巡る運勢の形
「運が良い、運が悪い」ということを云われることがありますが、運の良い、悪いとは?
一口に運と言っても、実際は様々な運が巡っています。
たとえば、仕事運といえば勤務先で良い部所に配置転換になったとか、取引先から良い契約が得られたとか。
上司からの評価が良くなり昇進したとか、この場合は紫微斗数で言えば「上司の運」つまり「父母宮」が良好の時期と云えます。「取引先から良い契約がとれた」のなら、仕事運に「遷移宮」もプラスして良好とも云えます。
異性との出会いが期待出来るのは「恋愛運」の良好の時で、紫微斗数で言えば「夫妻宮」が良好の時期です。更に言えば、対人関係が良好の時期で「奴僕宮や遷移宮」が良好ならさらに好機と云えます。
思わぬ収入が有ったり、給与が昇給したなら財運が良好の時期です。仕事に関わる収入が多くなるなら「仕事運」も良好の時期であったりすることも多いです。
この他に家庭や家不動産などを表す「田宅運」や精神的な運勢を表す「福徳宮」の運勢も有ります、「福徳宮」は満足度を感じる度合いや寿命に関わる運勢を診ることも出来ます。
健康度合いは「疾厄宮」が示す病気や体調が有ります。
このように一言に「運」といっても様々な運勢が違った周期で人生を巡ります。
もちろん関連した周期で巡る「仕事運と財運」も有りますが、これも時には周期がズレてしまう巡り方をします。そういう場合は、仕事は順調なのに出費が非常に多いとか、仕事が多く多忙にも関わらず収入は少ないといったことにもなります。
昔の神社の御神籤みたいに「今年は大吉」と一括りには云えないです。
幾つもの運勢が様々な周期、時には同時に巡って居ると云えます。
次に健康、寿命に関する運勢がどんな形で巡っているのか一例を図式で示してみます。
■健康・寿命運勢の形
上図に示したものは「健康・寿命」の巡る運勢の例です。矢印は一生の人生の長さを示し、矢印が長いほど寿命も長いと思ってください。途中に有る「黒丸」は健康問題の節目が巡る時期と思ってください。
黒丸が大きいほど大きな健康問題が有るとみてください。
真ん中の人生は、あまり大きな健康問題もなく矢印も長く長寿の人生です。
一番上の人生は多少大きな健康問題は人生で訪れますが、乗り越えれれば高齢まで問題なく生きられますが、高齢になって大きな健康問題が訪れ、矢印も他の人生よりも短くちょっと短命と云えます。
一番下の人生は、人生の早い時期に非常に大きな健康問題が訪れ、これが乗り越えれ無ければ寿命は早く終わってしまいます。しかし、この大きな健康問題を乗り越えれば、その後は長寿と云えます。
このように寿命一つを観ても、誰でも人生には何回かの健康問題は訪れるものです。しかし、紫微斗数の命盤は大きな試練が早くに訪れることに成っていても、その後の人生も125歳ぐらいまで誰でも出来ています。
ですから寿命は「絶対では無い」とも云えます。ただ、一番下の人生みたいに早期に大きな試練が巡るとその時に寿命が尽きてしまうことは多いです。しかし頑張ったりして何とか超えられれば、その後の人生も続くと云えます。
この図のように人生は健康以外にも様々な節目を持って巡ってきます。
この節目がいつ訪れるのかは紫微斗数の命盤から読み取れます。ただ、読み取れるといっても、命盤を一目見て判るものでは無いのです。しかし「欽天派紫微斗数」ならば「必定」という法則で「大きな節目が有る」ということは判ります。欽天派の必定が無い場合も巡る運勢の条件の組み合わせで「大きな節目」が潜んでいることも多いです。「隠れ節目」は、ちょっとのことでは見付け難く、新・飛星派の「流年看法」に沿って細かく調べなければ成りません。この細かく調べるのは手間の掛かる作業です。
大変に手間が掛かりますが、一生に巡る様々の運勢の節目を調べ出す事は可能です。調べ出して一覧表にすることも可能です。それを調べ出して一覧表にしたのが下図の「運勢表」です。
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