運命の波動
紫微斗数の得意とするものに、人生で訪れる運命の波を詳しく分析出来ることであります。
下記の表は、ある人の太限(10年運)と直近の年毎の良し悪しを、12の宮で示される出来事ごとにまとめたものです。太限は70歳代まで観てあります。
この方の場合は、常に良し悪し(吉凶)が同時に巡ることが特徴になっています。
このように吉凶がタイミングよく同時に巡る人は時々いらっしゃいます。
現象としては、良いことだけが起こることが少ない割には、悪い時期でもラッキーな事があったり、という感じになります。幼少期から、このようなパターンで出来事が起こっているので、ご本人は人生とはそういうものだなあ、と感じて居るのではと思います。
私の場合は逆に幼少期、中年期、壮年期まで低運気でしたので、他の人達を見て自分は、どうしてこんなに運が悪いのだろうと羨ましく思いました。しかし、晩年になって幸運期が巡りだしたので、改めて自分は幸せだなあと強く感じる訳であります。
吉凶が同時に巡らない場合は、良い時期には幸せと感じます。しかし、先に幸運期が巡る人は、その幸せを当たり前として感じているので幸せなどとは思わないようです。そして後半の人生に成って真逆の人生に「まさか、この歳になってこんな事になるとは思ってもいなかった」と嘆く人に時々お会いします。
苦労が先に巡った人は、たとえ残った年数は少なくても「私は幸せだった」と思えるようです。
よくいわれる「終わりよければ全て良し」が最高ですね。
一生の運命の波動が先に分かっていれば、ある程度備えることは可能と感じます。
実際に私自身も現在は備えるように行動はしています。ただ難しいのは、例えば◯年◯月は奴僕と財帛で大凶なので気を付けなければと思っていても、その凶の出来事が発生する時期が命盤に現れているのであって、つまりその凶の出来事が発生するのは、青天の霹靂のような状態で発生することも有るということです。つまり凶の出来事の原因は、それ以前に起こっているということです。◯年◯月に奴僕と財帛が凶だったのならば、それ以前の半年前、あるいは1年前に原因が有るということを常に念頭に置かなければなりません。
また、奴僕と財帛の凶は何を示しているのかという分析も出来ていないと対策も取れません。
同僚や、ちょっとした知り合いなど、誰かに誘われて投資話やお金を貸してあげたりして、それが時期到来の時に相手が破綻、あるいは騙すつもりで行方知れずという事もあります。
命盤の元の財帛宮や奴僕宮に問題が有る場合は、その人の一生の財運において、金銭の貸し借りで問題が起きやすいという傾向が判ることも有ります。そういう方は、このように奴僕、財帛の運勢が巡る時には、誰かから「直ぐに返すから少しお金を貸して欲しい」と言われても止めておいた方が良いのです。しかし言葉を信じて貸してしまうと運勢通りになってしまうようです。
財の損失という「必定」が財帛宮に有る場合は、人生の何処かで必ずや大きな財の損失が起こる訳ですが、その時期を紫微斗数で知った場合に避けれるか、というと「必定」の場合には、金の無心をしてくる相手が親しい人で断ることが出来ない場合とか、簡単には止めることが出来ない事情の上に起こる事が多いと感じます。
出会いなどの場合には、結婚式の時期や入籍の時期が現れることは有りません。出会う時期が現れます。ただ出会って1年以内に結婚した場合には出会いと入籍は一緒と思えてしまうでしょう。この出会いの時期は夫妻運の吉ということで現れますが、吉凶が同時に巡る人の場合には、出会い=良くない相手、という場合が多いです。その結果は出会いが多い(桃花性が強い)のに交際が長続きしない、あるいは結婚しても苦労させられ、離婚、再婚を繰り返すなどになります。
夫妻で吉凶が同時に巡る人は、悪い相手と出会いやすいので、よくよく相手を確かめる必要があります。このような命盤の人は衝動的に結婚すると必ず失敗するようです。
では、どうすれば相手を確かめられるか、というご質問もよくお受けします。出会って少しばかり付き合っても、相手の良し悪しは分からない場合も多いです。外面の良い相手ならなおさらです。それを解決する究極の方法は、相手の生年月日、出生時刻を聞き出せれば紫微斗数で相手を調べてしまう方法です。これなら相手の人生を丸裸に出来ます。隠れた性格や個性、問題も見抜くことが出来ます。更には相性も判ります。神様は相性の悪い人を好きになるように、シナリオを考えて居られるようですので、結婚運の悪い人は自然のままでは、命盤通りの悪い相手と出会う確率が高くなる訳です。
以上のように、命盤からその人の一生の出来事の吉凶を分析する能力が高い紫微斗数を、人生航路のツールにしたいものです。
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