紫微斗数の最新の飛星法で観る行運(大限・年・月)は精度が優れているのが特徴ですが、厄介なのは「吉凶が同時」に巡る場合です。
単なる理論のみで、この状態を判断すると意味不明になる場合も有ります。
こんな時は迷わず相談者さんに状況を聴くことです。
何事も「凶」と言っても具体的にどのような凶現象が起きているのか?
その内容によって、その後の行運の吉凶をどのように解釈すればよいかが判るものです。
例えば、太歳の夫妻宮が大凶だったとします。
夫妻宮の大凶には様々な事があり得ます。一番多いのは「不仲・決別・離婚」でしょう。しかし、実際には配偶者に困ったことが起こっている場合も少なくありません。
それは、健康問題、様々な災難(事故、怪我、死亡など)、失業、倒産、詐欺被害、社会的失墜、投獄など、例をあげれば限がありませんけど。
特に夫妻宮の問題は、配偶者に問題が起こった時に自分に大きな影響がある場合に「凶」という状態で行運に現れています。
例外的には配偶者にとって不利益なことが、自分に取っては有り難い時には「吉」として現れています。
例えば、長年に渡って配偶者からDV(暴力)を受けて来ていて、何とか離婚を望んでいたにも関わらず、離婚できなかった人は、やっとの思いで離婚成立した時などには「吉」として現れているのです。
命盤に現れる象意というものは、命盤本人にとって有り難い時は「吉」、困った時には「凶」と感じます。
では、「吉凶同時」では、どのようなことでしょう。
財運で「吉凶同時」なら、収入に恵まれるが、同時にそれ相当の出費も発生する場合もあります。
あるいは、大きな損財が発生したが、思わぬ好機に恵まれ最終的に損失が最小限に抑えられたということもあります。
単一の宮の吉凶だけでは何が起こるのかがハッキリしない場合もあります。命盤全体も観なければ成らない場合も多いです。
では、夫妻運の「吉凶同時」は如何なようなことが起こるのでしょうか?
この場合は難しいですね。普段の夫婦の関係が判らないと判断は難しいでしょう。
大きな問題も起こらずに過ぎるかも知れません。それとも新たな出会いが起こり、夫婦仲が悪く成るのかも知れません。それとも夫婦仲が決別するような出来事が起こるけれど、不幸中の幸いのような事が起こり、最終的に決別は避けられるのかも知れません。
いずれにしても、相談者さんの実際の状況を知ることで、より精度の高い鑑定が出来るでしょう。
なに事も吉凶同時は、具体的にどのような事が起こるのかの判断は難しいです。
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