隠れ「必定」?
紫微斗数といっても「欽天四化紫微斗数」という命術は、紫微斗数の中でも独特で、三合派や飛星派と同じ紫微斗数の命盤を使いますが、欽天では命盤をひと目見て、その人の人生に大きな出来事や確定的な事が起こることが分かるので便利です。そんな便利な命術ですが、「絶対論の必定」が命盤に無い場合でも、廻る太限(10年運)や年運、月運の象意が強く重なる場合にも「必ず事象発生」が有りますから、このような出来事は命盤から発見しなければ成りません。
しかし、「絶対論の必定」は命盤をひと目見て判りますが、太限、年運、月運を全て飛星して調べる「必定」はなかなか見付けられない場合も有ります。
廻る年月の運勢は、基本的には太限を先ず調べて、その太限に特に凶意が強い場合には、さらにその太限10年間の1年毎の年運の吉凶を調べます。さらに一番凶意の強い年運を、月ごと12ヶ月を全て調べて、最終的には西暦何年何月と特定します。
こんな例があります。
ある男性の仕事運を鑑定した時に、太限の仕事運は悪いが、その年の年運は悪くは無く、翌年が悪い事がありました。
私はその年は悪くないので、悪い翌年の月運を全て調べだしていましたが、悪い事象発生は、その前の年に起こりました。
それは、月運の悪い時に発生しました。
つまり、太限は悪いが年運は普通、しかし月運の悪い月に出来事は起こりました。
普通は「天地人が揃う」といって太限も年運も悪い時に出来事は起こることがほとんどですが、そうとも限らないと感じました。
太限が悪かったら、年運が普通でも月運で悪ければ出来事が起こるとも言えます。
これを探し出すのは容易では有りません。
目次の無い、分厚い本の中の特定の文章を1ページずつ探してゆくような作業です。
これが、目次が有ればいきなりその文章の有る所に近いページを開くことが出来ます。
紫微斗数の鑑定では、多分ほとんどの鑑定士は太限と年運ぐらいしか観ないと思います。その場合にも基本は悪い太限を探し出すことが優先です。悪い太限が見つかれば、その太限中の年運を10年分調べれば良いのです。
悪い太限を探しても、その中の年運が普通なら、その年は気にしないと思います。まさか普通の運勢の年の月運が悪い時に発生は予想もしないでしょう。
このように太限と月運だけで凶意が重なっも事象発生は有るということです。これを「隠れ必定」と言ってよいかも知れません。
このように、一生涯の年と月の運勢を調べだす事は容易ではないのです。
詳しく年毎の運勢を知りたい場合は、毎年直近の年運と月運を1~2年毎に調べる方法が良いです。
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