2015年11月11日水曜日

紫微斗数の命盤を精査して行くと・・・

紫微斗数の命盤を精査して行くと・・・

私がまだ5歳頃の話です。
私は、45歳の頃の記憶がハッキリ映像となって覚えて居るのです。
当時の母親の若かった顔や一緒に風呂に入った時の母親の姿も生々しく記憶に残って居るのです。一緒に連れて行って貰った遠い親戚の場所や風景も絵画に描けるほど記憶に鮮明に覚えて居ます。有りとあらゆる当時の映像が動画として頭の中に有るのには、自分自身でも驚きます。人の話では、そんな小さな頃の事は、まったく思い出せないという人も少なく有りません。

そんな記憶(動画・音声有り)の一つにお爺さんが街の時計屋さんから、当時は高価であった目覚まし時計を家族それぞれに3台買ってきてくれました。

親父に一つ、お爺さん用に一つ、家族全員用にコタツ間に一つ。

まだ4歳程度であったのに神秘的な物には異常に興味の有った私は、その不思議な装置が気になって仕方有りませんでした。
毎日、両手で持って「カチカチ」という秒針の音を聴き、細い針が音とともに移動してゆく様は不思議でした。そして決めた時間になると「♪リリリーン」とけたたましく鳴るベルの音。

日に日に興味は渦巻き、ついに幼心に決心をしてしまいました。
家は農家でしたから、朝ご飯が済み、一段落すると一家全員畑や田んぼに出かけて行きお昼までは誰も帰って来ません。
神秘的な欲求への誘惑に負けた私は、親父の寝室に置いてある目覚まし時計を、そっと持ちだすと、家の裏に行って分解をしようとしたのです。
分解は簡単には出来ません。何処から分解し始めて良いのかも解りません。
それでも、いろいろひっくり返しながら眺めていると、ネジが有ることに気づいたのです。そして、それに合うネジ回しなどの工具の有る場所を知っていましたから、工具を取りにお蔵の中に入りました。親父は農業の傍ら大工でも有りましたから、ネジ回しなどの工具も大工道具と一緒にお蔵に仕舞ってあります。
普段、親父は絶対に大工道具に私を近づけさせません。ちょっとでも手を触れようとすれば大声で怒鳴ります。父親は怖い、同居してる伯父さんでした。(当時はそう思っていた)
そんな禁断の工具を持ちだして来るのですから、見つかったら殺されると、子供心に思いましたが、神秘の誘惑の方が勝ちました。殺されても時計の中が見たかったのです。

まだ4歳程度ですから、工具が有っても簡単には分解は出来ません。全部バラバラにするのに三日間ぐらい掛かりました。分解途中の時計は紙にくるんで裏の畑の土の中に埋めて置きます。翌日にまた家族が留守になったら掘り起こし続きを分解するのです。
分解しながら、まだ動き続けてる時計は神秘そのものでした。小さな歯車や大きな歯車がコチコチという音と一緒に動いています。無数の歯車が噛み合って連動している様は、大変な事をしてしまった事など、すっかり頭から飛んで消えさせていました。

分解しながらも、どんな仕組みになっているのか観察していたのですね。
分解が進んで行くと、やがて時計は動きを止めてしまい、音もしなく成りました。
まるで、人が死んだみたいに。
死んでしまった時計の分解は、まだまだ進みます。
やがて、丸い目覚まし時計は、金色に輝く無数の歯車とブリキの丸い胴体、皿のようなガラスと、夜光塗料の付いた不思議が光を放つ長針と短針、秒針になりました。
無数の歯車の中でも、一際大きい歯車をポケットに一つ忍ばせ、残りは紙にくるんで、また畑の土の中に埋めました。

さあ、親父の時計が行方不明になってから家族は、何処かに置き忘れたのではないかと、家の中を探し回っていたようですが、幼子の私には関係が無いと思ってか、何も聴かれませんでした。

最初に親父の時計を分解し、あの怖い伯父さんの時計ですから命がけなのに、恐怖心は何処かに飛んでいっていました。

それから、一週間も過ぎたでしょうか、またもや分解したいという誘惑がモヤモヤと湧いてきて、抑えることが出来なく成りました。そして遂に敢行、次のターゲットはお爺さんの時計。

今度は要領が判ってきたので簡単に分解が出来ました。また大きな歯車を一つポケットに入れて、残りは畑に埋めました。

さあ、家族は大騒ぎ、今度はお爺さんの時計が消えた。変だなぁと、みんなで家中を探しますが見つかりません。留守中に泥棒が入ったのか? と皆なで様々な意見が出ていました。
私は、何も知らない顔をしていました。

そして、今度はコタツ間の時計が消えました。

さあ、家族は、これはタダ事でないと一大事の事件となりました。
でも、時計は何日探しても、何処からも見つかりませんでした。

その筈です。三体とも畑の土の中で眠っていますから。


それから数日、親父が庭で新築の家の木材を刻んでいました。その近くで何気なく遊んでいた私が、小さな金色のコマを回して遊んでいました。

親父はふと見たそのコマは不思議な形をしていたのです。よく見れば小さな歯車です。

親父の脳裏には、ピ~~~ンと来たのでしょう。
「時計だ!」
さあ大変です。火の着いたように烈火の如く怒り狂って迫って来たのを覚えています。
まあ、その後は大変なことに成りました。ご想像にお任せします。

ここからが本題です。
時計の構造を知った私は、大小すべての歯車は、すべて重要な役割を持っており、すべての歯車は何処かで必ず、すべての歯車に繋がって連動して動いているということです。
しかも、それらの無数の歯車の動きは、それぞれに個別の速さで動いていますが、決して勝手な動きをする歯車は皆無という事です。

この構造仕組みと「紫微斗数」の命盤は同じ構造仕組みに非常に似ているということに気付きました。
命宮を中心とし、12の宮が有り、それぞれの宮には様々な星が入り、四化という理論で飛星という事も起こります。それらは勝手に偶然に関連し合っているのでは無いということです。時計が設計図から組み立てられ完璧な動きをするように、人の「紫微斗数」の命盤も産まれた時刻に設計図に基づき完璧に組み立てられている、と言うことです。


命盤を精査していると、その無数の星、12の宮が連動していることに気付くようになりました。本当に不思議な事です。神様の成せる技と感銘する次第です。

★★★★★★★★★★★★★★
紫微斗数・タロット・周易の鑑定ご相談は
宮立命公式サイトへ
    ご訪問は下記アドレスをクリック
★★★★★★★★★★★★★★

0 件のコメント:

コメントを投稿

宮立命ブログは引っ越しをします。

Goo blog をご覧の皆様いつもご訪問ありがとうございます。 宮立命のblogはAmeba(アメーバ)blogで情報展開中です。 どうぞ、ご訪問をお待ちしています。 こちらのGoo blogは今回で更新を終了します。 宮立命アメーバブログは以下のAmeb...