を積んだ人なのです。

そう思うように成ったら、幸せな人をみれば微笑みが出ます。
人の笑顔が好きになります。大変な人を見れば、何とかアドバイス出来ないものかと思うようになりました。

介護施設で90歳以上にもなって、身体不自由でも、笑顔を見せてくれる瞬間は、私にとって生きる活力になります。身体介護は出来ないけれど、かける言葉で笑顔を見せてくれるのは、私の役目と感じるようになりました。

こういう生活を送るようになると、物欲は消えてゆきます。不平不満も姿を消しました。
その日暮らしでも、不思議と助けられるようになりました。
カルマを全うすれば、天の助けがあるのかも知れません。

「占いの鑑定結果の活かし方」と、いうタイトルの記事ですが、宿命を知って、改善して行ける運勢ならば、努力をして発展することに突き進みましょう。

もし、万が一、八方塞がりだったら、宿命を受け入れ、自分に課せられたものが、何なのかを知ることによって生きる道が開けます。その課せられたものは、占いの鑑定師が示してくれるでしょう。

優秀な占い師なら当てるだけでなく、鑑定結果から生きる道標を示してくれる筈です。
占いは当たって当たり前です。ゲームでは無いのです。
この先、どうすれば良いのかを示してくれます。それを、どうするかは、占って貰う人の自由です。
鑑定結果を活かすも無駄にするも、自由なのです。


旧芝川町の興徳寺の桜
(富士宮市)


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