発達障害って言ってしまって、ではその命盤に一目見て判る星が有るのかとか、宮が特別になっているのか、そう思って観ても分からないでしょう。通常に相談に訪れる方々と酷く違うことはあまりありません。
命盤に現れる事は、その人がどんな苦労、またどんな事で苦労するのか、あるいはどのような状態に陥るのかということが命盤に現れます。
特に対人関係ではどのような状態になるのか、ということです。
対人関係と言っても様々な関係が有ります。例えば、親しい人との関係、恋愛対象のような関係、後輩、目下のような関係、社会で初対面になる関係、同僚や仲間などの関係、上司や目上、長輩の先生のような関係など幾つかのグループに分けられる対人関係が命盤に現れます。命盤では対人関係は6つのパターンで示されています。
そもそも発達障害と云われる特徴は少なからず誰でも持っているものですから、対人関係に悩むほどの個性(特徴)は日常の社会生活にも影響が出る訳です。
特に発達障害と云われる特徴は対人関係で支障が出る特徴なので、命盤の対人関係の良し悪しで、そのような個性を持っている人かどうかが判る訳です。
当然、対人関係で悩む程の個性は、その原因となるものも命盤には現れているものです。
例えば、性格の強さ、拘りの強さ、あるいはルーズな性格、普段は穏やかでも切れたら怖い性格、超マイナス思考、異常なほどの正義感、極めて強い白黒ハッキリさせたい感情、周囲の影響を受けにくい(空気が読めない)、逆に周囲の事に超敏感、このような特性は命盤に現れています。
これらが生れつきなのか、養育時に形成されたものなのか、でも対処法が変わってきます。
紫微斗数の命盤の命宮・遷移宮・父母宮・兄弟宮・田宅宮・福徳宮を観察してみると、どちらが原因か判るでしょう。
「発達障害」と云われてしまうと物凄く特別なことのように感じてしまいますが、誰でも少なからず持ち合わせている個性なのだから、「障害」という言葉は、私は好きではありません。
同じ程度、傾向の特徴を持っていても働く職場、職種、環境でも何ら支障が出ない場合も有りますから、自分の特性を知ることは大切なことと思います。
自分の特性を知って、適した職種、職場、環境に積極的に方向転換することも秘訣でしょう。
このようにマイナスの面にだけ目を向けるのではなく、逆に特性が誰でも出来ないことに秀でる場合も少なくないと思います。そのように特性が有用に活用出来ないのかとか考えて観るのも良いのではと思います。
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