『命盤に示される運気よりも上げる方法はありますか?』
■ご相談者さんから、次のようなご質問を時々受けます。
「命盤で幸運期と低運気の期間は決まっているようですが、命盤に示される運気よりも上げる方法はありますか?
例えば、感謝の気持ちを持っていると本来の運気よりも良くなるとか、寄付すると良いとか、気分良く暮らすと良いとか。
または、基本的な運気はどうしても変わらないものでしょうか?」
「命盤に示される運気よりも・・・」というのが、どの程度かという事は、人によって様々ですし、数値的に決まっている訳でも無いし、いわゆる「運の強さ、良さ」というのは比較するものがないのではと思うんです。
ただ、分かりやすい例では、財帛宮に「巨門星」独主で、四化が無しなら、「財を獲得するのに長期に渡りコツコツと多少の苦労は忍んで行かなければならない」とされて居ます。このような場合、大きな財を稼ごうとするのならば、基本的な考えを変えなければ成りません。財帛宮に「巨門星」が独主なら、命盤の主星の配置も決まってきます。あらゆる組み合わせが有る訳ではなく、一定の法則の元、組み合わさる主星は決まってきます。
例えば、一例を示せば、命宮は主星が無しの「命無正曜格」となり、対宮の遷移宮に「天機・太陰」となり、官禄宮は「太陽星」ということにもなります。
このような命盤になると、命宮は「天機・太陰」タイプと同じですから、基本的な性格は金儲けに目がない性格には成らなくなってしまいます。金儲けよりも、仕事の内容に拘るようになり、大金が稼げても自分がやり甲斐のない仕事なら続かなくなってしまいます。
結果的にそんなに金儲けが出来なくなってしまいます。
これが、もし命宮「武曲星」の人でしたら、「仕事は辛いのが当たり前」と考える傾向が出てきますから、金になるなら少々辛くたって頑張るし、やると決めたら途中で挫折することなど滅多にない訳です。結果的に金儲けが出来るということにも成ります。
結局、行き着く所は性格を変えれれば、金儲けを重視し仕事の選り好みなどしなく成るという訳です。これが出来るか、どうかでしょうね。
即席的に低運気、幸運期に対応するには、低運気には物事が旨く行き難いので、幸運期に備えて準備充電(勉強する、資格などの取得を準備する、適職を探す、向いてない仕事をしているのなら求人を検索する)などして、幸運期到来には直ぐに行動に移せるようにするのも一つの方法です。チャンスを無駄にしない方法ですね。恋愛出会いも、そうです。太ってしまっていたら、出会いの時期が巡る時には容姿も整い、人と触れ合える活動に参加するなどが必要です。幸運期になってから慌てて準備しても間に合わないでしょう。
次に、
『例えば、感謝の気持ちを持っていると本来の運気よりも良くなるとか、寄付すると良いとか、気分良く暮らすと良いとか』
先ほどの金儲けの話とは別に、このような考え方が出来るのなら、まずは対人関係が良くなって行きます。精神的にも満たされるように成るでしょう。ただし、気持ち良い状態で「感謝・寄付」が出来るというのが必須の条件と思います。
下心が有ったり、運に恵まれたいために我慢して「感謝(?)・寄付」をするのなら効果はないと思ってよいと思います。かえってこのような気持ちで「感謝や寄付」するとストレスに成るのではないでしょうか?
何か見返りを求めて奉仕や助力をするのでは、ともすると険悪な雰囲気になりかねません。
宿曜占星術でいう相性の最悪の関係「安壊」などは、まさにこの究極。このような状態が起こる事と思います。
「安壊の関係」は、最初は燃えるように恋愛や惹かれ合う訳ですから、相手に一生懸命尽くしますね。でも、それがある程度続いて行くと、相手にも見返りを求めるようになってきます。安壊は尽くされる方が意外と甘えてしまったり、互いに尽くしても求めるものが違ったりして、尽くす割には自分の思うような見返りが得られなくなってくると腹が立ったりするよう成るんですね。そして結果的に「可愛さ余って、憎さ百倍」ということになって行くようです。芸能人に多いと感じます。熱愛電撃結婚して、すぐに憎しみ合って別れる。多いですよねえ。
またまた、話が逸れました。
「見返りを求めない愛」ということは、何か物質的な見返りでなく、「喜んで貰える、笑顔を観て自分も癒やされる」というのが、本当の見返りを求めない愛や助力なのではないでしょうか。つまり「虚」の見返り、「陰徳」ということになると思います。
「陰徳」を積んで行けば、報酬は相手の幸せ、笑顔で、自分も「助けになれた」という満足感、結果的に黙っていても自分も助力が得られるような事が多くなります。
それには、妬みや、憎しみ、恨み、怒り、恐怖心など無くすように、考え方、思考を変えて行くことですね。相手の立場を理解出来るようになれば、無意味に腹も立たなくなると思います。
基本的にマイナス的な思考に陥りやすいのは、幼少期の環境が多分に影響しています。
命盤を観れば、その辺りは解るものです。ただ、幼少期に根付いた物は、簡単に治らないので時間を掛けて訓練のようにして改善していくことになります。
そして、思考が変えられたら人生未来は変わって行きます。つまり好転していきます。
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