―――――――――――――――――――
宿曜経の基礎知識いろは・・・第1回
Blogの読者様から、先日の「相性」の記事で「宿曜占星術」の命宿のことでご質問が参りました。
「猛悪宿や毒害宿って、初めて聞きました! そんな宿が有るんですか?」
そこで、今日は「紫微斗数」の記事では有りませんが、「宿曜」の事を少し回数を分けて書いてみます。
「宿曜」は占星術で「生年月日」で人の性格や人生傾向、相性などを観ます。出生の時刻をある程度は使いますが、紫微斗数のように詳しくは時刻を観ません。せいぜい午後生まれ、午前生まれなどの程度です。
宿曜の正式な名称は『文殊師利菩薩及諸仙所説吉凶時日善悪宿曜経』と云い、あの有名な「空海」が初めて中国から日本に持ち帰った沢山の経典の中のお経の一部です。
これら空海が持ち帰った沢山の経典は、現在は「高野山・比叡山・三井寺」などに保管されているそうです。
この「宿曜経」は身延山を開いた日蓮上人も「立正安国論」で蒙古襲来を予言した時に「宿曜経」を参照したとの説も有るようです。他に武田信玄や江戸の幕府も使ったとか云々と説が有ります。詳しく知りたい方は「県立図書館」などの哲学書の書庫に行けば大概は有ります。
さて本題に入ります。
宿曜占星術には、「二十七の命宿」が有ります。例えば「昴宿・畢宿・・・胃宿」まで、27種類です。これらの命宿は、さらにその性格の傾向から以下のように大分類されています。
◯剛柔宿=昴宿・氐宿
◯安重宿=畢宿・翼宿・斗宿・壁宿
◯和善宿=觜宿・角宿・房宿・奎宿
◯毒害宿=参宿・柳宿・心宿・尾宿
◯軽躁宿=井宿・亢宿・女宿・虚宿・危宿
◯急速宿=鬼宿・軫宿・婁宿・胃宿
◯猛悪宿=星宿・張宿・箕宿・室宿
二十七宿は以上の分類に分かれます。
もの凄い名称が有りますね! 毒害宿とか、猛悪宿。本人が聴けば気分が悪くなったり腹が立つかも。今日はここまでにしておきます。また次回に。
★★★★★★★★★★★★★★
新・紫微斗数の鑑定ご相談は
宮立命公式サイトへ
ご訪問は下記アドレスをクリック
★★★★★★★★★★★★★★
0 件のコメント:
コメントを投稿