2015年7月8日水曜日

紫微斗数の遷移宮は仮面(ペルソナ)でもある

紫微斗数の遷移宮は「ペルソナ(仮面)」である。


紫微斗数の命盤の「命宮」の真向かいは「遷移宮」である。
命宮は「自己、性格、才能、容貌、思想、主義、主張など」を表し、遷移宮は、精神面ではペルソナ(仮面)でも有る。
哲学的な意味のペルソナは[ウィキペディア]参照。
「ペルソナとは、自己の外的側面。例えば、周囲に適応するあまり硬い仮面を被ってしまう場合、あるいは逆に仮面を被らないことにより自身や周囲を苦しめる場合などがあるが、これがペルソナである。逆に内界に対する側面は男性的側面をアニマ、女性的側面をアニムスと名付けた。
男性の場合にはペルソナは男らしさで表現される。しかし内的心象はこれとは対照的に女性的である場合があり、これがアニマである。逆に女性の場合ペルソナは女性的な側面で表現される。しかし、その場合逆に内的心象は男性である場合があり、これがアニムスである。ペルソナは夢の中では人格化されず、一般に衣装などの自分の外的側面で表されることが多い。」
この遷移宮が主星が無い「無星曜」だったり、命宮に主星が無い「命無正曜格」であったりすると、一般に社会生活において辛いことが多いようです。

その理由は、人は誰でも初対面の人と接する時や大勢の人の前で振る舞う時、あるいは身近な人でも、本当の自分を表に出さないで、良い印象を持たれるように振る舞います。
つまり、本質を隠す仮面(ペルソナ)が遷移宮に成る訳です。
ただ、その遷移宮の「仮面」にも、いろいろ有る訳です。それは命宮の星の内容によって変わりますが、遷移宮に入る主星が「仮面」の役割を持ちます。

命宮が「天府星」でも、遷移宮が「七殺星」ですと、ちょっと強そうな人に観えたり、印象を与えます。しかし、話してみれば意外と大雑把で細かいことを言わず、面倒見もよく穏やかだったりする訳です。

しかし、世の中には命宮が空っぽの「命無正曜格」の人や遷移宮が空っぽの人が居ます。
「命無正曜格」の人は命宮が「遷移宮」に有るようなものですから、本質が丸見えみたいなものです。また遷移宮が空っぽの人は「命宮」が遷移宮に現れますから、これまた本質が丸見えと同じになってしまい辛い訳です。

人に対して、いろいろ格好付けて振る舞いたいのですが、無意識の内に本質を見抜かれてしまう感じなんです。つまり本質をガードする覆いが無いようなものです。
「命無正曜格」の人や遷移宮が「無星曜」の人は対人関係で悩む人が比較的多い訳です。しかし、兄弟宮や奴僕宮が良ければ、この限りでは無いです。
もし、兄弟宮や奴僕宮が悪かったら、なるべく自分に対して好意的な人間関係の構築出来る環境に身を置くようにすると大分楽になります。
様々な人を相手にする営業や外回りの仕事や接客は辛い事になります。また大勢の人と組んで仕事するのも疲れます。


努力や挑戦で解決出来る問題と、その人の本質を変えなければならないような問題は分けて考えるべきです。本質はなかなか変えるのは大変な事です。問題から逃げる訳ではありませんが、その人の特性を考慮した環境でこそ才能も発揮出来るものと思います。

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