『死ぬ前に知っておきたい あの世の話』
坂本政道(著)ハート出版 2016年
ISBN978-4-8024-0018-3
¥1400E+税
先日、この本を読みました。そうしましたら、私が紫微斗数という命術で鑑定して感じていたことが、この本にも同じ事が書かれていて、やはり紫微斗数は「あの世に起源があるのでは…」のと改めて思いました。
著者の坂本政道さんを少し紹介しておきます。
東大の物理学科を卒業しカナダトロント大学電子工学科を専攻して、SONYで半導体の開発に従事したバリバリの物理学の専門家ですが、今はスピリチュアルの専門家に成ったという訳です。
現在は、モンロー研究所公認レジデンシャル・ファシリテーターでもあり、㈱アクアビジョン・アカデミー代表取締役を努めています。
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今回は「Q22 人の運命は決まっているの ?
決まった運命を変えることは出来るの?」
95ページ
本日は、このテーマで考えてみます。
紫微斗数でこれまでに何人もの方々を鑑定して気付いた事は、やはり人の運命は「大筋は決まっている」と強く感じました。もっと言えば、鑑定に来られるまでの人生は、ほぼ命盤のシナリオ通り、と断言できます。
多分、巡る10年運や1年運などが鑑定出来る紫微斗数の占い師なら、このような事を多く体験していると思います。命盤で過去の出来事を鑑定した場合に、10年運や1年運で事象、時期が一致している筈です。
ということは、未来も事象、時期が決まっている可能性が有ります。
この事について、著者の坂本さんは次のように述べています。
1,
生まれる環境(国、時代、両親、家族構成、性別)
2,
身体的な条件(体格、容姿、健康状態、障害の有無)
3,
能力(身体的、精神的な能力)
坂本さんによると、1~3の条件は「光あふれる世界」で決めてきた今世の目的を達成するための基本的な条件であり、人生のシナリオを達成しやすいように設定されていると云うことです。
ここで注意したいことは、達成の為の条件の「達成」とは、身体障害の身体で如何に人生を生きるかとか、超貧困の家庭に生まれ、その貧困を如何に克服し財に恵まれなくても精神的に満足が得られる人生を送るのか、といいた「達成」ではないかとおっしゃっています。私もそう思います。
苦労の末に人生を逞しく生き抜く体験や、四面楚歌の状況でも如何に生き抜けるかなど、その人によって様々なレベルの課題を設定してきているそうです。
今現在に四面楚歌の状況に落ちいっている人にしてみれば、「まさか、そんな辛辣な状況を俺は望んで生まれて来る訳は無い!」と文句も言いたく成るかも知れません。
でも、生まれ出ると過去世(光あふれる世界)の記憶は消えてしまうようですので、カッカしても仕方ないのかも知れません。
もし決めて来ていたのなら、愚痴を言っている暇は無さそうです。
決めてきた課題を何とか克服しなければ成りません。
トライアスロンのレースは厳しいスポーツです。まさに人生物語のようなスポーツです。
誰でも「途中で挫折するだろう」なんて思って参加している人はいないでしょう。
それでも、途中で「こりゃもう駄目かも…」なんて思ってしまう場面も時として有るかも知れません。そんな時に、そのレースを走り抜けるヒントが有るとするならば、それは紫微斗数で有ったり、何かのお告げで有ったりするかも知れません。
坂本さんによれば、人生の繰り返し(輪廻)は何百回も誰でも体験している筈だそうです。
つまり、この人生の試練の課題は初めてではない訳です。相当に経験を積んで居るはずですが、残念なことに何百回、何千回と輪廻しようが、過去の経験の記憶は消去されているようです。唯一プラスに成るのは、多くの試練の体験から自分のものに成った「精神力」あるいは「陰徳の心」なのかも知れません。
これを得るための「輪廻」なのだろうと思うのです。
「運命は変えられないの?」という問題は、坂本さんによると、大きな交通事故に遭って大怪我をした場合の、その後の人生をどのように歩んで行くのかの自由は有るそうです。
そうですよね。試練の事象発生は設定して有っても、結果まで決められていたのでは修行に成らないですからね。
これって、運動会の「障害物レース」なんですね。
如何様な障害物を設定しようかと決めるのは、自分とガイドとで決めて来ていて、実際にレースを走るのは自分なのですね。何か「偉い存在」が居て一方的に押し付けられるものでは無いそうです。
「ガイド」という存在が居て、一緒に決めるそうです。
紫微斗数でシナリオを鑑定する場合に、事象発生を見付けることで、その時、あなたがどうするのかはハッキリ解らない場合も有ります。人生のゴールまでの状況は観えても、どのように走り切るのかは貴方次第ですね。
どんな障害物が設定されているのかを、こっそりカンニングしてしまうのが紫微斗数なのです。
<続く>
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