先日、過去にアドバイスした人から、こんな悩みを聞かされました。
「宮先生に、私は自分の生き方に問題が在るって教えてもらい、その後いろいろな本を読みました」
私は
「どんな本を読んだのですか」と尋ねた。
「はい、斎藤一人さんや神様の本などたくさん、数えきれないくらいに読みました」
「それで、どうでした?」
「はい、たくさんの本を読んで、自分でもたくさん実践してみました」
「それは凄いですね」
「でも・・・」
そう言うと彼女は俯いてしまいました。
私は
「どうしたのですか?」
「本に書いてある通りにやっているんですけど、涙が出る事ばかりなんです・・・」
「本に書いてある通りに実勢しているのに、涙が出てしまうのですか」
「だって・・・」
「どんな風に旨く行かないのか話してくれますか?」
「自治会のね、役員をした時のことです」
そう言って彼女は話し始めました。
『私は昨年、自治会の組長を押し付けられて嫌でしたけど引き受けました。
神様の本や斎藤一人さんの本には、人のためにすすんでやりなさい、って書いてあるので、やりました。
そして一年やり抜いたんです。体調の悪い時も、都合の悪い時も走り回って自治会の責任を果たしたんです。
一生懸命やれば、やるほど様々なことを背負わされました。
私はジッと耐えました。
だって、神様の本に我慢、我慢ってあったので。
一年終わって、とても悔しかったです。
役員なのに一度も出席しない人も居れば、途中で用事が出来たからとサッサと帰ってしまう人も居ました。
一度も出席しない人に限って、一年最後の慰労会の時には早々来て、料理が少ないとか、私にお酌をして回れとか命令するんです。
私は悔しかったです。
それでも私は、インフルエンザで具合の悪いそんな時でも欠席することなく、帰ってしまった人が居ても、一人で最後まで頑張りました。
神様がきっと観ていてくださると思って、神様がご褒美を必ずくれると思って、これまでの私の人生は散々でした。
でも、自治会の仕事を辛くても一生懸命すれば、きっと報われると思って我慢してやり通したのです。
でも、あれほど頑張ったのに、未だに私の人生は何も変わっていません。
神様は死ぬまで頑張れと言っているんでしょうか?
宮先生も言いましたよね、自分が変われば周囲の人も変るって。
私は歯を食いしばって、悔し涙を流しながら頑張りました。
でも、何にも変わらないんです。それどころか益々、私の周りには私を追い詰める人が増えてきました。
もっと、もっと神様の本や、斎藤一人さんの本を読まないと成らないんでしょうね』
私は言いました。
「あのね、とても頑張ったことは素晴らしいけど、大切なのは心の中だよ。
そんなに悔しい思いをしてやっても、気の毒だけど逆効果だよ。
あなたが、そんなに悔しい思いをしてやっている時の顔の表情は険しいよ。
今も悔しそうにいう貴女の顔は閻魔様みたいになっているよ。
そんな怖い顔してたら、親切でやってあげても、誰も嬉しくないかも。
優しい人は、優しい人に惹かれるんだもの。
怖い顔してたら、優しい人は遠ざかって行ってしまうよ。
もし、何かをして挙げたいと思ったら、本当に優しい気持ちでやった方がいいよ。そして代わりに何かをして欲しいなんて見返りは求めないことだよ。
何かをしてあげたら、相手の人が嬉しそうにしてくれた、その表情を嬉しく感じたら最高だよ。
人の喜ぶ顔が、何よりもの見返りに思えるようになったら、しめたもんさ。
そうなれたら、きっとあなたの周囲には優しい人が増えてきて、ズルい人は居なくなっていくよ。
あなたの心が、類は友を呼ぶで、同類が集まってくるんだよ。
神様に何かご褒美が欲しいと思ってやっても、何にも得られないと思う。
神様は、嬉しい出来事を最初からくれないよ。
最初は、あなたの心の中に何かをくれるんだよ。
あなたの心の中に、喜びをくれると思う。
喜びがご褒美なんだよ。
あなたの心の中に喜びが生まれてきたら、きっと現実の出来事として嬉しいことが起こり始めるよ。
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