2014年2月24日月曜日

日本の占い事情 (付録:ある有名歌手の命盤とスクープになった殺人事件女性被害者の命盤)

私は占いの世界で、多くの人脈はありません。その世界の人脈で存じている師たちは、10数人程度で、私の師匠(東海林秀樹先生)と、その先生のお弟子さんたちで、今は立派にそれぞれの方々たちは弟子を持ち、活躍されている人達です。

私の専攻してる占術は「紫微斗数」という占術で、「飛星派」といわれる分野です。

世の中には、実に様々な占い(占術)があります。
多くの先達の占い師の人達は何種類もの占術を勉強されて活用もされています。
それでも、みなさんやはり、得意不得意はあるもので、中心的に使いこなしている占術は特定の占術に限られてるようです。

私も最初は、ありとあらゆる占術に首を突っ込みましたが、それら全ての占術を完璧に使いこなすまでには、何十年と年月が必要であろうと感じました。
まだ、20代ぐらいから占術の勉強を始めるならいざしらず、人生経験も並ならぬ歳になってからでは、そういう時間は残り僅かです。やはり、術を極めようと思うなら、必要な占術に絞って、集中的な努力が最良の方法と考えました。

人の人生や、物事の吉凶を占うには、最低二種類の占術が必要です。

◎ 一つは、人の人生傾向、その人の一生に関わることを推測する術です。

◎ 二つ目は、とりあえず物事の判断に迷った時に、どちらが良いのか、どちらに決めたら良いの         かを占いによって決める術です。

一つ目の「人の人生を診る」のが、推命という分野。
二つ目の「物事の吉凶選択」を診るのが、卜占(ぼくせん)という分野です。


そこで、話を最初に戻しますが、今、日本で、あまりにも有名な占いは、分野は別として、「四柱推命」、「人相」、「手相」、「西洋占星術」、「易」、「タロット」など・・・、挙げれば限がありませんが、以上のような占いが、街に溢れてます。

以上に挙げた占術の分野で、「推命のみ」に属するのは、四柱推命、西洋占星術など。
卜占に属するのは、タロット、易など。
推命にも卜占にも属するのは「人相」、「手相」、「易」などであろうと思います。

推命と卜占、両方に属するものは、例えば「人相」などは、顔の第一印象で、その人の性格が判断できます。したがって人生傾向も推測できます。手相も易も時間的に長いスパンでの状況も読み取れます。それ故「推命的」要素もあります。その一方で、人相も手相も易も、近日中に起こる事象が現れる占術でもあります。
人相などでは、顔の一部分に赤斑や変色などが現れると、それぞれに応じた事象が起こるとされています。手相も変化します。易も占う方法によって、長いスパンを診たり、直近の事象の吉凶を診たりします。

直近の判断をするのは、何と言っても「タロット」と「易」ではないでしょうか。

占いの種類と目的を簡単に述べました。



私が時折、占いボランティアで顔を出す「Yahoo 知恵袋」の占い相談室でも、相談(質問)コーナーでは、今挙げた占術がほとんどです。

「紫微斗数」で診て欲しい。という相談は一件も見かけません。
街に出ても「紫微斗数」という看板は一度も見たことがありません。

しかし、私の師匠を始め、お弟子さんたちは、今、一生懸命に普及させようとしている占術は「紫微斗数」なのです。ネットでは「紫微斗数」の文字は多く見かけます。
街では見かけないということは、「紫微斗数」を使いこなす占い師がまだ、あまり存在しないことと感じます。それと、紫微斗数を使うには、生年月日はもちろんのこと、「出生時間」と「出生地」が必須で、この生まれ時刻や「出生場所」が判らないと、基本的には占うことが出来ないのです。

ちまたでは、「四柱推命」で、出生時刻不明のまま鑑定してる占い師も多いようですが、そういうのは「三柱推命」になってしまい、鑑定精度が低くなってしまいます。ただ便利なのは、鑑定に必要な「命式」を算出するのに、生まれた「年」、「月」、「日にち」・・・「時間」の順番で命式を作成しますから、時間が分からなくても、「命式」は3/4は完成したことになるんですね。ですから、3/4の命式でも人生傾向はある程度は診ることができます。

生年月日のみで鑑定する占術は、四柱推命の変形?の「三柱推命」の他に、算命術、九星気学、宿曜経など・・・が、まだいろいろあります。
実際に生年月日だけで、それらの占術で鑑定してみて感じるのは、やや「万人向け」といった感じの結果がでるように、私は感じました。


もう判りましたよね。なぜ、そんなに「紫微斗数」にこだわるのかというと、それには、ちゃんと理由があります。
紫微斗数の「凄い」ところは、鑑定結果の「詳細」さなのです。
さらに、紫微斗数は「推命」が本来の術ですが、「卜占」や「方位術」、身体の部分部分を診る事もできる。オールマィティな占術です。

それ故に、鑑定結果は、その人の一生のプライバシーに関わる結果が出てしまうのです。
しかも、未来的な事象で年月日までも特定した事が観えてしまうから、怖いといえば怖い訳です。

紫微斗数は、生年月日、時間から「命盤」というホロスコープを作成します。その命盤は、すでに当ブログの過去記事でも示しておりますが、実に細かい表であります。
そこえゆくと、「四柱推命」の命式はしごく簡単で「八字」と言われる占術だけあって、8種類の「単語」で表されます。まして、生まれ時刻不明なら、6種類の「単語」で一生を判断するわけです。
そういう意味では、非常に鑑定が難しい占術です。

一方、紫微斗数は100位上の象意を持つ星々が、12室の升に散りばめられますから、一目瞭然です。12室(12宮)の意味は決まっており、紫微斗数を覚えるには、12宮の意味と、100を超える星々の意味、そして、それらの星が、どの12宮のどの宮に入っていると、どんな意味を持つのかといった事を覚えれば良いのです。
12宮の意味は複数の意味を持ちます。過去記事にも述べてますが、財運や仕事運、恋愛結婚などの他に、一生を10年毎に区切っての運勢、一年ごとの運勢、一年を12ヶ月に区切っての一ヶ月ごとの運勢、さらに、日にちごとの運勢までもが、事細かく判る訳です。

詳細が判る代わりに、覚えることが多い訳です。

四柱推命をしっかりマスターした人からしてみればは、概念が少々違うから、その切替に悩んでしまうようです。占いのプロでも初めて「紫微斗数」に触れると、そこで第一の峠になるようです。

幸い、私は寄り道をせず、いきなり「紫微斗数」に入りましたから、「そういうもの」として覚えましたので違和感はありませんが。

紫微斗数も慣れれば、「命盤」を見ただけで、絵画を見るような感覚で、その人の人生傾向が即座に判るものです。そして、さらに詳細を診る場合、初めてここで『飛星」という奥義を使って、表面には現れない「思わぬ現象」を読み解くということになります。


延々と長い文章になりましたが、「何故、紫微斗数という占術を人々は知らないのか?」、ということを訴えたかった訳です。



見本の命盤を下記に掲載しておきます。(命盤二種類、女性歌手&殺人事件被害者)


左下の命盤は、もう何年も前の事件の被害者です。
当時は、週刊誌や新聞で、いろいろ真相が取りた出されました。
インターネット上には、彼女の年表が存在しています。
それによって、年月日に起こった、彼女の身の上の事が、亡くなる時期、殺害の様子などが『命盤』から鑑みることができます。


右下の命盤は、つい最近マンションから飛び降りて自殺されてしまった、有名歌手の命盤です。やはりインターネットに彼女の年表が存在していますから、生年月日から、過去の彼女の大きな出来事から出生時刻を推定の上、彼女の身の上に起きた様々な事件や出来事を検証して、命盤を特定してみました。亡くなった日は、彼女の人生の上では最悪の組み合わせの凶意を持った日であることが、『命盤』から観えます。

しかし、彼女が「もし」、その日を時期を乗り超えられたら、その後には明るい晩年が訪れたであろうと推察しました。残念です。


これら、2つの命盤の方々の実際の人生と命盤が語る象意とを、後々説明したいと考えています。しかし、これらは実在した人物であり、ご家族もありますから、その辺りも考慮しなければならないと考えております。
(下記の命盤はクリックすると拡大表示されます)





















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