紫微斗数という命術(4)
紫微斗数のレッスンでは、どんなことを学ぶのか?
前回までの記事では、「十干 十二支」の説明でした。
今回は
〇 命盤の基礎(大限・流年・流月)
命盤では、巡る年月の運勢は三種類の運勢として観ることが出来ます。
一つは基本の運勢です。これを先天運とも云います。
つまり生まれつきの運勢傾向です。
二つ目が大限(だいげん)といって、10年ごとの運勢です。
二つ目は、1年ごとの運勢です。
更には、月毎の運勢も新しい紫微斗数では観ることが出来ます。
では、もう少し詳しく解説します。
1、10年ごと(10歳ごとの運勢)
これを【大限だいげん】と云います。
大限は、電気信号のサイン波形みたいな概念で考えると良いかも知れません。一生涯で1サイクル(ヘルツ Hz)です。
ただし、スタートの起点はサイン波形の+(プラス)なのか、-(マイナス)なのかは、その人の運勢によって様々です。
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マイナス運気でスタートした人は、幼少期の10年、20年は辛いことが多いということに成ります。
そして中年以降や晩年に成功や安定期に入るというパターンです。
その逆は、幼少期にはプラス運勢で「神童」なんて言われて、若くして才能を発揮して、時には世界で活躍するような天才ぶりを発揮するかも知れません。
世の中を見てみると、10歳、20歳代で大成功や大成果を達成する人が居ますが、このような運勢傾向の人々です。
この場合には、中年期や晩年で運気衰退になる可能性も有るので注意しなければ成りません。
もし、中年期から衰退の運勢でしたら、若い盛運の時期に中年期以降の人生計画をキチンと立てて置く必要も在ります。
何故なら、盛運期の時は無理も利きますし、努力が効率よく成果に結びつきます。
しかし、衰退運の時には、必死で頑張っても成果が出にくく、疲労困憊してしまうかも知れません。
また不運に遭遇しやすくもなります。
本当に衰退運の時には「踏んだり蹴ったり」、「泣き面に蜂」とか、これでもかと繰り返し不運に襲われることだって珍しくありません。事故や怪我、病気、あるいは詐欺、破産など、思いもよらぬことも起こるかも知れません。
そういう時期には無理はせずに、コツコツと確実に行動することが良いと感じます。間違っても「一発勝負」に出ない事です。
こんな時に「勝負師」のような性格の人は、一気に奈落に落ちるようになります。
2、1年ごとの運勢
大限という一生涯に一巡りしかしない運勢の上に「1年ごと」の運勢が乗っていると思ってください。
基本は大限(10年運)です。その盛衰の運勢の中で、1年ごとの盛衰があります。
図で観ると分かり易いでしょう。
一年運が最悪でも大限(10年運)が良かったら、まだマシです。
一番に厄介な時は、大限も最悪の期間に一年運も最悪の時期が重なると、それは下手をすると人生が終わってしまうようなことも起こりかねません。こんな時期は、やること成すこと旨く行かなかったりします。その傾向を悪い方に助長するのが、その人の「性格」です。
「性格」というものは、最悪の時に最も吉凶を分けるといっても過言ではないと感じています。
今回の記事は、ここまでです。
次回は
〇 旧暦(太陰暦)と太陽暦・閏月
〇 十二宮(宮の位置関係)
〇 甲級14主星・甲級副星・乙級星
〇 星の吉凶
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