2018年3月14日水曜日

未来はすでに存在している。



モーガン・フリーマン 時空を超えて「時間を遡ることはできるのか?」
NHK Eテレ)

この番組を観て思いました。紫微斗数の鑑定で日常に使っている行運の鑑定がこれに当たると。
NHK Eテレで38日(木)PM10時から放送された内容を簡単に紹介すると。

『アインシュタインが唱えた相対性理論によれば、現在・過去・未来という時間の区別は、単なる幻想に過ぎず、全ての時間は既に存在しているという。もし全ての時間が同時に存在するなら、未来をのぞくことが可能になる? 一方、同じ物理学でも量子物理学の世界では、未来が過去に影響を及ぼす現象が見られるという。また、タイムトラベルを可能にしようと研究する科学者もいる。現在・過去・未来の正体とは…? 時間の不思議に迫る!』

この番組によると、過去も未来も現在も、すでに存在していて、私達はただ映画のフィルムのように、あるいはDVDのように、そのすでに存在している中を時間と共に移動して、目の当たりにするものを現在として認識しているだけなのだろうと感じた。
何故ならば、紫微斗数では未来予測は高確率で知ることが出来るし、過去の出来事もすでにシナリオとして存在していたことを実感しているからだ。(注:高的中率は最新の紫微斗数の理論に依る)

紫微斗数は生年月日・生まれ時刻の情報から一生涯の様々な出来事と、その時期を知ることが出来るのだが、そもそも「未来の事を知ることが出来る」ということは、理論的には、すでに未来というものが存在していなければ観ることは出来ない筈である。存在しているからこそ知ることが出来るのであろう。
逆に言い換えれば「的中」という事ではなく、「観ること」が出来るか、どうかが占いの基本なのだろう。
と、いうことになると。この定まった人生のシナリオは変えられないのだろうか・・・。

番組に依ると、過去に戻ることが出来たとしても、過去を変えることは出来ないとしている。
それは矛盾が起こるからだ。映画「バック・ツー・ザ・フューチャー」では主人公が過去に戻って、過去の出来事を変えてしまうシーンが有る。しかし、過去を変えたことで、その矛盾の帳尻を合わせるために、過去の現実が次々に未来に向かって変わり始めるシーンがある。
この映画では過去に戻って、過去の出来事を変えようとしたのだが、過去だけを変えることは理論上出来ない。過去は未来の出来事の起点だからだ。言い換えると未来の出来事が過去を決めているのだ。私達が今現在体験している「現在の出来事」は、未来から来ているのだ。「未来の結果」に繋がるための出来事を「今」体験し行動しているのだ。

番組でも過去・現在・未来に矛盾を生じることは一切、変えようと思っても変えることは不可能とされている。もし仮に変える行動をしたとしても、その変える行動自体が既に未来の出来事に織り込まれているというのだ。実にややこしい話しだが、日常に鑑定していて実感する出来事がある。それは、相談に訪れている人の未来の人生に変化が観られる場合だ。つまり鑑定に来た時期までの運勢は最悪なのに、鑑定後しばらく期間が過ぎた後の人生が好転し始めてる場合は、鑑定してアドバイスした結果、相談者が具体的に思考、行動を変えて悪いシナリオを変えるだろうと言うことだ。言い換えれば、相談者が占い相談に訪れ、鑑定してアドバイスを受けて、その結果に未来のシナリオが変わるということ。「未来のシナリオを変える」、ということまで既に未来のシナリオに設定されているのだ。
もっと分かりやすく言えば、幼少期から中年期まで最悪の人生だが、途中で占い師に相談に行き、その結果に人生が好転する。というシナリオは生まれた時には既に定まっていた。ということなのだろう。

そう考えると、占いで未来を変えているつもりだが、実は全てのことは既に定まっていたということでもある。ちょっと面白くない話でもある。では占い相談に行った後も何も好転しない場合は、元々何も変わらないシナリオということに成るから、占い相談に行く占い師は未来予測の出来ない占い師の所に行くだけの事。とも言える。あるいはアドバイスを受けても、相談者が何も変えられなかったとも云える。

なんか屁理屈を並べている感じだが。未来がすでに存在していて、その未来にピタリと合う為に様々な出来事が順序よく設定され、出会う人もそのシナリオに必要な存在として設定されていると言ってよいのだろう。
これはまさに芝居、映画の脚本と一緒なのだと思う。シナリオが有って、登場人物が有って、舞台背景、大道具、小道具すべて定められている。そして私達はその壮大なスケールの人生劇場で一人の人間としての役を演ずるということだ、命を掛けて。この芝居にはNGのやり直しは無いのだ。NGすらも脚本の一部なのだ。

では、すべての未来が既に決まってしまって居るのなら、まったく面白くもないし、生きているのも馬鹿馬鹿しくなってしまうかも知れない。しかし、我々には通常は未来など全く知ることの出来ない状態に、設定されているので面白いのだろう。でも大変に苦労を強いられる役を、演じさせられるのは不公平である。そんな苦労の役どころを、少しは楽なシナリオに変えて欲しいと思うのは人情だ。そこで占い相談に行って自分のこの先の役どころは、どうなっているのか知ろうとする。その結果、想像以上に大変なアクションが有って、その末にズタズタにされて死んでしまうシーンが有るなんて知ったら、冗談じゃないってことになる。脚本家(神様?)に文句の一つも言いたく成るのも無理はない。それで、そのシナリオ通りにズタズタにされたくないので、どうしたら良いのか占い師のアドバイスが重要である。でも、相談に行く占い師も脚本の中の出来事なので、回避されるアドバイスをするのだが、結局はズタズタにされるように成っているシナリオなので、アドバイス通りにしてズタズタに成る、なんていうことも有るのかも。

私は何を云いたいのか? 訳の分からない結末になってしまった。
言いたいことを整理すれば、未来はすでに存在しているので、紫微斗数で存在しているものを観ることが出来る、という話しでした。でも未来は変えられると思う。ただし全く別の人生には出来ませんよ。

私が30歳代に霊感占い師に「あなたは一生涯、何をしても成功することは無い」と未来を観て教えて頂きましたが、60歳代で紫微斗数を使い自らが自分の未来を観て、これは変えなければ成らないと思い行動に出た末に、霊感占い師の観た未来とは別の結果に成りました。これは紛れもない事実です。


★★★★★★★★★★★★★★
新・紫微斗数の鑑定ご相談は
宮立命公式サイトへ
ご訪問は下記アドレスをクリック
★★★★★★★★★★★★★★

0 件のコメント:

コメントを投稿

宮立命ブログは引っ越しをします。

Goo blog をご覧の皆様いつもご訪問ありがとうございます。 宮立命のblogはAmeba(アメーバ)blogで情報展開中です。 どうぞ、ご訪問をお待ちしています。 こちらのGoo blogは今回で更新を終了します。 宮立命アメーバブログは以下のAmeb...