卵が先? 鶏が先?
ある物流会社の社長さんと、そこの社員Hさんを鑑定したことがありました。
そこの社長さんと社員Hさんの仕事運の運勢を鑑定して図表にしたのが以下の図です。
中央の黒い線が運勢の吉凶レベル0(ゼロ)と観てください。
社長さんは緑色の線で示しました。社員Hさんは赤い線です。
途中からオレンジ色の線が加わっているのは、中途採用された社員Fさんの仕事運の線です。
最初の時期に鑑定したのは社長さんと社員Hさんでした。
この時期は会社の業績も悪くはなく登り勾配でした。Hさんの仕事運も登り勾配です。
しかし、二人の仕事運が3年先(↑Aの時期)に上下が入れ替わるようになっていました。私には理由がよく分かりませんでした。
社長の鑑定では3年先に仕事運も財運も低下して行っていました。
一方、Hさんの仕事運も財運も上向きで、3年後の時期で社長さんと逆転しているのです。
私は、この時にお二人には以下のようにお伝えしました。
「社長さん、3年後辺りから仕事の業績が下降しそうです。その前辺りから業績悪化の兆候が出る筈ですから、社会情勢や業界の情報には注意していた方が良いです」
「Hさん、3年先に会社の業績は下がるように感じます。でもHさんの仕事運は上向きを続けているので、もし今働いている会社の業績に問題が出るようなら、きっとHさんは早い目に転職などを考えられると思います。常に会社の業績には注意していた方がよいです」
社長さんもHさんも信じられない様子でした。
それから3年が経過してHさんは転職されました。
Hさんは転職を考えだした時に、私に相談に来ました。
「先生、私の勤務している会社が困ったことになりそうなんです。それは親会社の専務さんと先日、話す機会があり一杯呑んだのです。そうしたら、荷物の取扱量がこの先、減少しそうだと言うんです。そのことはもう、私の会社の社長には伝えてあるというのですが、社長はあまり気にしなかったそうです。でも私は今の世界情勢からすると、親会社の専務のいうことは現実に成りそうで恐ろしくなりました」
私はHさんに言いました。
「Hさんの仕事運は、此の先も上向きですから、此の先、転職されても大丈夫と感じます。その根拠は社長の運勢とは互いに上下が違っています。このようなことが、同じ宿命で居る人たちに現れていたら、その先は別々の道に進むこともよくあります。夫婦でもそうです。離婚(死別)してしまう夫婦二人の運勢は、基本的には結婚した頃から一緒で、離婚(死別)したりするなら、その時期から運勢も別々になっているのが普通です。
Hさんは間もなく転職しました。
Hさんの退職を受けて、代わりにFさんという中途採用の社員が入社してきました。幸い、このFさんとも縁が有って鑑定させて頂く機会に恵まれました。
Fさんの仕事運を観た時に興味深いことに気付きました。
Fさんが入社した時期は、(↑A)の時期です。二回目に鑑定した時期です。
この時のFさんの仕事運は下降に向かっている時期でした。実際にFさんは別の会社で仕事上の問題が多く嫌になっていました。転職を考えていた時に、Hさんの会社の求人情報を知り、すぐに応募して採用になりました。
しかし、Fさんが入社して2年後に会社は倒産してしまったのです。
社長の仕事運も凶に転じている時期です。
Fさんの仕事運も下降している時期です。
つまり、会社の業績は、そこの社長の仕事運と密接に関わっていると感じます。そして、その会社で働いていく人は、仕事運も社長と同じ傾向が有るということ。
倒産する会社で働いて居るのに、仕事運が向上しているのは理屈に合わない訳ですが、辞めて別の業績の良い会社に転職するなら、理屈に合うことになります。実際に理屈に合うようなことが起こります。
ですから、倒産する会社にわざわざ入社するFさんは、仕事運が下降を続けていて理屈に合うのです。
言い換えると、倒産する会社に在籍している社員で仕事運の良い社員は、会社の業績が下がる前に、別の業績の良い会社に転職してしまうことが多いということも事実です。
逆に仕事運の下降している人が、次々に入社してくるのなら、その会社は危ないかも知れません。
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