2019年8月12日月曜日

人生傾向は命盤の全体を観ないと正しいことは判らない


人生傾向は命盤の全体を観ないと正しいことは判らない

最近、紫微斗数を独学で熱心に学んでいる方からの鑑定依頼がありました。

非常に熱心に学んでおられて、凄いなと感じました。
独学で学んでいらっしゃった教本は「鮑黎明先生の飛星紫微斗数闡秘」でした。

私も紫微斗数を初めて学びだした切っ掛けは、鮑黎明先生の「飛星紫微斗数闡秘」でした。
本のタイトルには「飛星」と付いていますが、残念ながら飛星についてはまったく触れられていませんでした。
当時の私は「飛星」ということを知りませんでしたので、それでも何も感じませんでした。

この「飛星紫微斗数闡秘」は正統派の三合派(星曜派)の教本で非常に詳しく書かれています。
紫微斗数の基本を学ぶのにはお勧めしたい教本ですが、かなり星曜派としてはマニアックな本です。

ただ、命盤で人生傾向を分析するのには少々難が有ると思います。
一つ一つの宮や星については詳しく解説されていますが、命盤全体としての解説(各局という方法では説明している)は無いですし、生年四化や自化、向心力について、本来の意味については、ほとんど解説が無いといっても良いです。




鑑定の要は「四化星」です。
「四化星」とは、「生年四化」、「自化」、「向心力」です。

宮や星の事を幾ら調べても、運命、運勢を分析することは出来ません。

他のものに例えれば、
自動車を説明するのに、「歯車やピストンなどの部品を丹念に解説しているだけ」で、全体像には触れていないということです。
自動車全体の性能や仕様には触れていないのです。

ブレーキパッドやキャブレターなどをいくら詳しく調べても、その自動車がどのような自動車なのか判らないのと一緒です。

ですから、宮や星だけ見ても三合派では表面的な物しか観えません。
医者なら服の上から診察しているようなものです。

飛星派ならレントゲン撮影レベル、欽天四化ならMRICT、内視鏡で検査するのと同じようなレベルと考えればよいかも知れません。

三合派で悪い意味が有っても、あまり心配する必要は有りません、
ということを断言しておきます。

また、宮や星だけを三合派で調べれば、矛盾するようなことが生じて混乱されると思います。
訳が分からなくなって悩んでしまうでしょう。
そういうのは、精神衛生上良くないので、ほどほどにしておいた方が良いです。

是非、飛星派や欽天四化で分析することをお勧めします。
非常にスッキリします。




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